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覇王の家(下) の商品レビュー

3.9

90件のお客様レビュー

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家康の生涯全てを書け…

家康の生涯全てを書けている訳ではないが、その性格・考え方を知るには最良の本だと思います。是非一読してみてください。

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関ヶ原や大坂の陣は他…

関ヶ原や大坂の陣は他の長編作品にあるので描かれてませんが、その分小牧・長久手の戦いについて書かれています。これを読むと家康が関ヶ原、大坂の陣を買って、徳川幕府260年を創ることができたのか、分かるような気がします。

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徳川200年の繁栄の…

徳川200年の繁栄の基礎を作った徳川家康の物語の下巻、司馬さん独特の史観で三河からの松平、徳川へと発展していく過程を描く必見です

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家康の死因が、天ぷら…

家康の死因が、天ぷらという事、また、死期を感ずいた後の彼の執念等、非常に、ずるがしこい一面に現代の一助に!!

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2026/04/11

織田信長が本能寺の変で消えてくれたら今度は羽柴秀吉が台頭。律儀者でも信長死後はキッチリ甲斐国辺りを接収している辺りにこの男の本質がある。信長の後継者たる秀吉と小牧長久手の合戦で激突。詳細に経緯が描かれている。下巻にしてはだいぶ分量を割いていると思ったら何と関ヶ原と大阪夏と冬の陣は...

織田信長が本能寺の変で消えてくれたら今度は羽柴秀吉が台頭。律儀者でも信長死後はキッチリ甲斐国辺りを接収している辺りにこの男の本質がある。信長の後継者たる秀吉と小牧長久手の合戦で激突。詳細に経緯が描かれている。下巻にしてはだいぶ分量を割いていると思ったら何と関ヶ原と大阪夏と冬の陣はカット。キチンと完結はしているし、他の著作で描いているからだろうが打ち切り漫画のダイジェスト展開みたいな感じで釈然としなかった。

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2026/03/05

人物評がやや続く感もあるが、人となりを描くこと自体が著者の主旨であると思うから、その点は仕方ないとも思う。実際、家康の人となりとその影響はよく分かり、家康個人の人間性、あるいはその元にある三河勢の人間性が、江戸時代を通じて現代日本の性質にも色濃く影響を与えていることを実感させられ...

人物評がやや続く感もあるが、人となりを描くこと自体が著者の主旨であると思うから、その点は仕方ないとも思う。実際、家康の人となりとその影響はよく分かり、家康個人の人間性、あるいはその元にある三河勢の人間性が、江戸時代を通じて現代日本の性質にも色濃く影響を与えていることを実感させられた。 泣かぬなら〜の歌の三英傑の例えは、流石に非常に長い期間の読みに耐えているだけはあり、秀逸極まりないと思う。家康の、鳴くまで待とう、だけやや例えのクオリティーが落ちている気もしなくはないが。 上巻に続き、歴史が進んでいくフェーズは抜群に面白い。関ヶ原の戦いや大坂の役は別本があるので本紙ではほとんど全く触れられておらず、そちらの本も読みたくなった。

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2025/09/20

下巻ほとんどのページが対秀吉の小牧長久手戦の描写。この戦い、いつ終わるんだ?関ヶ原の戦いと大坂の陣はいつ始まるんだ?という読者の心配をすっ飛ばして、物語は幕府を開き、徳川家を磐石にし終えた後の晩年の家康へ。そこはすでに発表している「関ヶ原」、「城塞」を読んでね、ということらしい ...

下巻ほとんどのページが対秀吉の小牧長久手戦の描写。この戦い、いつ終わるんだ?関ヶ原の戦いと大坂の陣はいつ始まるんだ?という読者の心配をすっ飛ばして、物語は幕府を開き、徳川家を磐石にし終えた後の晩年の家康へ。そこはすでに発表している「関ヶ原」、「城塞」を読んでね、ということらしい 司馬遼太郎が描く家康像は、頼るべきは自分ひとりという孤高の存在。まさに覇王と呼べる主義・主張・振る舞い。秀吉や他大名はもちろん酒井、石川、本多など徳川の有力家臣団すら、信用はしないが、能力は利用する。ということに徹底している。かかりつけの医師すらも信じず、自分で自分を診断し、薬を調合するほど。 織田信長に命じられ、自らの妻と長男を殺害したことが、彼の人生観を大きく変えた。誰も信じることのできない世界に突入した家康。そんな彼が唯一、頼りにしたのは名誉も恩賞も求めず、命令があれば、命を差し出すことも辞さない三河武士団の精神。人や家ではなく、その土地の風土を信じ切ることで、家康は300年続くことになった徳川家を創り上げることができた。

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2025/08/24

下巻の主要場面は、小牧・長久手の戦い。(家康VS秀吉)戦局の様子を、家康と秀吉の立場からだけでなく、家康の家臣、安藤直次、本多忠勝、石川数正の動きも取り入れて描写されており、真に迫るものがありました。まるで、現場に行って取材してきたかのよう。秀吉が頭を使って、相手方に取り入ろうと...

下巻の主要場面は、小牧・長久手の戦い。(家康VS秀吉)戦局の様子を、家康と秀吉の立場からだけでなく、家康の家臣、安藤直次、本多忠勝、石川数正の動きも取り入れて描写されており、真に迫るものがありました。まるで、現場に行って取材してきたかのよう。秀吉が頭を使って、相手方に取り入ろうとするところも印象的でした。(石川数正との関わり) 関ヶ原の戦いや大坂の陣については記されていないため、終盤は“あれ、もう家康の晩年なんだ”という感覚でした。 『関ヶ原』『城塞』の作品をご参照ください!という感じに、時間をとびこえていきます。家康が死に直面する場面での家臣とのやりとりで、最後まで緻密で入念な家康の気質が読み取れました。 私の今までの家康像の中に「独創性がなく、マネが多い」「言葉に出してはっきり言わない」といったことはありませんでした。 本書であらゆる角度からの家康の性格、生き方(体調管理は天下一品、医者に勝る。)を感じとることができました。

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2025/07/20

ヒーロー漫画に出てくるようなカリスマ性も無い凡庸な男が、幕府の頂点を極めることになった道筋が独特な視点で語られていて、とても説得力がある。終盤は最晩年のエピソードに飛ぶのだけれど、最期まで己のペースを貫いて人生の週末を整えて逝ったのがいかにも家康らしいと思った。

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2025/05/03

秀吉を、陽とするならば、家康は、陰に分類されるのでしょう。共通項を強いてあげるのであれば緻密な計算力、その計算によって導かれた解を実行する力といったところなのかな。 小牧・長久手の戦いは、家康のその後の生涯にとって最大の資産。三河衆の団結力、一体感は圧巻。徳川幕府は、進歩と独創...

秀吉を、陽とするならば、家康は、陰に分類されるのでしょう。共通項を強いてあげるのであれば緻密な計算力、その計算によって導かれた解を実行する力といったところなのかな。 小牧・長久手の戦いは、家康のその後の生涯にとって最大の資産。三河衆の団結力、一体感は圧巻。徳川幕府は、進歩と独創を最大の罪悪として、三百年間、それを抑圧。異を立ててはならないというのが徳川幕府史をつらぬくところの一大政治思想、そのもとを家康がつくった。 脇を固める、石川数正、酒井忠次、本多平八郎、榊原康政、井伊直政。 家康と秀吉の外交が描かれたのち、すぐに最期のシーンに移ってしまう。間にある出来事については関ヶ原、城塞の順に読んで埋めていくことにする。

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