屍鬼(1) の商品レビュー
本当に何回も読んだ。白と黒と灰色と、曖昧なまま道を分けていく登場人物たちの心境の細かな描写には感服。人の人生ってすごく重いものだと思う。そして、非現実的でありながら現実的な死因が怖い。
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人間という考える生き物の底の見えない恐ろしさがこの作品には描かれていると思います。 敵だと認識した途端に、昨日までの隣人を、肉親をいとも簡単に殺す村人。 集団心理に己が価値判断を奪われる人々。
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ホラー。 屍鬼が何を指すか、知っている方は若干面白みが半減。怖い、と言うよりかは哀しさが全体に漂う作品。読後感はあまりよくないかも知れませんが、つい何回も繰り返し読んでしまう作品です。全五巻。
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最初は少々取っ付き難いかもしれない。でも、どんどん止められなくなって行くのだ。 一巻目は村やそこに住む人々を淡々と描写していく。田舎暮らしをした事がある人ほど、あの閉塞感に満ちた村の雰囲気をリアルに感じられるのではないだろうか。 多少読み難くても、続刊の為に辛抱して読んで損のない...
最初は少々取っ付き難いかもしれない。でも、どんどん止められなくなって行くのだ。 一巻目は村やそこに住む人々を淡々と描写していく。田舎暮らしをした事がある人ほど、あの閉塞感に満ちた村の雰囲気をリアルに感じられるのではないだろうか。 多少読み難くても、続刊の為に辛抱して読んで損のない話だと思う。
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ここで挫折する人も多いようです。なんせ長い物語の始まりですから。その名の通りの一巻、始まりらしい巻です。3巻まで読めたら読破できますよ!(多分)
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現代の日本の村に、吸血鬼が出没したらどうなるのか?「そんな馬鹿なことを…」と誰も信じなかった結果は?正義のヒーローも悲劇のヒロインも登場しない物語。あるいはアウトサイダーになりきれない人の物語かもしれません。特別な存在になりたくて、でもぬくぬくとした群に埋もれていたい。それは欲張...
現代の日本の村に、吸血鬼が出没したらどうなるのか?「そんな馬鹿なことを…」と誰も信じなかった結果は?正義のヒーローも悲劇のヒロインも登場しない物語。あるいはアウトサイダーになりきれない人の物語かもしれません。特別な存在になりたくて、でもぬくぬくとした群に埋もれていたい。それは欲張りな願いなのでしょうか。選べなかった存在は、滅びる去るしかなく、村人も、屍鬼も、違いはないのです。
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あまりの長編に今まで手を出せなかったんだけど・・ついに買いました! 全5冊だもんねぇ〜。 1冊目はまだまだ序章って感じだけど、なかなか面白そうです。 山に閉ざされた田舎の村で次々に起こる不審死。原因はなんなのか・・?
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長い小説です。文庫版だと全5巻です。しかし、ストーリーは面白いので飽きる事なく読破出来ると思います。ただし、文章が堅い(?)ため、読み難いです。更に、台詞等によるキャラ立がなってません。
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かなり前から読んでみたかった本。読み始めると止まらない。何で外場の人々は死んでいくのだろう?その疑問が気になり読み続けてしまう。
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読み出したら止まらない。ひたすら先へ先へ読みまくった。 生とは、死とはなんだろう。人ってなんだろう。 悲しくてどうにもならなくて、けれども悩みながら葛藤しながら懸命に生きている。人も屍鬼も。 そしてこのやたら登場人物の多い中で、全ての人が個人として、まるで外場村が現実にあるかのよ...
読み出したら止まらない。ひたすら先へ先へ読みまくった。 生とは、死とはなんだろう。人ってなんだろう。 悲しくてどうにもならなくて、けれども悩みながら葛藤しながら懸命に生きている。人も屍鬼も。 そしてこのやたら登場人物の多い中で、全ての人が個人として、まるで外場村が現実にあるかのように思わせる、そんなところがさすがは小野主上だと思います。
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