虚空 の商品レビュー
シリーズ物ということ…
シリーズ物ということですが、この作品だけ読みました。ハードボイルドです。
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スペンサー・シリーズ…
スペンサー・シリーズ22作目。スペンサーの朋友ベルソン部長刑事の新妻リーサが突然姿を消した。捜索を開始したスペンサーは・・・。極限状態におかれた人間の絶望と勇気を描ききる、シリーズ中屈指の感動作。
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スペンサー・シリーズの22作目。 長年の知り合いであるボストン警察殺人課の部長刑事のフランクが、 いつのまにか離婚し、若い妻リーサと再婚していた (しかもスペンサーとスーザンが結婚式に参列したらしい) と思ったら、そのリーサが行方不明になった。 スペンサーに捜索を依頼するのかと思ったら、 休暇をとって自分で探すと言っていたフランク。 だが、銃で撃たれて意識不明になってしまう。 めずらしくホークが不在で、 早撃ちのヴィニイが助っ人に来るのかと思っていたら、 「スターダスト」で知り合ったギャングのところから、 チョヨを借り出す。 今回の作品では、珍しく被害者の立場からの記述があって、 それ自体は別に良いのだが、 その記述から、失踪や駆け落ちではなく誘拐であること、 誘拐犯やその隠れ家がわかってしまい、 なんのひねりもない展開なのが拍子抜けだった。 ジェフリー・ディーヴァーの読みすぎか。 新興ギャングを古株のギャングに殺させただけだったが、 とにかくリーサが無事フランクの元に戻れてよかった。
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スペンサーシリーズ再読3冊目。ホーク不在、ベルソン意識不明の重体で物語が進行する変化球作。 当時はやり出したサイコサスペンステイストを取り入れているが、スペンサーにつく側の登場人物は総じて全員タフである。自分を律しているから強いのか、強いから自律できるのか…。 自分に絶望していたり酒におぼれたりふしだらだったり悪役側にはそういう人物も出てきて、弱い人間の俺には同情交じりの感情も出てくるが、弱くても出来る範囲でストイックに少しずつでもタフな側に暮して行こうと意識させられた1冊
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★粗筋★ ベルソンの妻を救え!瀕死の警部ベルソンから行方の分からなくなった妻のリーサを見つけてほしいと依頼を受けたスペンサー。 彼女は自らの意志で家を出たのか、さらわれたのか?何の手掛かりもないまま、手探りで捜査を進めるスペンサー。 スペンサーシリーズでは珍しい交互に物語が構...
★粗筋★ ベルソンの妻を救え!瀕死の警部ベルソンから行方の分からなくなった妻のリーサを見つけてほしいと依頼を受けたスペンサー。 彼女は自らの意志で家を出たのか、さらわれたのか?何の手掛かりもないまま、手探りで捜査を進めるスペンサー。 スペンサーシリーズでは珍しい交互に物語が構成される異色のプロットで読者を楽しませてくれます! いい感じにマンネリ化してきました。
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二十代の時に夢中になって読んだスペンサーシリーズの続きを十数年ぶりに読んだ。結論から言うとあまり面白くなかった。年のせいか?内容のせいか?間をあけすぎたせいか?自分自身の感性が変わってしまったのか?最後まで読んだがこれといった心の昂揚も無く読み終えてしまった。あんなに大好きだった...
二十代の時に夢中になって読んだスペンサーシリーズの続きを十数年ぶりに読んだ。結論から言うとあまり面白くなかった。年のせいか?内容のせいか?間をあけすぎたせいか?自分自身の感性が変わってしまったのか?最後まで読んだがこれといった心の昂揚も無く読み終えてしまった。あんなに大好きだったのになぜだ?無念。次巻に期待しよう!!
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正直言って、マンネリだなあと言う気持ちがした。特にスペンサーとスーザンに関しては、「いつものように」の一言で全部が片づいてしまいそうだ。レギュラーメンバーのひとりのプライバシーから始まるんだけど、まあその人が意外といえば意外で、この人にはこういう面があったのかとちょっと驚いたが...
正直言って、マンネリだなあと言う気持ちがした。特にスペンサーとスーザンに関しては、「いつものように」の一言で全部が片づいてしまいそうだ。レギュラーメンバーのひとりのプライバシーから始まるんだけど、まあその人が意外といえば意外で、この人にはこういう面があったのかとちょっと驚いたが、余り発展せず。敵役に関しても、以前どこかでみたことがあるような、まさにスペンサーシリーズによくあるパターンである。 そんなわけで、あんまり高い評価をしようとは思わないんだけど、ヒロインの意志の力には興味を持って読むことができた。むしろ、彼女を描く作者の筆遣いが興味深かったのかもしれない。実際に、こういった誘拐を扱うサイコ・サスペンスは最近多いから、これもまあありがちな感じではあるんだけど、今まで男の側から勇気や意志の力を描いてきた作者だからこそ、ヒロインの決意が力強く見えた。 が、全体としては、帯にあるような「感動」作を作ろうとして作りきれなかった作品のような気がした。
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