海馬 の商品レビュー
糸井重里と池谷裕二の気楽に読める対談本。良いマッチアップ。アタマがイイ/ワルイなんて議論にちょっと引っ張られ気味だが、「こんなヤツ(例えば頑固な人)は面白くない」とか、うなずいてしまう箇所多数。 アルツハイマーの検査に使う図 見て覚える課題・・・大人と子供で成績に差がない ...
糸井重里と池谷裕二の気楽に読める対談本。良いマッチアップ。アタマがイイ/ワルイなんて議論にちょっと引っ張られ気味だが、「こんなヤツ(例えば頑固な人)は面白くない」とか、うなずいてしまう箇所多数。 アルツハイマーの検査に使う図 見て覚える課題・・・大人と子供で成績に差がない 描いて覚える課題・・子供は見るだけの時と変わらず、大人は100点近い成績になる ⇒自分の手で描くことで「経験の記憶」(手続記憶だっけ?)になる。「経験の記憶」はつながりを認識する力のある大人が優れる。 (こうして読書ノートを作って良かった。。。) 「今まで一見ちがうと思われたものが、実は根底ではつながっている」ことに気づき始めるのが30歳を超えたくらいの時期・・・つながりを発見する能力 ⇒ある意味、自分の過去の経験に縛られてしまうという側面もある。脳(経験)に逆らうこともクリエイティヴィティには必要。 海馬は記憶のゲートキーパー。刺激により大きくなる、旅とかがプラスだろうと。隣に扁桃体がいてこちらは感情対応。海馬とは連携していて、好き嫌いで記憶を選り分けていると考えられる。 センスは記憶。 ⇒そう、やっぱり経験がモノを言うと思います。「どう経験するか」のスタンスを、また「センス」と言うのかもしれないけれど。 図形パターン(約500通り)に神経細胞が反応しているという実験は興味深い。理化学研究所田中啓治氏。 モーツァルト効果?『二台のピアノのためのソナタニ長調K.448』
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糸井さんとの対談で話題がどんどん広がって行く。脳の神経細胞も他の神経細胞とのつながりで経験を蓄積して行く。また、脳の可塑性でいちどつながった関係もどんどん変化していくことが重要だ。仕事にやるきがでないときは、まずやりだして行くことが重要。そうすると脳のやる気を出す部位が働き出す。...
糸井さんとの対談で話題がどんどん広がって行く。脳の神経細胞も他の神経細胞とのつながりで経験を蓄積して行く。また、脳の可塑性でいちどつながった関係もどんどん変化していくことが重要だ。仕事にやるきがでないときは、まずやりだして行くことが重要。そうすると脳のやる気を出す部位が働き出す。色々と面白くためになる話しが盛りだくさん。
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フォトリーディング&高速リーディング。後に高速を交えて熟読。 対談集なので速読はしにくかったが、まとめの項目があるのでその構造を利用して速読できる。 脳について面白い話満載であった。脳は鍛えられる。経験の記憶は感動することによって蓄積され、脳幹の細胞を増やす。 たくさん面白...
フォトリーディング&高速リーディング。後に高速を交えて熟読。 対談集なので速読はしにくかったが、まとめの項目があるのでその構造を利用して速読できる。 脳について面白い話満載であった。脳は鍛えられる。経験の記憶は感動することによって蓄積され、脳幹の細胞を増やす。 たくさん面白いことを、新しいことも含めて経験しようと思わされた。 星四つ。
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みなさん、脳は疲れないんですって。 疲れたぁ!と思っても、実際疲れてるのは目であり、 脳はタフなんですって。 仕事柄、誰かがする本の話や SNSの投稿に意識が行ってしまうものの、 12年前の本なのに、ここ2年くらいの間に4名の方がこちらについて 言及されていたので、読みました...
みなさん、脳は疲れないんですって。 疲れたぁ!と思っても、実際疲れてるのは目であり、 脳はタフなんですって。 仕事柄、誰かがする本の話や SNSの投稿に意識が行ってしまうものの、 12年前の本なのに、ここ2年くらいの間に4名の方がこちらについて 言及されていたので、読みました。 糸井重里さんと、東京大学薬学部助手(当時)池谷裕二さんの海馬にまつわる対談本。 5/11(月)に「『糸井重里さんの、ことば』を語る時間」 という座談会があるので、それに向けた下準備という 意味合いもあります。 でね、やっぱりみなさんがオススメ するだけのことはありました。 糸井さんのことばや着眼点にフォーカスしてしまうのは仕方ないにしても、対談相手としての糸井さんのコミュニケーション能力がやっぱりすごい。受け手の名手。 対談形式の本は得意じゃないもので、 これまで極力スルーしてきました。 今回も腰が重たかったんですが、 こないだTVで「僕は誰とでも、なんとかします」と おっしゃられていただけのことはあります。 各章にまとめがあるので、忙しそうなお客様には まとめだけをお読みすることをオススメしています。 池谷先生のあとがきの、学者たらん言葉のセレクトが、 「難しいことも、なるべくわかりやすい言葉で」をモットーにする糸井さんとの対比のようで、ピリリと締まります。 どちらもおもしろい。 脳のストッパーを外すと、 いいことあるかもしれないですよ。 「海馬/池谷裕二 糸井重里」 笑う人生プロデューサー 佐藤憂穂さんより頂戴した一冊。 ありがとうございました。
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池谷さんと糸井さんの対談形式で、海馬を中心とする脳機能について、わかりやすく教えてくれる本。 時々、糸井さんの質問や話が、集中して理解したいのにちょっと邪魔のように感じられたりもしたけれど、トータルで拝見すれば、やっぱり糸井さんの言葉がきっかけになって引き出された説明が多々あった...
