同姓同名小説 の商品レビュー
シュール。同姓同名の登場人物たちの話で、知らない人も多かったのでググりながら読んだ。 子猫が自分のゲロを食べる話が妙に印象に残った。
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途中まで読んで、昔すでに読んでたことに気付いた。シュールな話が多い。2002年発行ということで、そんなことあったなあ、という話をネタにしている。ネタにされてる人を知らないと楽しめない部分はあるし、時事ネタ故に今は響かない部分もある。その時代の空気を吸いながら読んだら違った感想にな...
途中まで読んで、昔すでに読んでたことに気付いた。シュールな話が多い。2002年発行ということで、そんなことあったなあ、という話をネタにしている。ネタにされてる人を知らないと楽しめない部分はあるし、時事ネタ故に今は響かない部分もある。その時代の空気を吸いながら読んだら違った感想になりそう。後の章にいくほど精彩を欠く印象を受けた。 そんな一冊だけど、みのもんたの章はおもしろかった。そして、川島なお美の章がすごくいい。松尾スズキの魅力全開。筆が冴えてる。もうこの章だけでいいかも。最後に収録された「松尾スズキ」の章はかなりノンフィクション入ってるのではないか。温水洋一との確執の一因を垣間見た気がした。
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松尾スズキ、初の短編小説集。 松尾スズキが好きで好きで、戯曲だけじゃ全然足んねえ、と思っていた頃に刊行。 そらハードカバーで買うわ。1500円、出しますわ。 初読は2002年。 ユーロが流通して、雪印がなくなって、ソルトレーク五輪があって、日韓W杯もあって、自衛隊は東ティモール...
松尾スズキ、初の短編小説集。 松尾スズキが好きで好きで、戯曲だけじゃ全然足んねえ、と思っていた頃に刊行。 そらハードカバーで買うわ。1500円、出しますわ。 初読は2002年。 ユーロが流通して、雪印がなくなって、ソルトレーク五輪があって、日韓W杯もあって、自衛隊は東ティモールに派遣されて、鈴木宗男が逮捕されて、石井館長も逮捕されて、田中さんがノーベル賞もらって、金正日が拉致事件認めて謝罪して蓮池さん達5人が帰ってきて、タマちゃんは神出鬼没で、猫も杓子もベッカム様だった。 そして私は色々中途半端ながらもとりあえず身分的には社会人1年目だった。 芸能人の名前いっぱい出てくるけど「実在の方々とは何の関係もありません。同じ名前の別の人、としてお読みください」とのこと。 甘えん坊さんの大学生から心の準備体操なしで社会に飛び込んでしまい、泳いでるのか溺れてるのか解んないアップアップの中、築30年のアパートでひとり膝を抱えながら読んだのを思い出す。 読みながら、「こういうパロディって風化しちゃわないのかなあ」とか余計な心配をして、でもとにかく面白くて、こんなブッ飛んだ小説を書く松尾スズキがいる世界にいられて良かった、みたいな事まで思って、そんでインスタントラーメン食べて寝たのを思い出す。 先日、久々に再読。 ホント芸能人って、架空の存在だなあ。空想上の生き物だなあ。河童の類だなあ。ヒロスエ回が全てを物語っていると思いました。 今はもういなくなってしまった人たちもいるけど、松尾スズキのキレキレのギャグは全く色褪せていないよ! 第1話「みのが、みのであるために」―みのもんた 第2話「ピンクレディー復活の日」―ピンクレディー 第3話「蚕谷村奇譚・なお美の夢」―川島なお美 第4話「間違えたいの!」―中村江里子 第5話「上祐の夏」―上祐史浩 第6話「乱の乱」―乱一世 第7話「力の魂」―竹内力 第8話「田代の一番長い日」―田代まさし 第9話「女優・荻野目」―荻野目慶子 第10話「広末の秘密」―広末涼子 第11話「総理の息子と呼ばないで」―小泉孝太郎 第12話「モニと私」―モーニング娘。 第13話「上161下105の男」―松尾スズキ
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やる気も無いがルックスがいいのでモデルで小銭を稼ぐ俺は 公園でみのもんたと出会った。 それからみのはちょくちょく俺の部屋に来るようになったが テレビを全然見ない俺はみのが何をしているのか知らなかった。 隠し通せないと思ったみのは自分の出ている番組を見せ、 どちらが本当の自分なのか...
やる気も無いがルックスがいいのでモデルで小銭を稼ぐ俺は 公園でみのもんたと出会った。 それからみのはちょくちょく俺の部屋に来るようになったが テレビを全然見ない俺はみのが何をしているのか知らなかった。 隠し通せないと思ったみのは自分の出ている番組を見せ、 どちらが本当の自分なのかわからないと言う。 有名人と「同姓同名」の主人公たちの13編。 装丁・デザイン:関万葉 イラスト:坂本千秋 デザイン;遠藤康正、穴井優 どこまでちゃかしているのかわからなくなりそう。 何も考えずに苦笑しながら読めばいいと思います。 断り入れてあるとは言えこういうのって 芸能人のイメージ戦略的に大丈夫なのかなぁ。
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みのもんた、広末涼子、小泉孝太郎、安田圭、名前がたまたま一緒な彼が繰り広げる奇行。 「同姓同名小説」と言い切ってしまってここまでやってしまうのが松尾スタイル。
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いや、前半笑ったなー。 みのもんた、川島なお美、昼休みにお弁当食べながらだったんだけど、笑って食べれないくらいだった。 オウムでは震撼とした。 出てくる名前がいちいち全部覚えている。顔もはっきり出てくる。 でも笑える。 最後の章、だれだったっけ。 でもあのお兄さんの話って半分...
いや、前半笑ったなー。 みのもんた、川島なお美、昼休みにお弁当食べながらだったんだけど、笑って食べれないくらいだった。 オウムでは震撼とした。 出てくる名前がいちいち全部覚えている。顔もはっきり出てくる。 でも笑える。 最後の章、だれだったっけ。 でもあのお兄さんの話って半分フィクションかな。 とても物悲しくなった。 松尾スズキ、いいね。
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図書館にて。 同姓同名の別人の話、って書いたからって こーんなこと書いちゃっていいのかね??? この人らしいけど、ご飯食べながらは読めません。
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松尾スズキさん、本当に大すきです。 頭の中、覗かしてください。 読みながら、これはフィクションだ、フィクションだ、と思いながら読まないと頭がおかしくなるかと思った。 いや、誰だってそうだ。黙ってろ。黙って死ぬのを待っていろ。
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特に良いのは、みのの話。 ほんとに良いです。あと、田代の回の後半、松尾ちゃんがいかれまくってる感じが非情に楽しい。 自分がいかれている時もあんな感じなので、共感できまうす。
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「有名人と同姓同名の別人」というノイジーな人物を劇中に登場させるのは松尾作品における十八番だが、これはその松尾お得意の小ネタを構造上の肝に据えた短編小説集。笑いの中にリリカルな余情をもたらす手腕などは芝居やコラムでも見られる彼の持ち味だが、小説でもそれは見事に花開いている。個人的...
「有名人と同姓同名の別人」というノイジーな人物を劇中に登場させるのは松尾作品における十八番だが、これはその松尾お得意の小ネタを構造上の肝に据えた短編小説集。笑いの中にリリカルな余情をもたらす手腕などは芝居やコラムでも見られる彼の持ち味だが、小説でもそれは見事に花開いている。個人的には川島なお美、中村江里子、広末涼子、小泉孝太郎の回などが白眉。
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