ジハード(11) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古書店にて購入。実在の人物らをモデルにした大河ファンタジーもこれにて完結。魅力的なキャラたちの別れのシーンが幾つも描かれ、その度に往時のやり取りを思い返しては寂寥感が……。ラスカリスの代替みたいな扱いだったジャラールがここに来て名言を連発、物凄い存在感を示してくれた。また集英社文庫版ではリチャード獅子心王妃として特異な活躍を見せるベレンガリアも、ここでは会話文に一瞬出て来るだけなのね。そして紆余曲折はあったものの、最後を締めてくれたのはやはりあの二人。あとがきにもある通り、後年の王位争いは端折って正解。
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