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敬虔な幼子 の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

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2011/09/19

三歳にしてヘンリー・クランプ坊やは、神の愛を知り、それから敬虔な日々を過し、四歳半にして、神の御許へ昇ってゆくまでを描く。 とはいえ、今回のお話は些かいままでとは感じが違うというか・・・いつも子供たちを不条理な不幸で描いていたが、今回の坊やは、自らすすんで敬虔なる生活を送りその結...

三歳にしてヘンリー・クランプ坊やは、神の愛を知り、それから敬虔な日々を過し、四歳半にして、神の御許へ昇ってゆくまでを描く。 とはいえ、今回のお話は些かいままでとは感じが違うというか・・・いつも子供たちを不条理な不幸で描いていたが、今回の坊やは、自らすすんで敬虔なる生活を送りその結果、病に斃れ天に召される・・・お涙頂戴もの??ま、そこはやはりゴーリーなので、額面通りの内容ではないのだろうけど、如何せんその裏にある意図が読みきれない、自分がかなしい。

Posted byブクログ

2009/10/04

信心深い敬虔な幼子のお話。 また多分にもれず不幸なんですが、敬虔だった為に不幸だった、という感じで。 純粋な存在は長く生きられないのか、正直者は馬鹿をみる、そういった印象を初め受けました。

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2009/10/04

敬虔な幼子:ヘンリー・クランプの物語 ヘンリーは子供特有の純粋さと信仰深さを持ち合わせた子だと思う しかし清く正し過ぎて、そこに奇妙さと少しの怖さを感じます まるで自分はこんなに敬虔なのだから絶対に救われると思っているかのよう

Posted byブクログ

2009/10/04

エドワード・ゴーリー好きです。 かわいらしくて敬虔で薄幸なこどもが主人公ですが、このこがどこかしらこわくて、何度読んでもおもしろい絵本です。

Posted byブクログ

2011/07/10

ゴーリーの描く子供たちはなんだか、すごいなあと思う。すべての運命を当たり前だって顔して受け入れているような。この話だと、皮肉とか傲慢さとか、含みのあるところがゴーリーらしさなのかなと思った。

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2009/10/04

純粋すぎるっていうのは罪ですよね…ゴーリーの絵が何とも言えん味を出しています。ゴーリーはどういう考えで、このお話を書いたのか…

Posted byブクログ

2009/10/04

ゴーリーの傑作のひとつ。 彼の作品は正に「皮肉」なところが魅力なんだけども、これは諸行無常の悲しさが出てる気がする。

Posted byブクログ

2009/10/04

エドワードゴーリーの中では一、二を争うほど好き。敬虔な幼子のかわいらしさと胡散臭さを愛してやまないよ!

Posted byブクログ

2009/10/04

本来、E・ゴーリーが変名で出版した作品だそうです。タイトルにもある通り、敬虔な少年の物語。この少年は「敬虔」という言葉では言い表せないほど敬虔です。信心深い人たちにありがちな押し付けがましさを、3才にして既に持ち合わせている様です。相変わらずの淡々とした描写と相まって、最後に少年...

本来、E・ゴーリーが変名で出版した作品だそうです。タイトルにもある通り、敬虔な少年の物語。この少年は「敬虔」という言葉では言い表せないほど敬虔です。信心深い人たちにありがちな押し付けがましさを、3才にして既に持ち合わせている様です。相変わらずの淡々とした描写と相まって、最後に少年が死んでしまっても「ああ!なんて可哀想な!」と感傷的にならずに済みました。それから装丁。うす紫のきれいなデザインをぶちこわしにするバーコードやISBNコードはステッカーで貼付してあるので、簡単に剥がす事が出来ます。これは特筆すべき配慮です!

Posted byブクログ

2009/10/04

まず辞書を引きました。 敬虔=神仏などを深くうやまいつつしむさま。 一心に信じる様はそれだけで意味ができるのかもしれない

Posted byブクログ