徒然草 の商品レビュー
このシリーズは色々読んでるんだけど、ラジオでお坊さんの説法を聞いた時に、吉田兼好の話が出てきて、確か「物をくれる人と友達になりなさい」といった話で、実は即物的な話ではなく「物欲の無い人」ほど、付き合っていてためになる、といった解釈が非常に面白かったので徒然草を読んでみようと思った...
このシリーズは色々読んでるんだけど、ラジオでお坊さんの説法を聞いた時に、吉田兼好の話が出てきて、確か「物をくれる人と友達になりなさい」といった話で、実は即物的な話ではなく「物欲の無い人」ほど、付き合っていてためになる、といった解釈が非常に面白かったので徒然草を読んでみようと思った。(原文はキツイのでビギナーズで) さっと読んだけど、その話はあまり深い洞察がなく、あっさり流されていて残念だった。 また逆にその他については、解説が妙に持ち上げすぎで「オーバーに考えすぎでしょ」とか「感受性高すぎでしょ」と解説に違和感ありまくり。 ちょっと興冷めだった。
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原本を読むのは難しく大変な労力であるが、現代人向けに書かれたこの本ならば、楽に読め楽しめる。 吉田兼好の考えていたことは何か、吉田兼好の思想が垣間見ることができる。
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現代語訳と古文表記を併記した「徒然草」。現代人向けの解説や薀蓄も含まれており、初心者が理解しやすいよう工夫されている。とはいっても、基本的には原文を忠実に追いかけているだけなので、面白みに欠けることは否めない。酒井順子さんの「徒然草REMIX」を副読本にすると、違った世界が見えて...
現代語訳と古文表記を併記した「徒然草」。現代人向けの解説や薀蓄も含まれており、初心者が理解しやすいよう工夫されている。とはいっても、基本的には原文を忠実に追いかけているだけなので、面白みに欠けることは否めない。酒井順子さんの「徒然草REMIX」を副読本にすると、違った世界が見えてくるかも。
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いつの世も『人』という性は変わらないものなんだなぁと思いました。同じ事を思い、願い、考えているんですね。 敷居の高そうな古典文学を面白く飽きない文体で書かれています。 中学時代にも読破しましたが、自分の考え方や捉え方の変化も感じられて面白かったです。また、5年おきぐらいで一生読み...
いつの世も『人』という性は変わらないものなんだなぁと思いました。同じ事を思い、願い、考えているんですね。 敷居の高そうな古典文学を面白く飽きない文体で書かれています。 中学時代にも読破しましたが、自分の考え方や捉え方の変化も感じられて面白かったです。また、5年おきぐらいで一生読み続けたいなとおもいました。
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久しく隔たりて より 「才ある人はその事など定めあへるに、おのが身をひきかけて言い出でたる、いとわびし。」 兼好さんに諫められたようで、ひやりとしました。
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つれづれなるままに日暮し心にうつりゆく由なしごとをそこはかとなく書きつくしてみる「暑いんじゃ!」。現時点でこの程度しか浮かばないが、卜部兼好は豊富な知識と多才な観察眼で日常的な物事について書き尽くしている。現代語訳で読みやすく書かれているのでとてもありがたい。始めと終わりの美学ー...
つれづれなるままに日暮し心にうつりゆく由なしごとをそこはかとなく書きつくしてみる「暑いんじゃ!」。現時点でこの程度しか浮かばないが、卜部兼好は豊富な知識と多才な観察眼で日常的な物事について書き尽くしている。現代語訳で読みやすく書かれているのでとてもありがたい。始めと終わりの美学ー花は盛りーの段が印象強く、桜と月は満開じ満月時のみ楽しむだけでは美のセンスがない。肉眼だけでなく心眼でも楽しむ…し、心眼?随筆家というより哲人であり、随筆とういうより処世訓ですね。折に触れて何度か読み返したいと思う。
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言葉は、はきだされると、とたんに命を吹き込まれたようになると思った。 そして、するどい。 あと、時間もおかしくなった。鎌倉時代の人が書いたものが、江戸時代に流行り、2003年くらい、高校生の私に受け入れられず、2007年の大学生の私には受け入れられてる。しかもそれは、「あぢ...
言葉は、はきだされると、とたんに命を吹き込まれたようになると思った。 そして、するどい。 あと、時間もおかしくなった。鎌倉時代の人が書いたものが、江戸時代に流行り、2003年くらい、高校生の私に受け入れられず、2007年の大学生の私には受け入れられてる。しかもそれは、「あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。」と書かれていたものなのである。 芋代に財産食いつぶす僧の話 既視体験のふしぎ(なんとデジャブを知っていた兼好さん!) 偽善とかうそとか仏教の分析(こないだ読んだ本とリンク!) 鰹を初めて生食するようになったこと 酒飲みの醜態の描写 仏について幼少の兼好と父親との充足理由律的な会話 が好き。 まぁ、活きのいい現代語の全訳だから読めたんですけどね笑
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言わずと知れた吉田兼好の随筆です。 原文を一度訳してみてから訳文を読む、というルールを自分に課してしまったため何度かめんどくさくなり、休憩を挟んでしまったので読了まで長い時間かかってしまいましたが、本の中の訳文は非常に現代的で親しみやすいです。 人間というものは今も昔も良くも...
言わずと知れた吉田兼好の随筆です。 原文を一度訳してみてから訳文を読む、というルールを自分に課してしまったため何度かめんどくさくなり、休憩を挟んでしまったので読了まで長い時間かかってしまいましたが、本の中の訳文は非常に現代的で親しみやすいです。 人間というものは今も昔も良くも悪くも変わらないな、と思わせてくれます。 何世紀も読み継がれているだけあってさすが、と思わされる記述もちらほら見られ良かったです。また人生の岐路に立った時読み直してみたいと思います。原文を訳してみよう、と思うかは微妙ですが(笑)
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どんなに時代が違えどひ、そこまで日本人の心に違いは無いのかもしれない。 そういったことを感性の高い吉田兼好が気づかせてくれる。 読み物としても十分に面白いです。
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日本古典は授業で勉強の為に読みますが 使う機会って無いですよね でも昔の古典を読むときにその時代の書き方が風流だったのかもしれないですね 勉強ではない読む為の古典は全く違うものですね 何百年前も現代も思っている事は代わらないのかもしれません
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