マギル卿最後の旅 の商品レビュー
ロンドンに住むマギル…
ロンドンに住むマギル卿が、アイルランドの息子の家に向かう途中で姿を消し、アイルランド、スコットランド、そしてロンドンをまたにかけてのフレンチ警部の捜査が始まるのですが、捜査が進むに連れていろいろな事実が現れてきて、さすがのフレンチ警部も混乱し、読んでいるほうも何がなんだか分からな...
ロンドンに住むマギル卿が、アイルランドの息子の家に向かう途中で姿を消し、アイルランド、スコットランド、そしてロンドンをまたにかけてのフレンチ警部の捜査が始まるのですが、捜査が進むに連れていろいろな事実が現れてきて、さすがのフレンチ警部も混乱し、読んでいるほうも何がなんだか分からなくなってきます。しかし最後にフレンチ警部は、緻密な計算にもとづいて事実を再構成し、練り上げられたアリバイを破ります。アリバイ崩しの作家であり、鉄道技師だったクロフツらしい堅固な構成の推理小説で、読み終わってさすがだ
文庫OFF
フレンチ警部シリーズ…
フレンチ警部シリーズ。アリバイ崩しの醍醐味を楽しみましょう。
文庫OFF
確か、はしごと旗がポ…
確か、はしごと旗がポイントになったような記憶があります。
文庫OFF
イングランド・アイルランド・スコットランドが舞台、フレンチ警部とアイルランド警察のマクラングとのコンビものでもある。鉄道・自動車・船の三つの交通機関が複雑に絡み合う話だった。最初は事件かどうかもわからない失踪から始まって、さまざまな要素が絡み合い、捜査小説として挫折も多い。100...
イングランド・アイルランド・スコットランドが舞台、フレンチ警部とアイルランド警察のマクラングとのコンビものでもある。鉄道・自動車・船の三つの交通機関が複雑に絡み合う話だった。最初は事件かどうかもわからない失踪から始まって、さまざまな要素が絡み合い、捜査小説として挫折も多い。100年ちかく前の英国鉄道ミステリーだ。 ポアロの「灰色の脳細胞」も引用されている。
Posted by
新発明の設計図を携えて、アイルランドの息子の元に旅立ったロンドンの富豪ジョン・マギル卿は北アイルランドで消息を絶った。しばらくして、息子の家の庭からマギル卿の遺体が発見される。息子や他の容疑者が怪しいがアリバイがあった。 マギル卿の不可解な行動、アリバイなどをフレンチ警部は北アイ...
新発明の設計図を携えて、アイルランドの息子の元に旅立ったロンドンの富豪ジョン・マギル卿は北アイルランドで消息を絶った。しばらくして、息子の家の庭からマギル卿の遺体が発見される。息子や他の容疑者が怪しいがアリバイがあった。 マギル卿の不可解な行動、アリバイなどをフレンチ警部は北アイルランド警察のマクラング部長刑事と、アイルランド、イングランドを汽車や自動車で地道に聞き込みを行い、真相に向けて解きほぐしていく。 地道に一つ一つ事実を積み上げて推理していくフレンチ警部がいいです。 諦めない地道な地元の警察署員の聞き込みや目撃情報から、事実を積み上げ真相を解明していく推理小説です。 クロフツの作品は本屋さんにもあまり置いてなくて残念ですが、もっと読んでもらってほしい作品です。 できれば字をもう少し大きくして読み安くしてくれるともっとありがたいです。 2024年11月30日読了。
Posted by
ベルファストに消えた老富豪 ロンドン~北アイルランド 見知らぬ訪問者とコロナ三号を フレンチ警部が追う! FWクロフツ(1879~1957)は、そもそも鉄道技師である。 それが病気をし、療養中の手遊びに、推理小説なぞを書いてみた。 それが名高き『樽』である。 「『樽』が翻訳...
