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黄色い目の魚 の商品レビュー

4.2

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2012/03/09

高校生のときにこの本に出会えてよかった。あのころの自分にすごくマッチする。あの年頃特有の痛々しさ。みのりの不器用さが苦しみが痛いほどわかる。これからも度々読んでいきたいです。私にとって大切な本。

Posted byブクログ

2012/02/29

痛いところをグリグリついてくる。 高校生の恋愛だけど、何かが欠落した大人たちが沢山かかわってくるのでストーリーも面白かった。

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2012/02/15
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サッカー少年で、離婚した父”テッセイ”に会ったことで絵に目覚めた木島 家に居場所が無く、イラストレーターの叔父”通ちゃん”ちに入り浸っている村田みのり 高校生って学校で友達に見せる顔と違う顔を持ち始める それが魅力  2人は絵を通して それに気が付いた ゆっくり恋愛が始めっていく みんな悪い人すぎず、良い人すぎず、普通に描かれていて好きだな ----------------- 「もっと描いたら?絵をたくさん」 「もっと」「本気で」  … 『本気って、ヤじゃない?』 僕が聞くと、村田は理解できないという顔つきになった。 『こわくない?自分の限界とか見ちまうの?』  … 「いいな木島クンは やれることがいっぱいある」 「私は何もしていない。限界が見えるようなこと、何もできない」  … 「でも何が好きかだけは、わかってるんだ」

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2012/01/06

これを読んでずいぶん経ったけど、 未だに忘れらない作品。 読み始めは、正直おもしろいとは思わなかったけど、読み進めていくうちと…… おもしろい!! 2人の視点で描かれていて、それぞれに感情移入してしまった。 もう一回読みたいと思います!!

Posted byブクログ

2011/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 親子と恋愛ものの連作。男の子(木島)と女の子(村田)視点で話が進みます。  母親いわく「いい加減で最低な」父親に、幼い頃に一度だけ会った木島。いつの間にか、父がただ描き続けていたように、絵を描いている。  家庭内で浮いていると感じる村田。叔父である通のところに入り浸るが、叔父以外とはどうもうまくいかない。  という二人が出会うのですが、お互いと、そして自分自身を理解していく過程がゆっくり丁寧に書かれていて、他の人でなく、この二人だったんだなあというのがすんなり入ってきます。よかったねと思える。そして、幸せであってね、と。    中学生高校生の頃って、そう言えばこんな風だったかなーとか思ったり。周りが子どもだと思うほど、本人たちは子どものつもりじゃなかったんだけど、やっぱり振り返れば子どもなんだよなー。  さて、分からなかったのは通ちゃんと似鳥ちゃん、の出会い?というか、なんだろ? 昔、モデルとして適当に撮った写真の中に、色々諦める前の似鳥ちゃんがいたのかしら。で、その少女をずっと描き続けていた、と。・・・なのかな?  あの二人にも話がありそうだなー、読みたいなーと思ったのです。

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2011/11/30

マジになるのって、こわくない?自分の限界とか見えちゃいそうで。木島悟、16歳。世界で最高の場所は、叔父の通ちゃんのアトリエ。ずっと、ここに居られたらいいと思ってた。キライなものを、みんな閉め出して…。村田みのり、16歳。鎌倉、葉山を舞台に木島とみのり、ふたりの語りで綴られるまっす...

マジになるのって、こわくない?自分の限界とか見えちゃいそうで。木島悟、16歳。世界で最高の場所は、叔父の通ちゃんのアトリエ。ずっと、ここに居られたらいいと思ってた。キライなものを、みんな閉め出して…。村田みのり、16歳。鎌倉、葉山を舞台に木島とみのり、ふたりの語りで綴られるまっすぐな気持ちと揺れる想い。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 面白かった!! みのりちゃんがツンツンしてるとこも憎たらしくて可愛かったけど、最後の方で落ち着いて行くのがなんとも落ち着くね! あと木島くんのサッカー部でのいざこざのとこも好きだ!!

Posted byブクログ

2012/12/01
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本気ってこわくない?限界見えちゃいそうで。 見たこともない限界にたいして、おびえていた頃。 あの頃、あんなにもまっすぐで、伸びやかだった気持ち。 いつのまになくしちゃったのかな。 ふたりがであってくれてほんとうによかった。 14歳は大人が考えるよりずっと大人なんだと思う。 確かそうだった。 自分と重なるところもあったせいか、木島にも村田にも終始心がゆさぶられてばかりだった。 大人になった今に、こんなにも十代の恋愛をテーマに書いた小説に心揺さぶれるなんておもっていなかった。 本当に、10代の頃にであっておきたかったな、ってつくづく思った。 でも今でも出会えてよかったと思う。

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2011/09/28

これがどうして中学生の推薦図書なんだろう?? ヒジョーに疑問。 未成年の飲酒、未成年に対してのアルコール販売、肯定すてるの?それともいいじゃないって?アルコールは、適切な量の摂取以外は体に悪いことは証明されているのに。 さらに、ベルスコーニ首相の事件も最近あったけど、未成年それも...

これがどうして中学生の推薦図書なんだろう?? ヒジョーに疑問。 未成年の飲酒、未成年に対してのアルコール販売、肯定すてるの?それともいいじゃないって?アルコールは、適切な量の摂取以外は体に悪いことは証明されているのに。 さらに、ベルスコーニ首相の事件も最近あったけど、未成年それも15歳と40歳のカップルなんて・・・。 親も親だけれども、子も子。 崩壊した家庭をなんとなーーーくかっこ良く書いているように思えて嫌だった。

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2011/09/07

中学のとき模試のテストの問題文で惹かれて買った。すごくせつなくて苦しくなった。本気ってこわくない?限界見えちゃいそうで。っていい言葉にわたしは共感した。

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2011/07/20
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 いわゆる青春小説。適当にハッピーエンドで終わらせず、しっかりドロッとしたとこを盛り込んでるあたりがエライ。高校生のときに読みたかったような気もする。  これまで考えてもみなかったけど、人物画を書くってすごいことだよなあ。 胸がちぎれそうなさびしい気持ちになるのに、いつまでも、そこにいたいと思う。 世界に俺を出していくことはできなかった。だから、世界を俺の中に入れているのだ。 いい顔になりたい———とふと思った。 「最後は自分だけだ。誰かのせいにしたらいけない」

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