できる社員は「やり過ごす」 の商品レビュー
データが古い。課長、係長が忙しい理由。あと思いつきで物を言うので課長に言われた事は全部やらなくていいって話。その通り。未来傾斜原理。見通しを示すこと。
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タイトルと関連するのは前半のみであとは学術的な分析や一般的な経営論。やり過ごし、尻拭い、泥かぶりが前半戦。時代的に2000年代の話なので、令和時代似合わないところもあるか。本としては、期待はずれか。
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橋伸夫さん著の有名な本ですが、上司から面白いと勧められて軽い気持ちで読んでみました。 優先順位を考え、「やり過ごす」事ができる人は能力がある、というのは一理あると思います。でも誰かが「やり過ごした」仕事が重要な仕事で、他の社員が尻拭いをせざるを得ない事があるのも事実。 軽い気持ちで読んでみたものの、自身の仕事の仕方等、少し考えさせられました。 そして、係長の役割、経営者の役割について、具体的な事例と共に書かれていていました。 中盤から最後にかけて、少し中だるみした所もあったけど、全体的に楽しく読み終えられました。
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一言で言えば会社における組織の持つ役割や力といったことが書かれている。というと堅苦しい感じだが、タイトルの通りインパクトがあるし、他の経営学専門書と違って学説ありきの話ではなく現場で起こっていることから持論を導きだしているため読みやすい。 ここで書かれているようなことは実際に現場...
一言で言えば会社における組織の持つ役割や力といったことが書かれている。というと堅苦しい感じだが、タイトルの通りインパクトがあるし、他の経営学専門書と違って学説ありきの話ではなく現場で起こっていることから持論を導きだしているため読みやすい。 ここで書かれているようなことは実際に現場レベルでは当たり前にやっていることだが、経営学上はありえないことだという。経営学❨に限った話ではないが❩とか組織論は、各役割が当たり前に遂行されている前提で語られていることが多いので現場レベルで適用する場面が少ないのでは…と以前から思っていたところだったので、この著作では実際のデータや現場の人の声から調べあげ、従来の経営学ではありえないことでも結論に至っていて説得力があると感じる。 というところから最後の章では組織に対する筆者の熱い思いが伝わってくる。組織論だなんだと論じるより大事なことがある。新人の頃を思い出した。 印象的だったのは日本は西欧に比べて刹那的でない、未来係数の高い考えを持っている旨の記述。とかく日本は昔ほどではないにしろ西欧と比較されて批判されがちだが、西欧の文化では理解されない思想・文化に基づいてできあがったものなのだから当然で、批評するなら表面上の手法だけでなくそういった根っこの部分から照らし合わせる必要があると感じた。
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前半と後半でテーマが変わったような。前半が「係長の果たしている役割について」後半が「日本企業の経営システムについて」。10年以上前に書かれた本だったけど、今でも当てはまる(むしろ違和感ないぐらい)内容が多かったし、考えさせられること、納得することが多かった。私はリーマンショック後...
前半と後半でテーマが変わったような。前半が「係長の果たしている役割について」後半が「日本企業の経営システムについて」。10年以上前に書かれた本だったけど、今でも当てはまる(むしろ違和感ないぐらい)内容が多かったし、考えさせられること、納得することが多かった。私はリーマンショック後に働き出したので、昔の会社の雰囲気は分からないけど、客観的な視点を知れて良かった。また著者の高橋さんのキャラクターが出ていて、非常に読みやすかった。
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高橋伸夫"できる社員は「やり過ごす」"を読む。 経営学者が組織のメカニズムを語ったもの。経営学の常識ではあり得ないとされてきた、非効率な組織の研究で知られる著者が会社組織の実態に鋭く切り込みます。 いい古された「勤勉なバカほどハタ迷惑なものはない」「無能な...
高橋伸夫"できる社員は「やり過ごす」"を読む。 経営学者が組織のメカニズムを語ったもの。経営学の常識ではあり得ないとされてきた、非効率な組織の研究で知られる著者が会社組織の実態に鋭く切り込みます。 いい古された「勤勉なバカほどハタ迷惑なものはない」「無能な働き者は殺してしまえ」のことわざのとおり、組織メカニズムに即したデキる人物像が示されています。 完璧主義者・マジメな奴ほどメンタル疾患になりやすい、根性論で仕事をこなして来た人がマネジャーになった途端に部下を使い潰すようになる、といった経験則の裏付けにもなりそう。 原著は96年刊行、02年に文庫化されています。 ○とにかくこのようなオーバーロード状況では、上司の指示命令のすべてに応えることは不可能である。それでは部下はどうしているのか。 ここで登場するのが「やり過ごし」である。部下は上司の指示・命令を上手にやり過ごすことで、時間と労力を節約し、日常の業務をこなしている。…それができない部下は「いわれたことをやるだけで、自分の仕事を管理する能力がない」「上からの指示に優先順位をつけられない」というマイナス評価をされることになる。 ○ようするに、部下のやりすごしをわざと誘発させているのである。そんなとき部下は、自分で仕事に優先順位をつけ、優先順位の低い仕事をやり過ごしながら、自分で仕事を管理することを期待されている。やり過ごしの発生する状況をわざとあたえ、部下に実際にやり過ごしをさせることで、個々の仕事に対する優先順位の付け方や、やり過ごしの判断の仕方をチェックして部下の力量を推し量っているのだ。…うまくやり過ごしができるようにならなければ優秀な上司にはなれないのだ。
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イケメン雑誌によって紹介されていた本。 紹介当初は良かったが、次第にテーマも外れて来てメッセージがわかり辛くなった。
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学者さんが書いたとは思えないほど率直な一冊でした。ハードカバーでもだいぶ売れたっていうのはものすごく納得が行く感じ。後半は少し学術的になってしまって微妙でしたが、前半~中盤の内容だけでも十分に興味深いし、なにより実データに基づいた話だからとても説得力があるわけで。先行きが見えない...
学者さんが書いたとは思えないほど率直な一冊でした。ハードカバーでもだいぶ売れたっていうのはものすごく納得が行く感じ。後半は少し学術的になってしまって微妙でしたが、前半~中盤の内容だけでも十分に興味深いし、なにより実データに基づいた話だからとても説得力があるわけで。先行きが見えないとモチベーションが上がらない、って今の自分じゃん正に、とか思ってしまいました。自分がそういう時期だから、余計に響くのかもしれませんけど。
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できる社員はやり過ごすと聞いて、まるで「経営学者として学問をやっていても現実は学者が言っているほどうまくいかないよ、世の中努力した人才能がある人が順当に報われるわけではないよ。」と学者本人がそう言っていて世知辛い世の中を生きるビジネスマンに温かい言葉をかけているタイトル。と思わ...
できる社員はやり過ごすと聞いて、まるで「経営学者として学問をやっていても現実は学者が言っているほどうまくいかないよ、世の中努力した人才能がある人が順当に報われるわけではないよ。」と学者本人がそう言っていて世知辛い世の中を生きるビジネスマンに温かい言葉をかけているタイトル。と思わせるが実はもっともっと意味深な事が書かれている。 係長が忙しい→次の仕事で報いる人事→見通しが利くことが重要、と話が続いていく中でしまいには日本企業の意思決定原理(未来傾斜原理)といった内容にまで切り込んでいくあたり、圧巻である。
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タイトルから勝手にしょうもないこと書いてる人かと思えば、凄く感銘を受けた。多分実際に働いている人にとっては当たり前のことで、頭の中にあることを文章化されたのだと思う。 が、社会人でない僕にとっては6章、7章は組織について、未来について、は良かったと感じた。
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