ベルファストに消えた老富豪 ロンドン~北アイルランド 見知らぬ訪問者とコロナ三号を フレンチ警部が追う! FWクロフツ(1879~1957)は、そもそも鉄道技師である。 それが病気をし、療養中の手遊びに、推理小説なぞを書いてみた。 それが名高き『樽』である。 「『樽』が翻訳された時はすごかった。 周りのミステリファンが皆こぞって読んで、『樽』はいい、『樽』は素晴らしいって、絶賛していた」 70年代にそれを読んだ人から、そんなことを聞いた。 「ただ、私は、なにがいいやらさっぱりわからなかった」 実は私もその口だ。 2010年代に読んではみたが、ピンともツンとも響かなかった。 突然出来した樽の跡を、大の大人が二人、頭を絞り駆けずり回って追っていたように記憶している。 『マギル卿最後の事件』も、それだ。 消えた老富豪の足跡を、大の大人が、頭を絞り駆けずり回って追っていくのだ。 ロンドン警視庁と、アルスター警察の合同捜査で、中心となるのはもちろんフレンチ警部である。 大枠は『樽』と同じでも、こちらは面白かった。楽しんで読んでいた。 ダブリン生まれアルスター育ちのクロフツが、馴染んだ風景を描く。 得意の鉄道で、フレンチたちを行き来させる。 『列車からストランラー港に降り立ってみると、東の空には、華やかな色模様が夜明けの先ぶれをしていた。ホームの寝台車の入り口には、どこにも姿を現わすさっきのボーイがたっていて、「フレンチさま、お早うございます。ご乗車ありがとうございました」と挨拶し、自分の列車の停まっているホームの一番はずれまで見送ってくれた。』 (58頁) 列車の旅はなかなかゆったりしていて、朝には件のボーイが紅茶まで運んでくれる。 うらやましい旅である。 フレンチ警部の私生活は出てこない。 彼はアルコールの問題を抱えていないし、 突然暴力をふるう男でもない。 家族との間に隙間風もふいていない。 安心して読んでいられる。 せっかくあちこち行き来しているのだから、その地の食べ物でも書いてくれたら嬉しいのに、それもない。 ひとこともない。 兎に角、推理だけなのだ。 なにがあったのか? 誰がどのように行ったのか? アルスター、ベルファスト、キャリクファーガスなどの地名を目にして、嬉しくなってしまった。 馴染みのところなのだ。(『レイン・ドッグズ』『ガン・ストリート・ガール』『トーイン』) 「行ったことはないが馴染みの地」がこうして増えていくのも、海外ミステリを読む楽しみの一つなのである。
Posted by
1930年発表であるから、今(2021年)から90年以上前の作品。現代風の洗練された作風ではないが、フレンチ警部の一歩一歩事件の真相解明に向けて進んでいく粘り強い捜査活動の描写に、読んでいて徐々に同調させられる。 アイルランドのベルファスト周辺、イングランドでは、ロンドンか...
1930年発表であるから、今(2021年)から90年以上前の作品。現代風の洗練された作風ではないが、フレンチ警部の一歩一歩事件の真相解明に向けて進んでいく粘り強い捜査活動の描写に、読んでいて徐々に同調させられる。 アイルランドのベルファスト周辺、イングランドでは、ロンドンからダムフリース、カースル・ダグラス、ストランラーへと向かう鉄道沿線、またフレンチと今回その相棒役となる北アイルランド、アルスター警察署のマクラング部長刑事とが汽車や自動車で裏取りのために動き回る場面や、他の登場人物がスコットランド沿岸をランチで周遊する説明がなされたりと、さながらトラベルミステリーのようで、当時の読者にとっては観光案内としても楽しめたのだろうな。 強固なアリバイをどう崩すのかが推理の焦点になるのだが、いくら粘り強い捜査といっても、そう都合良く目撃者が出てくるものか、また犯行方法そのものについては正直?のところもあるものの、フレンチの推理過程はかなり読み応えがあったし、犯人に対するカマの掛け方にも頷けるものがあった。 創元推理文庫の年一回の復刊フェア、クロフツの作品が毎回1冊ずつ復刊されていて、都度購入しているのだが、創元で刊行されていた作品をコンプリートするのが楽しみ。ただ、一体あと何年かかるだろう? どうか復刊事業、これからも続きますように!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フレンチ警部シリーズ リンネルの新しい発明を持ち長男ヴィクターの棲むアイルランドに旅立ったジョン・マギル卿。ベルファストまでの道のりで目撃されるマギル卿。行方不明になったマギル卿の捜査を開始するアイルランド警察マクラング部長刑事とスコットランド・ヤード・フレンチ警部。捜査本部に届けられたX・Y・Zを名乗る人物からの密告状から長男ヴィクターの自宅の庭から発見されたマギル卿の遺体。睡眠薬を飲まされた形跡のある遺体。旅立つ前にマギル卿の元を訪れたアーサー・コーツの正体。コーツとともに夜行列車にのったマギル卿。船で旅をしていたヴィクターと友人たち謎のコーツ氏と落ち合ったティーア。船に遅れて合流したチャールズ・ジョス。フレンチ警部の事件の再現と洞窟に隠された密告状を書くのに使用したタイプライターの謎。 2007年3月3日購入 2009年3月23日再読 2011年6月7日再読
Posted by
小説の最初の方のある文章で、 ○○が犯人ではないかと予想できてしまった。そのような 結論にならない事を願いつつ読み進めたが、見事当たってしまい多少がっかりした。事件は共犯者の複雑なアリバイづくりが 見事であり、犯人の予想は 出来たが この事件の展開は小説の最後の方まで分からなかっ...
小説の最初の方のある文章で、 ○○が犯人ではないかと予想できてしまった。そのような 結論にならない事を願いつつ読み進めたが、見事当たってしまい多少がっかりした。事件は共犯者の複雑なアリバイづくりが 見事であり、犯人の予想は 出来たが この事件の展開は小説の最後の方まで分からなかった。フレンチは 事件の再現を行い、見事に犯行が実現可能である事を示しており、 これについては細部の事までよくふれられていると思う。ただ、この事件、現代の血液鑑定があれば一発で事件解決するのにと思ったが、これは言ってもしょうがないことかな。
Posted by
- 1
