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地下鉄 の商品レビュー

4.8

23件のお客様レビュー

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台湾の絵本作家ジミー…

台湾の絵本作家ジミーの人気絵本。盲目の少女が外の世界へ一歩踏み出す物語です。決していいことばかりではないけれど、希望は、幸せはきっとそこにたくさんあります。丁寧で素敵な絵とともに心に静かに語りかけてくるような本当に素敵な絵本です。

文庫OFF

本の1ページ1ページ…

本の1ページ1ページが、詩の様な短い言葉で書いてあるのに、全体を通すと物語になっている本なので、読みやすく、絵もすごくステキ♪ジミーさんが書かれている本は、どれも癒し系で、読み終わった後、気持ちが強くなれる気がするので、大好きです。

文庫OFF

本の1ページ1ページ…

本の1ページ1ページが、詩の様な短い言葉で書いてあるのに、全体を通すと物語になっている本なので、読みやすく、絵もすごくステキ♪ ジミーさんが書かれている本は、どれも癒し系で、読み終わった後、気持ちが強くなれる気がするので、大好きです。

文庫OFF

2023/10/05

再読。何と言っても丁寧で繊細なジミーさんの絵がステキ。視力を失った少女の絶望と希望がジミーさんの優しさに包まれた絵と言葉で描かれている。一歩踏み出す勇気を与えてくれるとともに、幸せとは何かを考えさせられる絵本。最後にリルケの「盲目の女」の詩が載っていたり原題が「S ound o...

再読。何と言っても丁寧で繊細なジミーさんの絵がステキ。視力を失った少女の絶望と希望がジミーさんの優しさに包まれた絵と言葉で描かれている。一歩踏み出す勇気を与えてくれるとともに、幸せとは何かを考えさせられる絵本。最後にリルケの「盲目の女」の詩が載っていたり原題が「S ound of Colors」ということもあってか、どのページからも音が聞こえてくるような感じがした。 心に残った言葉 ・幸せは ほんの近くに 隠れているかもしれない ・飛び立つ勇気があれば 苦しみから逃れることができる ・明日を信じる心があれば 道を見つけることができる ・つまずき ぶつかって やっと気づく 求めるだけでは 手に入らないのだと ・私も 探してみよう ・心に輝き始めた かすかな光を

Posted byブクログ

2021/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三部作の中でこの本が一番好きだな。 最後の 〝今を生きずに 一を生きるというの  すべての色は 音にかわり 香りに変わる  すべての色は 限りなく美しい音色で応えてくれる  たとえ本を読むことができなくても  木々の間を抜けて吹く風が ページをめくり  私に 優しく物語を きかせてくれる  そして 人の命を花のようにつみ取る 死さえも  もはや 私の目を つみとることは できない  リルケ「盲目の女」より〟 もし、目が見えなくなって本が読めなくなったら、この詩を思い出したい。

Posted byブクログ

2021/06/09

台湾の絵本。 15歳の盲目の少女のモノローグ。 原題は、"Sound of Colors"、直訳すれば「色の音色」。 絵本の最後の部分で、主人公の少女は語る。 ・・・・・・・・・・・ 私も 探してみよう 真っ赤な りんごを 金色の 一葉を 心に輝き始めた か...

台湾の絵本。 15歳の盲目の少女のモノローグ。 原題は、"Sound of Colors"、直訳すれば「色の音色」。 絵本の最後の部分で、主人公の少女は語る。 ・・・・・・・・・・・ 私も 探してみよう 真っ赤な りんごを 金色の 一葉を 心に輝き始めた かすかな光を ・・・・・・・・・・・ それに対応する形で、リルケの「盲目の女」の詩で物語は締めくくられる。 ・・・・・・・・・・・ 今を生きずに いつ生きるというの すべての色は 音にかわり 香りにかわる すべての色は 限りなく美しい音色で応えてくれる たとえ本を読むことができなくても 木々の間をぬけて吹く風が ページをめくり 私に 優しく物語を きかせてくれる そして 人の命を 花のようにつみ取る 死さえも もはや 私の目を つみとることはできない ・・・・・・・・・・・ 盲目の少女が希望を取り戻すところで物語は終わるが、それまでの間に、少女は希望と絶望を繰り返し味わうし、この物語の後で少女が希望を持ち続けるかどうかも分からない。しかし、少なくともそのような希望を持ち続けることが出来る可能性を示唆して物語は終わっている。 絵本の文章のボリュームは小さいが、絵のボリュームは膨大。温かい雰囲気の絵柄と色使いにも希望を感じることが出来る。

Posted byブクログ

2021/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原題「Sound of Colors」 地下鉄の入り口で 天使に「サヨナラ」と 言われた日から 私の目は 少しずつ 見えなくなった からはじまる本。冒頭からぐっとくる。 『今を生きずに いつを生きるというの』 という部分が心にのこる。 盲目の少女が鮮やかな世界に飛び込むものがたり。 ジミーさんの独創的なデザイン性やレイアウトがすてきな一冊。

Posted byブクログ

2018/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵本だし、文字数少ないし、と手に取ったら、とても深い内容でした。心にぐさりとくる言葉や、背中を押してくれる言葉の数々。何度も読みたい一冊です。

Posted byブクログ

2018/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内に閉じこもってばかりの盲目の少女が一歩を踏み出す。 地下鉄に乗ってどこまでも、果てしない旅が始まった。 光のない暗闇で、迷いながらも少女が見出だしたものは希望・幸せ・光。 鮮やかな色彩に力強い言葉が宿る。 これ以上一歩も踏み出せずどうどう巡りにさ迷う人々に対し、作者からの心のこもったメッセージが心を打つ。 大丈夫だよ、と救いの手が差し伸べられる。 「つまづきぶつかってやっと気づく。求めるだけでは手に入らないのだと」 やがて少女は自らの意思で旅を終えるのだ。 落ち葉の中に隠された金色に輝く"幸せの一葉"を、私もあの少女のように見つけることができるだろうか。

Posted byブクログ

2016/01/10

色鮮やかな絵がとても印象的な、優しいお話。胸がぎゅっとなる時もあるし、悲しい気持ちもあるけれど、光が見えるようなお話。とても好き。 2016/1/9

Posted byブクログ