黄色い目の魚 の商品レビュー
木島は何かに真剣に取り組むことから逃げている。限界を知るのが恐いから。 村田は他人と付き合うとすぐに嫌いになってしまう。その子のことをよく知ろうとしないから。 そんな悩みを抱えた2人が、出会ってから変わっていく様はおもしろい。 私も彼と付き合ってから変わっていったように。彼も私と...
木島は何かに真剣に取り組むことから逃げている。限界を知るのが恐いから。 村田は他人と付き合うとすぐに嫌いになってしまう。その子のことをよく知ろうとしないから。 そんな悩みを抱えた2人が、出会ってから変わっていく様はおもしろい。 私も彼と付き合ってから変わっていったように。彼も私と出会って変わっていったのかな。そうだといいな。
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感想 狭い世界を自分で満たす。居心地が良く抜け出せない。抜け出す理由がない。しかし幸福はそこにはない。高校から大学、社会へと歩みを進める。
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高校生のときに読んで甘酸っぱい気持ちになった思い出があった作品。 10年ぶりくらいに読んでみて、全然違う印象でした。甘酸っぱい気持ちは変わらず、でも高校生の頃のほうがすらすら読めていたかも。 今は通ちゃんや似鳥ちゃんなど、大人側の気持ちにも共感したりどう思ってるのか考えちゃう...
高校生のときに読んで甘酸っぱい気持ちになった思い出があった作品。 10年ぶりくらいに読んでみて、全然違う印象でした。甘酸っぱい気持ちは変わらず、でも高校生の頃のほうがすらすら読めていたかも。 今は通ちゃんや似鳥ちゃんなど、大人側の気持ちにも共感したりどう思ってるのか考えちゃうようになりました。 絵の描写が多く、たくさん想像しながら楽しめます。
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はじめて読んだ時は感動と興奮でいてもたってもいられず、事あるごとに何度も何度も読み返し、毎回登場人物の誰かに共感し、毎回違う感動を得る。 自分の中のベスト3に必ず入る名作です。
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木島君は、真面目に高校生活を送って、キーパーと誰も経験できないポジションを逃げずにやってる。絵も描ける、村田さんという彼女もいる。 読み終わって木島うらやましーと思いました。 私は、テッセイに似た父さんです。
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感情の迸り、絵を通しての個性、自分自身もここまでじゃないけれど通じるところがある。大人になるって切ない。 喧嘩をしないでいるためには嘘つきにならないといけないのかな。ホントの気持ちも隠して少しお芝居をして。いろんなこと考えて失敗しないように地雷を踏まないように。いっぱい気をつか...
感情の迸り、絵を通しての個性、自分自身もここまでじゃないけれど通じるところがある。大人になるって切ない。 喧嘩をしないでいるためには嘘つきにならないといけないのかな。ホントの気持ちも隠して少しお芝居をして。いろんなこと考えて失敗しないように地雷を踏まないように。いっぱい気をつかって生きているのかも大人になるってそういうこと? もっと一緒にいたい。一緒に色んなものを見たい。一緒に色んなものにぶつかりたい。もっと知りたい。消そうと思っても消えないくらい大きな存在になりたい。お互いになりたい。消えない女になりたい。 ここで会えたのが奇跡みたいな気がした。絶対的な運命の様な気もした。多分、俺たちはこんな風にここで出会う必要があったんだ。もう一度あらためて。
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全部が繋がってた 最初のはちょっと:::って思ってたけど 最後まで読むと、納得 これも絵の話 よかった
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う〜ん、やっぱりワタシは この作家の作品は好きだなぁ♪ 瑞々しくて甘酸っぱくて切なくて懸命で不器用な二人の16歳の 気が付けば愛だった過程が描かれて行く。二人が近づくきっかけは絵だけど片や絵を描くことに片や絵を観ることに惹かれているだけのこと。そんな二人が それぞれの悩みや葛藤や...
う〜ん、やっぱりワタシは この作家の作品は好きだなぁ♪ 瑞々しくて甘酸っぱくて切なくて懸命で不器用な二人の16歳の 気が付けば愛だった過程が描かれて行く。二人が近づくきっかけは絵だけど片や絵を描くことに片や絵を観ることに惹かれているだけのこと。そんな二人が それぞれの悩みや葛藤や挫折体験などを経てハートウォームなゴールへ 笑。
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この読後感の良さは久しぶり。青春っぽい、恋愛小説っぽいこってり甘ったるさがなく、心にすこーし染み入るのが良かったです。 設定としては少女漫画にもできそうだけど、この雰囲気は小説ならではだと思います。
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青春小説は嫌いだ。正確には青春小説に出てくる「登場人物」が嫌いだ。 彼らは自分勝手で思い上がっていて中途半端で性に飢えている。 恥ずかしい過去の自分と重なってしまう。だから嫌い。 タイトルに惹かれて手にとった本作。 読みはじめて気づいた。青春じゃないか。 読むのをやめようかどう...
青春小説は嫌いだ。正確には青春小説に出てくる「登場人物」が嫌いだ。 彼らは自分勝手で思い上がっていて中途半端で性に飢えている。 恥ずかしい過去の自分と重なってしまう。だから嫌い。 タイトルに惹かれて手にとった本作。 読みはじめて気づいた。青春じゃないか。 読むのをやめようかどうしようか、そう迷っているうちに、迷っていることも忘れ読み終えてしまった。 あろうことか余韻に浸りながら。 確かに青春濃度はかなり高く、そういった意味では間違いなく青春小説なのだが、登場する人物は決して「登場人物」ではなく、木島悟と村田みのりという二人の人間なのだ。 彼らは真っ暗な道をか細い懐中電灯(よく電池切れになる)の光を頼りに進むしかないあの不安と闘いつつ、時に逃げ時に真正面からぶつかっていく。 陳腐な表現ばかりになってしまうが、懸命に生きている。 何かある度すぐ死んだほうがマシというくせに、ちゃんと生きている。 ともすれば自分なんかよりもずっと。 なんだよ、青春小説はうんたらかんたら言って、汚い自分から逃げていたのはぼくのほうじゃないか。 このままではぼくは死んだ魚の目になってしまう。 願わくば黄色くありたい。
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