インタビュー術! の商品レビュー
ビジネスの場でも活かせないか?と思い読んでみましたが、インタビュアーなどの「取材」に重きを置く方向けの本です。 筆者自身の過去の取材における経験やそこから気づいたポイント(コツ)が載っていていますが、大事な部分というのは限られています。 例えば、教養。 これは本書だけでなく様々...
ビジネスの場でも活かせないか?と思い読んでみましたが、インタビュアーなどの「取材」に重きを置く方向けの本です。 筆者自身の過去の取材における経験やそこから気づいたポイント(コツ)が載っていていますが、大事な部分というのは限られています。 例えば、教養。 これは本書だけでなく様々な本で語られていますが、インタビューというシチュエーションにおいても大変有効だということが理解できました。
Posted by
インタビューの準備と書き方について豊富に実例とともに載っています。 アポイントの取り方や、当日の流れについては薄いので他の本を参考にした方がいいかも。 インタビューすることがあるならさらりと読んでおくと安心できそうな本でした。
Posted by
世の中で起きる対人関係すべてをインタビューで解ける、そんな気がした。 -------- インタビュー術、という名称からはノウハウ本に思えるかもしれない。そういう側面も、もちろん多分にあるが、しかし見どころは、インタビュイー(ってgoogle日本語入力が変換してくれない。使われない...
世の中で起きる対人関係すべてをインタビューで解ける、そんな気がした。 -------- インタビュー術、という名称からはノウハウ本に思えるかもしれない。そういう側面も、もちろん多分にあるが、しかし見どころは、インタビュイー(ってgoogle日本語入力が変換してくれない。使われない言葉なんだね。話し手の方)に対してのインタビュアーである著者が、インタビューという海で見つけた宝島だったり、珍生物だったりを楽しめるところだ。 取材とインタビューは違う、という。おお、ビリっと来た。 僕は取材もインタビューも仕事として経験している。最近はインタビューのほうが多いというか、好きである。取材とインタビューは何が違うのか。 インタビューの主役は、インタビュイーの言葉である。取材は、相手が話す内容や意味が主役である。この違いがわかっていない人にインタビューを試みると大変なのだ。 そしてインタビューは虚構であることが説明される。だって、一字一句違わずただ流すインタビューなんてないもんね。 僕が印象的だと思ったのは、 抽象的なことがらを理解するためには、抽象的な思考のトレーニングが必要だし、そのためには時間も努力も必要だ。ふだん抽象的な思考をしていない人に、いきなり高度に抽象的な話をしても、理解するのは難しい。 という一節だ。ここは多分、全体からするとそんなに重要ではないのかもしれない。しかし、どんなに難解なことも、必ず易しい言葉に置き換えられる、という幻想をもった人がいることも事実だ。 アナロジーで語ったことで雰囲気が伝わっても、それで理論や概念そのものを正確に理解したことにはならない、とも書かれていた。 うわあ〜、突き刺さるわ〜。 そういうところに僕は惹かれたが、インタビューの段取りだとかを通じて、よりよい人あしらい(って言葉悪いかな?)、よりよいアウトプットを追求する姿勢は、インタビューという仕事をしていなくても、静かにエキサイティングであるといえる。 ふだん、他者に関心がない、という立場をとっている僕が、実はそうでもないのかな、って内面を見ちゃったりして。インタビューされていないのに、脳内インタビュイーになるのであった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パワーフレーズ 「容姿とテクニック、接客マナーはいうまでもありません。でも、いちばん重要なのは教養なんです。」 インタビュアーの視点からインタビュー記事を分析したのがこの本。前半はインタビュー論、後半はよりディープなインタビュー論となっている。一般人は前半だけでお腹いっぱい。
Posted by
インタビューの入門書は数が少ないが、この本はとても学ぶことが多い。第1章・2章は後発のインタビュー入門にも載っているであろう内容だが、第3章「インタビューはこう読め」は秀逸。裏側を見せたり推理したりすることで、話を聞くだけでなくそれを「インタビュー原稿」にまとめていく過程が垣間見...
インタビューの入門書は数が少ないが、この本はとても学ぶことが多い。第1章・2章は後発のインタビュー入門にも載っているであろう内容だが、第3章「インタビューはこう読め」は秀逸。裏側を見せたり推理したりすることで、話を聞くだけでなくそれを「インタビュー原稿」にまとめていく過程が垣間見れ、自分ならどうまとめるか、考えさせてもらえる。
Posted by
インタビューと言っても、そのベースとなるのは下準備がほとんど。実際のインタビューについては各インタビュアーのセンスや個性、力量が現れる部分なので、結局場数を踏んでいくしかない。 インタビューの具体例も多数紹介されていたが、個人的に知りたいのはそこではなかったのであまり興味を引かれ...
インタビューと言っても、そのベースとなるのは下準備がほとんど。実際のインタビューについては各インタビュアーのセンスや個性、力量が現れる部分なので、結局場数を踏んでいくしかない。 インタビューの具体例も多数紹介されていたが、個人的に知りたいのはそこではなかったのであまり興味を引かれなかった。 同じく講談社現代新書の『調べる技術・書く技術』(野村進/著)も合わせて読んでおくと良さそう。
Posted by
インタビューの奥深さを知った。仕事でインタビューを行うが、自分が行ってきたインタビューはどういうやり方だったのか分かった。インタビューの読み方の部分は面白い。必ずしもインタビューの場が忠実に再現されている訳ではなく、編集者などの意図で強調される部分が異なり、結果的に読者に特定の印...
インタビューの奥深さを知った。仕事でインタビューを行うが、自分が行ってきたインタビューはどういうやり方だったのか分かった。インタビューの読み方の部分は面白い。必ずしもインタビューの場が忠実に再現されている訳ではなく、編集者などの意図で強調される部分が異なり、結果的に読者に特定の印象を与えることにつながると思われる。
Posted by
インタビューを論点にした本といえば、最近では阿川佐和子の「聞く力」がベストセラーになったものの、それとは少し趣きが異なる1冊。 この本はインタビュイーとして学ぶところが多いし、インタビューを読む側としても“インタビューの多様性”を理解してもらえると思う。
Posted by
内容も表現も平易で分かりやすく、できる限り様々なインタビューに対応できるように書かれている。筆者自身の方法論などが書かれているが、その通りに実践すべきかどうかは各自の判断が必要だろう。入門書としてはとても役に立つ。
Posted by
インタビューは聞くことであると思っていたが、発信することでもあるようだ。インタビューをもとにして、作られた記事、本の読み方、インタビューでのテクニックなども示されている。個々のインタビューアー特徴なども示されており楽しい。 インタビューの準備 下調べ、質問項目、道具 話の聞き方...
インタビューは聞くことであると思っていたが、発信することでもあるようだ。インタビューをもとにして、作られた記事、本の読み方、インタビューでのテクニックなども示されている。個々のインタビューアー特徴なども示されており楽しい。 インタビューの準備 下調べ、質問項目、道具 話の聞き方、まとめ方 小さなとき、どんな子だった。
Posted by