平安妖異伝 の商品レビュー
この小説の続編が「道…
この小説の続編が「道長の冒険-平安妖異伝」になるのですが、道長-の方を先に読んでしまったために、こちらはいま一つでした。読むならこっちを先にすればよかった。平安の貴族、藤原道長と、不思議な力を持つ少年が、さまざまな怪異を解決していきます。なにも考えずにファンタジーの世界にはまりた...
この小説の続編が「道長の冒険-平安妖異伝」になるのですが、道長-の方を先に読んでしまったために、こちらはいま一つでした。読むならこっちを先にすればよかった。平安の貴族、藤原道長と、不思議な力を持つ少年が、さまざまな怪異を解決していきます。なにも考えずにファンタジーの世界にはまりたい時に。
文庫OFF
印象に残ったお話しは、象太鼓です。正月に摂政藤原道隆が、毎年同じでつまらないと酔った勢いで言った一言に、物の怪が京の都を騒然とさせるお話し、季節ごとに毎年同じ行事をする事の大切さを考えてさせられました。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2004/11/post_8.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
皆様が仰るように、「陰陽師」よりエンタメ性は低いけど、道長が良い人!舅姑とも円満で微笑ましい。ただ私、邦楽に疎くて、楽器絡みのエピソードが楽しめなかった。 個人的には、定子を挟んでの高階貴子vs詮子とか、見たかったなぁ。第1話で兼家が亡くなって、道隆が呑んでて…この人はどこのお話に出てきても、いつも「呑兵衛」扱い。ちょっと気の毒(爆)。源雅信とか源高明とかのもうひと世代上が分かってると、更に楽しめたかも。
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平安の都に跋扈する怪異を、主役とその相棒が解決してゆく・・・というスタイルの怪異譚で、 夢枕獏の「陰陽師」と同スタイルの短編集。 こちらは、雅楽器をキーワードとし、名器であるが故に魂を持ち、怪異を引き起こすという 経緯をたどる。 著者が八幡宮に仕える家系の生まれのためか、雅楽や雅...
平安の都に跋扈する怪異を、主役とその相棒が解決してゆく・・・というスタイルの怪異譚で、 夢枕獏の「陰陽師」と同スタイルの短編集。 こちらは、雅楽器をキーワードとし、名器であるが故に魂を持ち、怪異を引き起こすという 経緯をたどる。 著者が八幡宮に仕える家系の生まれのためか、雅楽や雅楽器への深い造詣が、無理なく 物語りにいかされている。 謎解きや怪異を解決するプロセスなどのエンタテインメント性では、 夢枕獏にやや軍配が上がるか。
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平安京に起る怪異を藤原道長さんと秦真比呂くんという少年楽士さんが解決する一話完結シリーズ。 夢枕獏さんの『陰陽師』と同じジャンル。 雅楽の知識が必ず絡んできます。 確かに面白いんだけど『陰陽師』に比べると登場人物たちに魅力がない。 真比呂くんは神仙の血を引いてるっぽいけれど、妙...
平安京に起る怪異を藤原道長さんと秦真比呂くんという少年楽士さんが解決する一話完結シリーズ。 夢枕獏さんの『陰陽師』と同じジャンル。 雅楽の知識が必ず絡んできます。 確かに面白いんだけど『陰陽師』に比べると登場人物たちに魅力がない。 真比呂くんは神仙の血を引いてるっぽいけれど、妙に無色透明・清廉潔白すぎて、キャラクターとして惹きつけられるものはありませんでした。 道長さんが良い人キャラなのは、別にかまわないんだけどね…。 ジャンルは好き。 でも『陰陽師』のが好き。 折井宏光さんの挿絵は良かったです。
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図書館で。 藤原道長ってどちらかというと悪役でそれも悪の親玉みたいな扱いをされているフィクションが多いと思うのですがこれは珍しくも善玉。しかも結構良い人。それが珍しい(笑) 陰陽師の陰陽氏が出てこないで楽師が色々解決していく版、みたいな。平安時代ならあってもおかしくないのかもな...
図書館で。 藤原道長ってどちらかというと悪役でそれも悪の親玉みたいな扱いをされているフィクションが多いと思うのですがこれは珍しくも善玉。しかも結構良い人。それが珍しい(笑) 陰陽師の陰陽氏が出てこないで楽師が色々解決していく版、みたいな。平安時代ならあってもおかしくないのかもなあ、というようなお話でした。まあでも陰陽師の方が面白いかなあ。続きもあるそうなので気がむいたら読んでみようと思います。
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藤原道長を不思議な少年、秦真比呂が助け、物の怪に挑む。平安時代の人々と物の怪の距離感の近さが伝わってくる、読み応えのある作品。
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「人が毎年、同じことを繰り返すのは、繰り返すことが永遠につながると信じているからでございます」 そうなのか!!そうかも!?
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不思議な力を持つ楽師の少年が藤原道長と共に、平安の都に起こる怪異を解決していく。 陰陽師の時代に、楽師の少年が物の怪を音楽の力で退治るところが面白い。道長も好漢なのが新鮮です。 妖怪などを好きな方は面白く読めると思います。
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