夏のロケット の商品レビュー
13 ロケッティアは宗教である、といわんばかりのロケット好きの大人たちの青春ストーリー。多少ストーリーは無理やり感のある進行が見受けられるが、ご愛嬌。 サクサク読み進める。
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高校生の頃、ロケット班としてローンチを繰り返していた「ぼく」と仲間たち。 時は流れ、記者となった「ぼく」の元に、かつての仲間が作ったパーツの形をしたミサイルの話が届いて・・・? 途中から最後にかけての展開にはすごい勢いがあった。
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忘れかけていた子どもの頃の夢を思い出させてくれる物語でした。 [あらすじ] 火星に憧れる高校生だった高野は、 現在は新聞社の科学部に所属する担当記者。 過激派のミサイル爆発事件の取材で同期で敏腕純子とともに事件を追ううちに、 高校時代に天文部ロケット班で一緒だった仲間の活動に徐...
忘れかけていた子どもの頃の夢を思い出させてくれる物語でした。 [あらすじ] 火星に憧れる高校生だった高野は、 現在は新聞社の科学部に所属する担当記者。 過激派のミサイル爆発事件の取材で同期で敏腕純子とともに事件を追ううちに、 高校時代に天文部ロケット班で一緒だった仲間の活動に徐々に巻き込まれて行く。 火星を目指して自力で小型ロケットを作っていた高野たちロケット班のメンバーは、 高野を除いてはその夢を今まで諦めずに持ち続けていたらしい。 商社マンとして活躍している北見、 宇宙開発事業団でロケットの研究を続けている日高、 大手特殊金属メーカーで材料工学の研究員として才能を発揮している清水、 医者の息子ながらロックミュージシャンとして大成功している氷川。 そんな彼らが目指した先には自力でロケット開発を行い、 宇宙空間に飛び出して行こうという壮大な夢が掲げられていたが、、、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この物語は川端裕人さんのデビュー作で、 第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞した作品です。 しかし、ミステリーの要素はあるものの主軸になっている訳ではなく、 「ロケット」という個人では作れないものを作って行くという過程が、 読み進めて行くうちに非常にワクワクさせてくれる主軸となっていきます。 試験用のロケットを打ち上げるもののなかなか思いどおりに飛ばない。 材料などにお金をかけないというロシアの技術を得るために、 ありとあらゆる手段を使って情報を探り物品を集めて行く。 そういった過程が実にテンポ良く描かれていて、 ロケット開発と平行して描かれているテロ活動の操作など、 ハラハラ、ワクワクしながら読み進めていける作品でした。 そして迎える宇宙空間を目指した自作ロケットの開発と製作の過程は、 想像していたよりも非常に感動的な結末を迎えることになります。 秋の夜長に一気読みするには最適の一冊ですし、 読み終わった時に清々しい爽快感を覚える一冊です。
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川端裕人さん。初読み。 ブクログのレビューをみて手に。 面白い! 読後、こんなに興奮がおさまらなかったのは久しぶりです。 感動とか、泣けるとかではなく、ただただ興奮。 これはもう、冒険小説だと思う。 舞台は現代の日本で、登場人物はいい大人たちなんだけど(笑) でもちょっとだけ...
川端裕人さん。初読み。 ブクログのレビューをみて手に。 面白い! 読後、こんなに興奮がおさまらなかったのは久しぶりです。 感動とか、泣けるとかではなく、ただただ興奮。 これはもう、冒険小説だと思う。 舞台は現代の日本で、登場人物はいい大人たちなんだけど(笑) でもちょっとだけ、悔しさも感じたりして。 自分の好きなことってなんだっけかな?夢はなんだったかな?って振り返ってしまったり。 そして、今の仕事に誇りはあるかな?って・・・。 ちょっとだけ。 こういう気分になれるから、読書っていいなぁ。って改めて思わせてもらえる本でした。 あぁ~面白かった!
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夏休みの読書にお勧め。奇想天外ながら科学技術にはしっかりとした裏付けがあり、理系の人にはたまらない冒険小説かな。 本書を読むと、本当に人間を乗せて帰還するわけではない、ならばロケットなんて簡単に作れそうな気がして来る。 今や安物のパソコンでさえ、ソユーズやアポロを打ち上げたことの...
