殺人症候群 の商品レビュー
症候群三部作の最期だとは知らず、最初に読んでしまいました・・・orz 理不尽な判決に絶望する被害者遺族の依頼を受け、加害者を殺害する渉と響子。 心臓移植手術を待つ息子の為に殺人を繰り返す和子。 内容的には、いやぁ〜なお話なので、ほかの症候群2冊は読むの止めようかと思ったのですが、...
症候群三部作の最期だとは知らず、最初に読んでしまいました・・・orz 理不尽な判決に絶望する被害者遺族の依頼を受け、加害者を殺害する渉と響子。 心臓移植手術を待つ息子の為に殺人を繰り返す和子。 内容的には、いやぁ〜なお話なので、ほかの症候群2冊は読むの止めようかと思ったのですが、最初のがおもしろそうなので、読んでみようかな。
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ぶ、分厚い・・・2週間で読めるかな?!とかなり不安になったけど、思ったよりもはやく読めちゃった! 面白い! そして深い、色々考えてしまいました。 大切な人を殺されてその復讐に燃える被害者。 大切な子供の命を救うために殺人を繰り返す主婦。 最終的なこの2つの事件も結びつ...
ぶ、分厚い・・・2週間で読めるかな?!とかなり不安になったけど、思ったよりもはやく読めちゃった! 面白い! そして深い、色々考えてしまいました。 大切な人を殺されてその復讐に燃える被害者。 大切な子供の命を救うために殺人を繰り返す主婦。 最終的なこの2つの事件も結びつきます。 そして「そうなんだ!」とびっくりの場面もあります。 もし自分の子供が殺されたら・・・と考えながら読みました。 何が正義なんだろう?! 「殺人を犯した人間を殺すのはどうしてダメなの?!」という単純ながら難しい問題。 この症候群シリーズはほんと最高♪ 分厚いけど内容も濃くてお勧めです。
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読み終えたときの脱力感と絶望感 わたしも同じ立場なら同じことをする どの登場人物の立場に自分を置き換えても そうなり得るからリアルで怖い
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読み終わった本の読後感があまりに悪く、つい軽いエッセイに手を出す。 ここで考えることを放棄しなければ、きっと向き合えることもあるだろうに。 「殺人症候群」題名からしても暗いが、 「症候群三部作」のラストだったらしい。(知らずに手に取った。) 独立した小説としても読むことが出来...
読み終わった本の読後感があまりに悪く、つい軽いエッセイに手を出す。 ここで考えることを放棄しなければ、きっと向き合えることもあるだろうに。 「殺人症候群」題名からしても暗いが、 「症候群三部作」のラストだったらしい。(知らずに手に取った。) 独立した小説としても読むことが出来、 評価としては貫井氏の作品の中でも高めらしい。 一部話題になった「慟哭」は好みではなかったけれど、 こちらも展開が似ているものの、予測ができず面白い種明かしが。 テーマは殺人被害者救済と、少年犯罪。 見直しが要求されている現行の少年法では、未成年や精神障害者は 死刑や無期懲役にならず、1年足らずで社会復帰するケースが多い。 被害者のプライバシーも守られないマスコミの現状や、無責任な親や 周囲の見解の甘さ、無駄な裁判や弁護といったことで 金銭的にも精神的にも、被害者家族は泣きをみることがざらだという。 この小説では、「職業殺人者」が法で裁かれない害虫らを私刑する。 刑を執行するもの、賛同するもの、法的な立場から追うもの… 様々な場面や人物から構成された5場面が同時進行される。 終盤、糸が絡まり合うように重なる展開は、非常に楽しめる。 (こゆ手法が多い、手塚治虫すき) しかし、私のなかでは救い難かった…。他人の死の代償は重い。 すべてがハッピーエンドな現実はないのだ。 失ったものが帰ってこぬのに、謝罪を求めるか、金を求めるか、 憎しみ続けるか、悲しみにくれるか、光を求めるか。 "犯罪被害者とそうでないものは理解することしかできない。 でも被害者同士なら「知っている」のだ。"という一節が残った作品。
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症候群シリーズ第3作目。前半が説明なので単調で長く感じるが、半分を過ぎた辺りからスピードに乗って一気に面白くなる。環さんの見えない信頼が胸を打つ。ラストは人によって取り方が違うので(実際母とラストの受け取り方がまったく逆だった)それぞれのラストで話が別物になると思う。症候群シリー...
症候群シリーズ第3作目。前半が説明なので単調で長く感じるが、半分を過ぎた辺りからスピードに乗って一気に面白くなる。環さんの見えない信頼が胸を打つ。ラストは人によって取り方が違うので(実際母とラストの受け取り方がまったく逆だった)それぞれのラストで話が別物になると思う。症候群シリーズは必ず最後に殺人を読むように!!
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