てのひらの闇 の商品レビュー
2007年のラスト!藤原伊織さんの作品は『テロリストのパラソル』『シリウスの道』に続いて3作目でしたが、尻上がりによくなってる感じです。アウトローっぽい主人公がすごくかっこよく描かれていることと、キレのある会話がとても印象的でした。
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テロパラが(勝手に省略)まぁまぁヨカッタので藤原作品もイッパツ。 ハードボイルドですネェ。いつもキッチリカッキリ綺麗に纏めてくれマス。ワンパターンといえばそうですが安心して読めますネ。
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個人的には「テロパラ」よりこちらの方が好きかもです。 徹底して「オヤジの為のライトノベル」を書き続ける藤原伊織、最初の頃は確信犯(誤用の方の意味で)的に『分かりやすく、読みやすく、受け容れやすく、どこまでも軽く、軽く』書いていいるのかと思っていたが生来愚直に 『分かりやすく、読み...
個人的には「テロパラ」よりこちらの方が好きかもです。 徹底して「オヤジの為のライトノベル」を書き続ける藤原伊織、最初の頃は確信犯(誤用の方の意味で)的に『分かりやすく、読みやすく、受け容れやすく、どこまでも軽く、軽く』書いていいるのかと思っていたが生来愚直に 『分かりやすく、読みやすく、受け容れやすく、どこまでも軽く、軽く』書く作家なのだなと改めて分かりました。 別に軽快で読みやすい事を馬鹿にしているわけではなく、『東大卒電通社員』というエリートコースまっしぐらな肩書きにどうも惑わされて藤原伊織が妙技を用いて「これこれこういう風に書けば、読者連中は読みやすくて楽しめる作品になるんだろ、ほれほれ」みたいな達観した神的な部分があるのかと思って書いていると思っていたのですが、そうではなくこの人は根ッからのロマンチストなんだなと改めて実感。 そして、母娘二代に渡って愛されるというのが好きですね(笑) 藤原伊織の書く冴えない中年のオヤジが頭脳明晰な若い美人に好かれるという設定はお約束事なのでツッコミは入れてはいけません。 テロパラの時も思ったけれどアクション描写が飛び抜けて巧いと思うのですが。テロパラでは高速でのカーチェイス、今回は鉄パイプを片手に堀江の大立ち回り。スピード感と攻撃の重量感、それを的確に且つ鮮やかにアクションシーンは書いていると思いました。
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ページをめくる原動力とは「謎を解きたい」という欲求だと再認識。企業と政治と闇世界にサラリーマン(組長の息子なので強い)が1人で挑むっていう大筋はフツー。解きたくなる謎がはじめに提示されていたのでどんどん引き込まれた。
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面白かったです。堪能できました。 ハードボイルドです。かっこいいです。この作者の設定はワンパターンだという批判もあるそうですが、おいらはそれでも全然構いません。楽しめればいいんです。今回も脇を固める人物がみんなかっこよかった〜
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バブル崩壊時を舞台にくたびれた中年サラリーマンが恩人である一流企業の会長の自殺の謎を追う。やくざ、友情、酒、そして秘密の愛・・男くささ満開ですが、文章はテンポがいいし人物がみんな賢く、かっこよく描かれているのですっきりと読み終えれます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
購入詳細不明。 2016/1/19〜1/26 13年ものの積読本にして、4年ぶりの藤原作品。 久しぶりに藤原流のハードボイルドを堪能した。そういえば最近ハードボイルドから遠ざかっていたが、やっぱり良いなあ。どうしても亡くなった作家さんの本は読むペースが落ちてしまうが、藤原作品もあと残りわずか。続編をこの間買ったが、早く読みたいような読みたくないような。
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2007/1/20読了。 人物設定が少々強引だが、それが気にならないストーリー展開のうまさがある。ラストは少し残念。
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飲料会社に勤める、ヤクザの組長の息子だったという過去をもつ中年サラリーマンが、昔世話になった会長の自殺の真相を解明すべく動き出す・・・という話。ハードボイルド。主人公を始め、登場人物のキャラはみな味がある。ストーリーは、いまいち盛り上がりに欠けるというか、どんでん返し的なものが無...
飲料会社に勤める、ヤクザの組長の息子だったという過去をもつ中年サラリーマンが、昔世話になった会長の自殺の真相を解明すべく動き出す・・・という話。ハードボイルド。主人公を始め、登場人物のキャラはみな味がある。ストーリーは、いまいち盛り上がりに欠けるというか、どんでん返し的なものが無いので、先が読めるというか・・・。まあフツーに面白くてフツーに読みやすい。
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ハードボイルドだなぁ〜。 主人公と、その部下の女性大原との関係もアッサリしてていいし、その他の登場人物のキャラもしっかりしていて、入り込める。 ただ私としては、あまりにも筋がきっちりとしすぎていて、うまくいきすぎじゃないかな?っていう感が否めないのだ。 最後の方は、特に作られ過...
ハードボイルドだなぁ〜。 主人公と、その部下の女性大原との関係もアッサリしてていいし、その他の登場人物のキャラもしっかりしていて、入り込める。 ただ私としては、あまりにも筋がきっちりとしすぎていて、うまくいきすぎじゃないかな?っていう感が否めないのだ。 最後の方は、特に作られ過ぎって感じがしたんだけど・・・。 まぁ、おもしろかったからいいか。
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