ラッシュライフ の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2011/09/07

時系列が複雑で若干混乱を招くけどいつのまにかすべて繋がっておもしろかった。泥棒の黒澤とリストラ親父と老犬が好き。

2010/11/08

時系列がパズルのようになっているのは気づいたけど、
そのせいか、話の内容がうまく整理できなかったというのが率直な感想。
メッセージ性には欠けるストーリーだけど、
パズルを解くのが好きな人にはお勧めできると思う。

2010/11/07

どうしてこの人はこんなにキャラクター造型がうまいんだろう。
空き巣の黒澤、情けない画商、リストラ無職。

また、構成を一度創ってバラバラにして再度
一気につなぎ合わせる。

追っかけたい小説家である。

2010/11/03

金持ち画廊経営者戸田と志奈子
泥棒の黒澤
蒼顔赤帽子の河原崎
気の強い京子と気の弱いサッカー選手青山
失業者豊田

が全く関係ないところから、徐々に関係、擦れ違っていくストーリー。

この形式の物語は、最初から最後まで楽しめるので息抜きの読書には最適。とても面白かった。

「嫌なことは心のなかにあるうちはさほどでもない。それが頭で入ってくると大変だから、考えないのが一番。」

という黒澤の台詞が物語後半にあり、なんか納得。

いい本でした。

2010/10/28

伊坂ワールド全開の作品でした。
それぞれの登場人物が最後にはつながるという
伊坂作品に多い展開ですが、それが複雑に絡み合いながらも
とても上手く結びついているといった感じ。
「主役のリレー」で上手にバトンタッチされた話が
展開されています。
「オーデュポンの祈り」や「陽気なギャング～」
（「チルドレン」もかな）の話も巧みに繋がっていて、
さすが伊坂さん！と思わせる作品でした。

2010/10/02

ポリシーを持った泥棒、傲慢な精神科女医、リストラされた中年、勝ち組の画商、宗教団体に関わった男それぞれのラッシュな物語。エンドで読み始めに戻ったような話の展開は不思議。

2010/09/23

内容（「MARC」データベースより）
歩き出したバラバラ死体、解体された神様、鉢合わせの泥棒-。無関係に思えた五つの物語が、最後の最後で一つの騙し絵に収録する。これぞミステリー!

2010/09/22

9/22：5つのストーリーがからみあうのだけど、時間軸が微妙にずれていて、そのずれが表紙のエッシャーのように渦を巻いているようかんじでとても心地よい。不幸な人達がたくさん出てきます。
9/19：エッシャーがとても素敵な表紙。フィッシュストーリーで出てた黒澤も出とるんだね。

2010/09/10

登場人物一人一人のストーリーが描き出されています。登場人物ごとに区切られているので、テンポ良く読めます。また、それぞれのストーリーが交わる瞬間がかっこいい！

（宮崎大学スタッフ）

2010/08/09

この作者の真骨頂ってやつですね。
こんな本を書いてくれてありがとうございます！
楽しかったです。