夏休みの読書にお勧め。奇想天外ながら科学技術にはしっかりとした裏付けがあり、理系の人にはたまらない冒険小説かな。 本書を読むと、本当に人間を乗せて帰還するわけではない、ならばロケットなんて簡単に作れそうな気がして来る。 今や安物のパソコンでさえ、ソユーズやアポロを打ち上げたことのコンピューターよりも優秀。素材だって当時より遥かに進んでいる。 アマチュアが作れない大きな理由は、日本では燃料が素人には非合法だから。 著者は日本テレビ出身のジャーナリストでコロンビア大学の客員にまでなった。その取材力と学習能力がいかんなく発揮された第一作目だ。
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面白かった。無性にSF心をくすぐられる小説だった。てか俺はディープなSFの人じゃないけど、ひたむきに宇宙を目指すその心意気とその技術描写に高い親和性を感じた。更に言えば『火星年代記』とか出てくるともううれしくって仕方がない。登場人物たちの夢を追いかける姿、そして夢を夢のままにしな...
面白かった。無性にSF心をくすぐられる小説だった。てか俺はディープなSFの人じゃないけど、ひたむきに宇宙を目指すその心意気とその技術描写に高い親和性を感じた。更に言えば『火星年代記』とか出てくるともううれしくって仕方がない。登場人物たちの夢を追いかける姿、そして夢を夢のままにしない行動力が素敵だ。マーズ一八号の打ち上げには俺も実際に参加しているような気分になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校時代の仲間たちが、大人にってから当時追い続けた夢を再燃させロケットを打ち上げる話。日本版「遠い空の向こうに OCTOBER SKY」ですね。随所にロケットの仕組みや知識が散りばめられていて、そんな所も非常にリアリティがあります。
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子供の頃、宇宙に行きたいと一度は考える。宇宙好きの仲良しグループだった子供たちは大人になり別々の道を行き社会で生きている。しかし夢はあきらめていない。それぞれがロケットに必要な知識や材料を調達できるような会社でスキルアップしています。そして時が来ると夢を実現するため仲間は再び集ま...
子供の頃、宇宙に行きたいと一度は考える。宇宙好きの仲良しグループだった子供たちは大人になり別々の道を行き社会で生きている。しかし夢はあきらめていない。それぞれがロケットに必要な知識や材料を調達できるような会社でスキルアップしています。そして時が来ると夢を実現するため仲間は再び集まります。 童心を思い出し、何年経っても変わらない友人。心が温かくなる本です。
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面白かった。どこに話がとんでいくんだろうと思いながら読んでいた。 大人っぽくない大人が繰り広げる突拍子もないお話。けれど、ずっと夢を追いかけていたいとも思えるお話。 宇宙には漠然とした憧れがある。火星のみならず。宇宙から見た地球はどう見えるんだろう。一度でいいから見てみたい。そ...
面白かった。どこに話がとんでいくんだろうと思いながら読んでいた。 大人っぽくない大人が繰り広げる突拍子もないお話。けれど、ずっと夢を追いかけていたいとも思えるお話。 宇宙には漠然とした憧れがある。火星のみならず。宇宙から見た地球はどう見えるんだろう。一度でいいから見てみたい。そんな、夢が夢で終わらないから、きっと出来ることなんだろうな。
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高校時代、火星にロケットを飛ばそうとしていた主人公たちが、大人になってもう一度ロケット制作に乗り出すはなし。単なる青春ワンサゲンってだけじゃなく、みんなそれぞれ打算や目的があるのがカッコイイ。大人ってかっこいいなー。早くなりたいなぁ。 これの青春濃度を濃くしたら、「雲の向こ...
高校時代、火星にロケットを飛ばそうとしていた主人公たちが、大人になってもう一度ロケット制作に乗り出すはなし。単なる青春ワンサゲンってだけじゃなく、みんなそれぞれ打算や目的があるのがカッコイイ。大人ってかっこいいなー。早くなりたいなぁ。 これの青春濃度を濃くしたら、「雲の向こう、約束の場所」とか「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」になる感じ。
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