「超」文章法 の商品レビュー
主張はごくごく普通…
主張はごくごく普通のことで、言われてみれば当たり前のことばかり。というか、たぶんまともに分かりやすい文章を書こうと想いながら日々生きている人であれば、誰でもそれなりに気づく(べき)こと。 けれども、中にはそれに気づかない人や、そもそもそういう問題意識を持たない人も多い。 そうい...
主張はごくごく普通のことで、言われてみれば当たり前のことばかり。というか、たぶんまともに分かりやすい文章を書こうと想いながら日々生きている人であれば、誰でもそれなりに気づく(べき)こと。 けれども、中にはそれに気づかない人や、そもそもそういう問題意識を持たない人も多い。 そういった人に対して、実に分かりやすくレクチャーしている。 基本的なことと、応用的なテクニック(小手先の技術ともいえるかもしれない)とをしっかりと区別して書いているので、これまた良い。 およそ文章
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メッセージが大切で,メッセージを生み出すには考え抜くしかない。ごもっともですがw 内容面のプロットと形式面の構成の区別。前者には物語の構造が活かせる。 文章には短文(1500字)と長文(15000字)しかない。 色々と具体的でハウツーとして有用なのだけれども,とにかく著者...
メッセージが大切で,メッセージを生み出すには考え抜くしかない。ごもっともですがw 内容面のプロットと形式面の構成の区別。前者には物語の構造が活かせる。 文章には短文(1500字)と長文(15000字)しかない。 色々と具体的でハウツーとして有用なのだけれども,とにかく著者は書くことが好きなんだなというのが正直な感想。今でも現役で書き続けているのはそれだけで尊敬に値する。 始めればできる。 必読とされるスティーブン・キングの『小説作法』が絶版なのが悔しい。
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この本のここがオススメ 「書く作業の出発点は、メッセージの明確化」「例えば、仕事を効率的に進めるには、書類の整理を行う必要がある。では、メッセージになっていない」「書類は内容別に分類するのでなく、時間順に並べるのがよい」「なら、メッセージになっている。これは、明快な主張だから」
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文章の書き方や考え方自体は参考になるところがあったが、著者の感想に過ぎなかったり、好き嫌いにすぎない事項も多い。 自分の意に沿わないことに対する批判の言葉が強く、読んでいて不愉快。
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わりといい本 前原政之さんがブログ(https://note.com/mmaehara316/n/n09f79a3cbb18)で文章読本としてすすめてゐて、松林薫『迷わず書ける記者式文章術』につづけて読んだ。 わりと実用文を書くうへで参考になる。特に5章以降の、文章についての...
わりといい本 前原政之さんがブログ(https://note.com/mmaehara316/n/n09f79a3cbb18)で文章読本としてすすめてゐて、松林薫『迷わず書ける記者式文章術』につづけて読んだ。 わりと実用文を書くうへで参考になる。特に5章以降の、文章についての記述は役に立つ。4章のキツネ文の指摘も重要。ポストモダンや現代思想は、まさにキツネ文のやうに権威主義的なところがある。 ただしすべてに同意するわけではない。4章の比喩のくだりはいただけない。比喩が仰々しくて、私は逆にぴんとこなかった。 ほかにも、どうやら野口は通俗的な偉人の言葉とか、小説とか映画が好きらしく、冒頭からさういった文学趣味の箴言・格言・寸言の引用が多い。三島への信頼も同じ理由からだらう。私は鼻につくだけの不要な言葉だと思ってゐる。 【追記】『ライティングの哲学』では千葉雅也や読書猿を含めた4人が、さんざん書けない書けないと悩みながらアウトラインプロセッサについて議論してゐる。それを読んだあとでこの『「超」文章術』を読んだら、アウトラインプロセッサは書きにくいと書いてあって、思はず笑ってしまった。考へ方の違ひがはっきりと表れてゐる。
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著者は、『「超」〇〇法』のネーミングで、シリーズとなる本を書かれているが、この文章表現について書かれたものについては、残念ながらいくつかの文章表現本と比べても目新しい内容のものはなく、ごくオーソドックスな文章表現法についてのマニュアル本という印象である。
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会社から指定され、読んだ一冊。個人的にはこの手の本を読むよりも、実際の「文章」を読み、そこから表現を味わいたいため、そこまで深く入り込めなかったが、重要な内容を含んだ一冊であった。 例えば、第一章が「メッセージこそ重要だ」と題されていることがまず面白い。小手先のテクニックではなく、そもそも文章にメッセージがなければどれだけ華美な表現を施したところで、それは読むに耐えないものとなる。そして本章内に含まれる「適切なメッセージは発展性がある」「(メッセージを発見するためには)考え抜くしかない」という主張も味わい深い。メッセージこそが文章の骨格である。 また、特に印象に残った箇所は以下に記載しておく。これは自身が論文を書く中でも体感したことと近く、今後も意識していきたいことである。 「適切な事例が私の前に現れたのは、偶然だ。しかし、適切な事例を求めていたからこそ、私はそれを見つけた。適切な表現を求めていたからこそ、本の一箇所に反応したのである。同じ文章を見ている人は大勢いるのだが、彼らはただ流し読みにしただけだろう」(p.232)
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著者自身がどのような点に配慮して、わかりやすい文章を書いているかがしっかりと解説してある。巻末にオススメの順序で参考文献が並べてあったので、ぜひ参考にしたい。
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文150字、パラグラフ1500字、短文1500字、長文1万5000字、本15万字。つまり、 10ツイートでパラグラフ。10まとめで短文。10短文で長文。10長文で本1冊。
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これ読むと、何だか文章が上手くなりそうな気分。各章毎のまとめが最後に付されていて、ここをまとめ読みするだけでも効果がありそう。
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