金儲けがすべてでいいのか の商品レビュー

ノーム・チョムスキー(著者),山崎淳(訳者)

2020/09/27

金儲けがすべてでいいのか
(和書)2013年03月21日 15:56
2002 文藝春秋 ノーム チョムスキー, 山崎 淳

最初にノーム・チョムスキーとは何なのかという疑問点について書かれている。
『アナーキスト』『リバテアリアン（自由）社会主義者』という。それは『組織された政治的行動主義者』とのこと。

新自由主義とはどのようなことなのかが書かれていてる。グローバリズム資本主義というものがなんなのか告発し続けている人だと思う。

こういう視点をボクみたいなメディアに支配され、しかし何かがおかしいと感じている人間が持つには非常に有益な本である。

『同意の製造』も読んでみたい。

よく法治国家だからというし、最近この国の総理大臣が法治国家について主張しているがそれが新自由主義から来ているということがわかる。
オリヴァー・ゴールドスミス「法律は貧民を縛り、金持ちが法を作る」

市場もついて
・・・すなわち、きみには市場の折檻をお勧めするよ、わたしは御免こうむるがね、「競技場」が、国家の介入の結果、わたしに有利に傾いているなら話は別だ。・・・

テロ戦争の口実は国家防衛である。それはナチのホロコーストさえ正当化する標準的な公用語であるという。

民主主義を制限する最も効果的な方法は、意思決定を公共の場から説明責任のないものへ移すことである。

いくらか抜粋しました。こういう視点は見事にボクの疑問に答えてくれる。こういった文明（新自由主義）は滅びてもらわなければならないだろう。こういう文明は滅びる運命にある。

歴史は終わらないことの証明だとおもう。

2011/07/19

1928年12月7日、アメリカのフィラデルフィアにユダヤ人として生まれた今年81歳のノーム・チョムスキーは、本来は言語学者ですが、特に21世紀になってから顕著にアメリカ批判を繰り広げていて思想家としての高名の方が際立ってきました。

2009/10/04

チョムスキーの本の問題点は翻訳が圧倒的に読みにくいということだ。
翻訳者とチョムスキーの間の論理能力が違うレベルにあるからだと思う。