聖の青春 の商品レビュー
ゲーム全般に、弱い。オセロしかり、テトリスもぷよぷよも、七ならべも駄目だ。 もってのほかの部類に入るのが、麻雀と囲碁と、それから将棋。けれど、この手の勝負に打ち込む人々のドラマを見るのは好きなのだ。永遠に手の届かない世界だと思うからだろうか。 病魔に侵されながら、ただひたすらに将...
ゲーム全般に、弱い。オセロしかり、テトリスもぷよぷよも、七ならべも駄目だ。 もってのほかの部類に入るのが、麻雀と囲碁と、それから将棋。けれど、この手の勝負に打ち込む人々のドラマを見るのは好きなのだ。永遠に手の届かない世界だと思うからだろうか。 病魔に侵されながら、ただひたすらに将棋を愛し、将棋に賭けた短い人生の、光芒が書き留められている。 涙が出る。その厳しさに、その美しさに。
Posted by
ネフローゼ関連の物語を書くために参考に読もうと思ったノンフィクション。身近にネフローゼを持つ人がいる立場にとっては、読んでいて辛いものがある。だからこそ、そんな病気を持つ中でここまでのことを出来る彼に感服してしまう。将棋のことを知らなくても読めるのが良い。 3月のライオンが好きな...
ネフローゼ関連の物語を書くために参考に読もうと思ったノンフィクション。身近にネフローゼを持つ人がいる立場にとっては、読んでいて辛いものがある。だからこそ、そんな病気を持つ中でここまでのことを出来る彼に感服してしまう。将棋のことを知らなくても読めるのが良い。 3月のライオンが好きな人は必読。二階堂のモデルになった方。
Posted by
ネフローゼ関連の物語を書くために参考に読もうと思ったノンフィクション。身近にネフローゼを持つ人がいる立場にとっては、読んでいて辛いものがある。だからこそ、そんな病気を持つ中でここまでのことを出来る彼に感服してしまう。将棋のことを知らなくても読めるのが良い。
Posted by
唯一読む、ノンフィクション。 村山さんの人柄がすごく分かります、すごく一生懸命で純粋で真っ直ぐな人だったんだなーって。 こういう人も居たんだなーって。 すごく尊敬してる方です。
Posted by
いま、私のこの歳で、この世を去った村山聖。 ネフローゼと将棋と、天秤にはかれるものではないのだけれど、でも聖にとって将棋に勝るものは、なんにもなかったんだ。 知らなかった、こんな人がいたなんて。 当時の羽生はあれほどまでに印象に残っているのに、 知らなかった。 悔やまれる。 ...
いま、私のこの歳で、この世を去った村山聖。 ネフローゼと将棋と、天秤にはかれるものではないのだけれど、でも聖にとって将棋に勝るものは、なんにもなかったんだ。 知らなかった、こんな人がいたなんて。 当時の羽生はあれほどまでに印象に残っているのに、 知らなかった。 悔やまれる。 将棋なんてこれっぽっちもわかんないけれど、 その世界で生きることの壮絶さは、聖の人生を通して、痛々しいほどわかった。
Posted by
大崎善生 著 大崎善生のノンフィクション第二段。短い生涯の全てを将棋に捧げた村山聖の壮絶な悲しい人生の物語。村山は幼い時にネフローゼを患い入退院を繰り返す。そんな時に父親から教えてもらった将棋が彼の人生を大きく変える。 大崎自身が実際村山に関わっていたため、その内容はリアリテ...
大崎善生 著 大崎善生のノンフィクション第二段。短い生涯の全てを将棋に捧げた村山聖の壮絶な悲しい人生の物語。村山は幼い時にネフローゼを患い入退院を繰り返す。そんな時に父親から教えてもらった将棋が彼の人生を大きく変える。 大崎自身が実際村山に関わっていたため、その内容はリアリティに溢れた内容になっている。
Posted by
村山聖という人そのものが伝説。ただ名人になるためだけに命を燃やしたその半生、涙なくして読めましょうか。あまりにも稀有な将棋の才能と脆すぎる体のアンバランス。今でも目に浮かぶ、スライムベホマズンのような愛嬌のあるお顔。
Posted by
難病を抱えながらも、最期まで輝ききった天才棋士の鬼気迫る生き様を、私的な想いを多分に込めながら、優しい目線で描ききったノンフィクションの大傑作。好きですっ!
Posted by
平成10年に1人の天才棋士がこの世を去った。 彼の名は村山聖。享年29歳。 小さい頃からネフローゼという難病に苦しめられるも、 将棋の名人を目指して闘う日々を過ごされました。 凄まじい台詞が多いです。 たとえば、 「20歳になれて、嬉しいんです。 20歳になれるなんて思って ...
平成10年に1人の天才棋士がこの世を去った。 彼の名は村山聖。享年29歳。 小さい頃からネフローゼという難病に苦しめられるも、 将棋の名人を目指して闘う日々を過ごされました。 凄まじい台詞が多いです。 たとえば、 「20歳になれて、嬉しいんです。 20歳になれるなんて思って 思っていませんでしたから。」 などです。 彼の生き方そのものが、 いわば最高の棋譜だったんじゃないか、と思います。
Posted by
ここまで強い人を、やっぱり知らない。若くして夭折した彼が、最後まで捧げられるものがあったことがとても羨ましかった。師匠や家族の絆が温かかった。何でもない文で泣いたのは久々だった。
Posted by