今夜は眠れない の商品レビュー
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聡子さん、女優だな。家族ぐちゃぐちゃになっちゃうかとドキドキしていたら結果誰も傷つかない、後味すっきりなハッピーエンドのミステリー初めて読んだ。ちょっと雅男くん達観しすぎだけどね。
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初期の宮部みゆき作品。この頃の作品は全体に優しさが漂っていて読みやすい。父親が娘に勧めるには悩ましいところ。
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主人公の男の子が一人称で軽やかに語るので気楽の楽しむことができた。面白かった。ラストはちょっと強引かもっていう印象を受けたが、それも許せる。軽快ってのは心地よい。
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すごく面白くて一気に読んでしまった。 作中に出てくる「放浪の相場師」こと澤村直晃はルパン三世、「マダムアクアリウム」は峰不二子みたいだなと思って読んだ。
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・11月14日に読み始め、16日に読み終えました。 ・おもしろかった! 宮部みゆきは『ブレイブ・ストーリー』以来で2作目なんだけどどっちも話の始まりに父の浮気により両親の仲が険悪→離婚という流れがあったな。宮部みゆき作品にはこういうのが多いのか?それとも私が手に取った2作だけで偶然なのかな。 ・だから、最終的に復縁(縁切ってないからこの言い方も変だけど)して結びつきが深まったの意外な感じだった。澤村氏の行動の結果もたらされた迷惑的なものがめちゃめちゃ迷惑だなと感じてしまい、いい気持ちで読み終えられたかというとすぐ頷けるようなものではなかったんですが、わりとまるく収まってよかったです。ちょっと調べたら角川つばさ文庫でも出てるらしいね。これは子供にも大丈夫そうだ。 ・(迷惑的なものの話に戻る)でも最終的に父親の気持ちがお母さんと雅男くんにあることを試すことができてよかった…… のかなあ。お母さんも最初から協力していたというし、あの時点で大金を手に入れたら離婚することになるだろうしそうでなくとも惨めな気持ちになると言って辞退していたし、いずれにしても父母の関係は良くなってなかったろうし…… ・両親の仲のよさというのは家庭環境に直結するから、それが良くなるのなら子供に対しても良いものなんだけど、何も知らないで様々な迷惑的なものを被った雅男くんは一体さあ…… みたいな気持ちになっちゃうんだよな。島崎くんと奔走するのは楽しそうに感じたし喉元過ぎればいい思い出になるのかなあ。うーん。 ・たかいたかいの思い出が、結局腰痛を押してお父さんがやってくれてたものだった、っていうのがなんか良かった。その後豚の貯金箱にお金を貯めてたことを指摘された島崎くんが「単純な方法こそ真理に近いんだ」と言ってたことがまたよかったな。 ・島崎くんのこともっと見たかった(こういうキャラクターが好き)。二人の奔走シーンが好きだったので島崎くん居ないとこで物語終わりそうだったの残念だったから最終的にいいとこ(?)持っていってくれてよかった。続編があるっぽいので近いうちに読みたいな!!
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P276 一番早く駆けるものが必ずしも勝つわけではなく、勝っているように見えるものが必ずしも勝者ではないということを。賭ける価値があるかどうか見定めるために、やっぱりかけねばならないものがあることを。 いつかきっと、こんなふうに、胸が苦しくなるほど月が美しく輝く夜にーーー。 それは、その時のためのお話。 おもしろかった。 もし5億円がポンと入ったら、どうするだろう。 そしてこの緒方家はどうなるのだろう、と読み進める。 正直、中学生や高校生の子どもに分類される子達が、主人公になっている本は、少し読むのを躊躇する。 大人が色々な事に巻き込まれるのや、色々な経験を積んでいくのは、別に気にならない。それが子どもになると自分の中で、その出来事の受け捉え方が大きくなり「大丈夫かな」と余計な心配をする。子どもは守られた世界で少しの傷つきはあっても、大きく傷つかないで欲しい、と勝手に思っている。 「最後はいいわよ。」とこの本を先に読んだ母は話していた。 確かに!最後にそんな回収の仕方があれば、最初不倫で始まるこの話もありだという感じに思えてくる。 読みごたえのある本だった。
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読みやすい話でした マダム・アクアリウムの気持ちと 聡子さんの気持ち、大人だなあと思いました そして島崎もとっても大人 お金は本当に大事だなと、 色々な方面で、価値観で、大事だなと思いました
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とても読みやすい。読みやすすぎて物語の中で起きてるあれこれの緊迫感がいまいち伝わって来ないうちに話の真相が分かり終っていく印象。
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初めての宮部みゆきさん作品。「ぼく」が語る形で物語が進んでいくが、「なんだってさ」とか「だもんね」という子供口調に違和感があって、ストーリーよりもそちらに気を取られてしまった。20年ほど前の作品だったので、次回は新しいものを読みたい。
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ごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。“放浪の相場師”とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と真相究明の調査にのりだした。(e-honより)
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