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戦国秘譚 神々に告ぐ(上) の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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『関ヶ原連判状』を読…

『関ヶ原連判状』を読み終わってすぐに本書を読みました。『関ヶ原~』はちょっと難しい感じがしましたが、苦労した?甲斐があり、本書の面白さが倍増した感じがします。本書はとても壮大で興味深く、フィクションとわかっていながらも、ふむふむ…とうなづかせられる場面多数。またチャンバラ中心の時...

『関ヶ原連判状』を読み終わってすぐに本書を読みました。『関ヶ原~』はちょっと難しい感じがしましたが、苦労した?甲斐があり、本書の面白さが倍増した感じがします。本書はとても壮大で興味深く、フィクションとわかっていながらも、ふむふむ…とうなづかせられる場面多数。またチャンバラ中心の時代小説ではないところが女性も受け入れやすいと思います。『血の日本史』『関ヶ原連判状』までは、正直言って『安部さんの作品はもう読む機会は無いかも…』と思っていましたが、

文庫OFF

2022/10/03

#読了 近衛前久のことはずっと気になっていたし、歴史の流れも全然知らなかったのでその点は新鮮で楽しめた。けれど、まさか金縛りの術とかテレパシーとか出てくるとは思わなくてびっくりしてしまった。

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2022/05/06

先日柳広司さんの風神雷神を感動しながら読み終え、なんか風神雷神に似た表紙の小説持ってたよな~と思い探してみたらこちらでした。 関白近衛前嗣が主人公の小説。 後奈良天皇が崩御されてからは苦労の連続で、公卿同士の権力闘争がどろどろとしている感じで暗い。 その中で天皇朝廷の為に奔走し...

先日柳広司さんの風神雷神を感動しながら読み終え、なんか風神雷神に似た表紙の小説持ってたよな~と思い探してみたらこちらでした。 関白近衛前嗣が主人公の小説。 後奈良天皇が崩御されてからは苦労の連続で、公卿同士の権力闘争がどろどろとしている感じで暗い。 その中で天皇朝廷の為に奔走し続ける前嗣。 こんなに朝廷や天皇に権威しかないのは驚いた。 貧乏公卿が多く簡単に徳川家康に思い通りに操られていたというのは知識としてはあったが、当時の公卿は本当に苦労していたんだなと感じた。 小豆坊と天狗飛丸とのエピソードぐらいしか楽しい感じはなく下巻もさらに暗くならないか心配ではある。 2022/2

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2020/02/12

足利義輝、三好長慶の話はあまり知らなかったので面白かった。飯盛山に登ったとき、三好長慶を大河にというポスターがあったことを思い出した。

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2019/09/24

「神々に告ぐ(上)」(安倍龍太郎)を読んだ。 『近衛前嗣』がいかなる人物なのか全くの白紙状態のまま読み始めたのだけれど、これはまたなんとも興味深い公家さんだ。戦国の世をどう生きていくのかこの先が楽しみ。 なお、前嗣の前に立ちはだかる『松永久秀』は私の妻がご贔屓の武将なのである。

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2019/01/27

戦国時代の知識が乏しい自分にとって近衛前嗣という人物も初見に等しいのですが、なかなか面白い作品でした。 それにしても、こんなに将軍が軽視された時代があったとは驚きです。

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2017/05/09

剣豪将軍・足利義輝と三好長慶、松永久秀との争い。 織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を討つ以前の話だが、 政の中心地である京の都ではどのような権力闘争があったのか、 そのような視点から物語る作品はなかったように思う。 主人公は近衛前久、本作では前嗣であるが、朝廷を軸として、 戦国...

剣豪将軍・足利義輝と三好長慶、松永久秀との争い。 織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を討つ以前の話だが、 政の中心地である京の都ではどのような権力闘争があったのか、 そのような視点から物語る作品はなかったように思う。 主人公は近衛前久、本作では前嗣であるが、朝廷を軸として、 戦国時代のみならず、日本を通時的に読み解くうえで、 たいへん勉強になるものだった。目から鱗が落ちるとはまさにこのことだ。

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2015/01/12

本作の主人公としての近衛前嗣…面白い!!朝廷をリードする近衛家の後継者で、若くして関白に任じられた貴公子であるが、朝廷や幕府の明日を考えて「自ら動く」人物である。能書家で笛の演奏が得意で、学識が在る他方で、縁が在る薩摩の島津家から献上された短筒を愛用する射撃の名手でもあり、鷹狩り...

本作の主人公としての近衛前嗣…面白い!!朝廷をリードする近衛家の後継者で、若くして関白に任じられた貴公子であるが、朝廷や幕府の明日を考えて「自ら動く」人物である。能書家で笛の演奏が得意で、学識が在る他方で、縁が在る薩摩の島津家から献上された短筒を愛用する射撃の名手でもあり、鷹狩りや乗馬も得意だ…こんな近衛前嗣が、躍動する物語である…

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2013/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

織田信長が台頭する前の京都。関白・近衛前嗣と将軍・足利義輝は兄弟同然に育った従兄弟。前嗣のライバル西園寺公朝、後奈良帝の祥子内親王(前嗣の恋人)、跋扈する三好長慶・松永弾正らの脇役を配し、これまた妖怪の世界が出てくる伝奇小説。やや冗長でした。

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2015/12/01

戦国時代に朝廷を守ろうと奮闘した左大臣・近衛前嗣についてのお話で、「信長燃ゆ」「関ヶ原連判状」と続く、戦国三部作の第1弾となっております。 幕府と朝廷の権威を守ろうと頑張る中、既成の世の中を壊して新しい世の中にしようとしていた松永久秀との知恵比べがなかなか面白いです。 ただ、...

戦国時代に朝廷を守ろうと奮闘した左大臣・近衛前嗣についてのお話で、「信長燃ゆ」「関ヶ原連判状」と続く、戦国三部作の第1弾となっております。 幕府と朝廷の権威を守ろうと頑張る中、既成の世の中を壊して新しい世の中にしようとしていた松永久秀との知恵比べがなかなか面白いです。 ただ、本のタイトルにもありますが、当時の朝廷では「神」ということに関わり深く、お祈りや縁起、呪いなども登場し、朝廷のしきたりもいっぱい出てきますので、分からないことが多く、読むのは結構大変でした。 ↓ ブログにも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_bdee.html

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