青空チェリー の商品レビュー
(多分)新潮社による「女による女のためのR−18文芸賞」の第1回大賞作品だそう。以前読んだ、吉川トリコ(?)もそうだし、前から少し興味があって、やっと手に取った。表題作は、書いてある表現とかはR−18なのかもしれないけれど、とても爽やかで気持ちよかった。そして何よりも最後の「ハニ...
(多分)新潮社による「女による女のためのR−18文芸賞」の第1回大賞作品だそう。以前読んだ、吉川トリコ(?)もそうだし、前から少し興味があって、やっと手に取った。表題作は、書いてある表現とかはR−18なのかもしれないけれど、とても爽やかで気持ちよかった。そして何よりも最後の「ハニィ、空が灼けているよ。」では、大泣きした。すごくリアルな感触がして、ものすっごくボロボロ泣けた。。って、作者さんは私よりも若いのね。。。
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ちょっとエッチで甘酸っぱい恋愛短編集。 ストーリーとしてはどれも面白いんだけど、物足りなさが残る。もう一ひねり欲しいところ。惜しい感じ。 特に「ハニィ、空が灼けてるよ。」は、戦争を背景にしてる割には軽い。でも現代の若者から見た戦争は、案外こんなもんかもしれない。 そして「ダーリ...
ちょっとエッチで甘酸っぱい恋愛短編集。 ストーリーとしてはどれも面白いんだけど、物足りなさが残る。もう一ひねり欲しいところ。惜しい感じ。 特に「ハニィ、空が灼けてるよ。」は、戦争を背景にしてる割には軽い。でも現代の若者から見た戦争は、案外こんなもんかもしれない。 そして「ダーリン」「ハニィ」と呼びあうまでの過程が、何だか白々しくていただけない。 大幅に加筆修正されたらしい文庫版が気になるところ。
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三編のお話しが入っていますが、私は三編目の「ハニィ、空が灼けてるよ」が一番好きです。 上手くは言えませんが、とても面白くて一気に読んでしまいました。 オススメです。
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あ 豊島ミホ!と思って読むと多少驚く 特に底辺女子高生を読んだ後では…(笑)まあ青空チェリーの方が先なんだけど 檸檬の頃や底辺女子高生と違ってなかなか過激な内容ありで最後の話はなかなかシリアス。でもほんのちょっと安心する文体はそのまま。とにかく一味違う豊島ミホです
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2007.11. まさか、豊島さんのデビュー作がこんな青春小説だったとは。予備校の屋上、晴れわたる空の下、近くのラブホを覗きながら…。ちょっと、びっくりしたよ。同時収録も、今と比べてはるかに性描写が多いし。文章も、まだ肩に力はいってるけれど、原点はここなのかも、しれない。
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表題作は、豊島さんのデビュー作だけれどそれよりも『ハニィ、空が灼けているよ。』が印象的でした。作品の空気がすき。
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今回読んだのは、第一回「女による女のためのRー18文学賞」読者賞を受賞した、豊島ミホの青空チェリーです。まぁ、そんな名のつく賞をとった作品だから、エロ小説だと思われるけど(笑)実際はそうでもありません。金原ひとみの作品のほうがよっぽど18禁ですよ。 青空チェリーの他に「なさけない...
今回読んだのは、第一回「女による女のためのRー18文学賞」読者賞を受賞した、豊島ミホの青空チェリーです。まぁ、そんな名のつく賞をとった作品だから、エロ小説だと思われるけど(笑)実際はそうでもありません。金原ひとみの作品のほうがよっぽど18禁ですよ。 青空チェリーの他に「なさけないこころ」「ハニィ、空が灼けているよ。」が収録されていたのですが、あたしはハニィ〜のほうが結構好き☆ 戦争?の恋愛について書いたものなんだけど、最初この「戦争」が意味するのは、何か戦うべきモノとかそーゆー抽象的なものだと思って読んでたのね。だって主人公は(おそらく)都内難関大学の法学部に通ってるって設定だから。戦争?に大学なんてありえない、と思ったし。 しかし、これは思い切りフィクションで、現代に起こった戦争?の物語なんです。イラクとかの事があるから、全くありえない感じじゃないけど…。 おもしろいけど、何だか考えさせられる作品でした。
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文庫版を読んだ上でどんなものかと思って読んでみましたデビュー作。ハニィ、断然文庫版の方が良いですね。重みが違う、というか、こっちはあんまり心に残らない。成長を感じさせます。
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上の作品に同じく、レビュー参照。 若い作品だなー…と、本全体から漂ってくる軽さに、少しだけ眩暈がしそうな、そんな気持ちで読みました。 深く考えずに読むのがお勧め。 女による女のためのR-18文学賞大賞読者賞受賞作、というのはなかなか伊達じゃない気がします(苦笑) 私的には、三作...
上の作品に同じく、レビュー参照。 若い作品だなー…と、本全体から漂ってくる軽さに、少しだけ眩暈がしそうな、そんな気持ちで読みました。 深く考えずに読むのがお勧め。 女による女のためのR-18文学賞大賞読者賞受賞作、というのはなかなか伊達じゃない気がします(苦笑) 私的には、三作目の「ハニィ、空が灼けているよ。」が好き、というか、気になりました。 戦時下でのラブストーリーなんですが、行き着く先がちょっとよく見えなかった感じ有。都に残してきた人だけ が「恋人」だから、今一緒に居る彼は「ダーリン」であって「恋人」じゃない。愛しくても大切でも、「ダーリン」 …なんとなく、言いたいことがわかるような、いや、まったくわかんない!と本を投げたくなるような複雑な 心境。 うーん、うーん…オススメは特にしないのですが、レビューとか各種書評の部分で興味を持ったなら、一度 手にとって見てはいかがかと思います。 (2003年11月25日)
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「なけないこころ」が好きです。 やってることは、無茶だけど。 「認めたくなかった」とか、「ただ許されたかっただけ」とか。 好きなっちゃいけない人も、しちゃいけない恋もないと思うんだけど、でも。 他の2篇はあまり好きじゃないです。
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