池谷さんと糸井さんの対談形式で、海馬を中心とする脳機能について、わかりやすく教えてくれる本。 時々、糸井さんの質問や話が、集中して理解したいのにちょっと邪魔のように感じられたりもしたけれど、トータルで拝見すれば、やっぱり糸井さんの言葉がきっかけになって引き出された説明が多々あったことに気づく。 2002年発行の本なので、これ以降、脳科学の世界も池谷さんもぐんとバージョンアップされてるはず。早く別な本が読みたい。
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この本好きです。脳に関しては興味がありますが、知識がないことも多々あります。この本は対談形式で、わかりやすく説明されています。章の最後には、まとめもあるので解釈しやすい。おすすめ!
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定期的に脳関係の本が読みたくなるので、池谷氏の対談本を。 脳、記憶のしくみを知ることで勇気をもらえると同時に、 怠けてる自分に喝が入ります。 ■歳をとって記憶力が低下するんじゃないです。 →低下するのは、世界への関心と、身につけようとする情熱です。 ■脳はいくら使っても疲れ...
定期的に脳関係の本が読みたくなるので、池谷氏の対談本を。 脳、記憶のしくみを知ることで勇気をもらえると同時に、 怠けてる自分に喝が入ります。 ■歳をとって記憶力が低下するんじゃないです。 →低下するのは、世界への関心と、身につけようとする情熱です。 ■脳はいくら使っても疲れません。 →疲れるのは目。脳はどんどん使いましょう。 もう12前の前の本ですが十分読めます。 この間に池谷さんも大きな発見をいくつもされてますけど、基本は一緒ですね。 さて、歳を言いわけにしないで、色んな事に興味を持ってがんばろーっと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
"脳みそは30歳を過ぎると、「関係を捉える力」という能力が格段に上がるそうです。この本を読んで何だか勇気とやる気が湧いてきました。脳みそ万歳!"
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No.597 頭の良し悪しは、好き嫌いと同じ。 扁桃体が判断。 つながりを発見する能力。 脳は疲れない。 脳は見たいものしか見ない。
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好きなことや刺激を受けたことが記憶に残るのは、感情をつかさどる扁桃体と情報を選別する海馬が隣合っているからであること、経験メモリーがべき乗で成長すること、やる気を生み出す側坐核は刺激を受けないと活動しないことなど、脳の部位と活動の関係が理解できたのは収穫だった。五感を生かして刺激...
好きなことや刺激を受けたことが記憶に残るのは、感情をつかさどる扁桃体と情報を選別する海馬が隣合っているからであること、経験メモリーがべき乗で成長すること、やる気を生み出す側坐核は刺激を受けないと活動しないことなど、脳の部位と活動の関係が理解できたのは収穫だった。五感を生かして刺激を受けることができる場に身を置いて、経験メモリーを増やすといいらしい。 ・物忘れやド忘れが増えると思う理由は、大人はたくさんの知識を詰めているから、その中から知識を選び出すのに時間がかかるため。 ・大人は、まわりの世界に対してマンネリ感を抱いて前に見たものだと整理し、驚きや刺激が減るため、印象に残らずに記憶力が落ちたように感じる。まわりの世界を新鮮に見ていれば、脳は潜在能力を発揮する。 ・30歳を過ぎると、つながりを発見する能力が伸び、前に学習したことを活かせるようになる。 ・たえずおもしろいことを考えながら生き生きと暮らしていきたいと思う人と、これまでに心地よいものを求める人は、1対4くらいの割合。 ・経験メモリーは、べき乗で成長する。 ・脳に入ってくるすべての情報は、海馬で整理して必要な情報だけを選ぶ。 ・海馬は、感情をつかさどる扁桃体の隣にあり、密接に連絡を取り合っている。好きなものを覚えやすいのは、好きなものを判断するのも扁桃体だから。扁桃体を活性化すると、海馬も活性化される。 ・空間の情報が海馬にとって最も刺激になる。移動することを想像したり、どこかの場所の画像を見るだけでも刺激になっている可能性があるが、現場では五感の刺激を受けることができる。 ・やる気を生み出す場所は側坐核だが、ある程度の刺激を受けないと活動しない。しかし、一度始めると側坐核は自己興奮して、気分が乗ってきて集中力が高まる。
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