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ユーザーイリュージョン の商品レビュー

4.3

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

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2024/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

、、、長かった、、、 旦那様の本棚からとって読み始めたけど。 、、、長かった、、、 正直に言おう。 全然理解が追いつかなかった\(//∇//)\ むずかちい(゚∀゚) これ読んで面白かったよって言ってた旦那様、それはあなたに理解力と知識が多いからだd( ̄  ̄) 後半の一部は理解できたかな( ゚д゚) わかる部分も多少なりともありましたよ! 前半は正直むずかちい(゚∀゚) 物理やってた人なら聞いたことある法則とか書いてあるかも? 生物選択者はわからんΣ('◉⌓◉’) ↑ただの言い訳だ( ;∀;) 聞いたことある偉人が出てきたらよっしゃってなった! なぜならほぼ聞いたことない科学者ばっかりだったからψ(`∇´)ψ

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2018/11/24

内容は面白いんだけど、同じ話を言い方を変えて何度も言うから、ループしてるとこと、進んでるとこが区別できなくて読み辛い、、、 期待してたよりもはるかに多くの得るところのある本でした これは名著 2014年のシメでした 来年は何から読み始めよーかなー

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2018/08/19

意識とは何かを科学的見地から、かつ多面的に捉えている! 180819再読 脳活動は、意識する0.5秒前から始まっている。

Posted byブクログ

2017/04/30

意識は、脳が処理してから、0.5秒遅れて、やってくる。そして、その時間のずれを処理してリアルであるかのようにシミュレーションしている。意識とは幻想である。 という脳の研究をベースとした「意識」に関する「分かりやすい」入門書かなと思い、読んでみる。 たしかに、そういう話は中...

意識は、脳が処理してから、0.5秒遅れて、やってくる。そして、その時間のずれを処理してリアルであるかのようにシミュレーションしている。意識とは幻想である。 という脳の研究をベースとした「意識」に関する「分かりやすい」入門書かなと思い、読んでみる。 たしかに、そういう話は中心的な議論ではあるのだが、それだけには、全く留まらない、非常に幅広くいろいろな科学的な知識をつなぎあわせる壮大な知的エンターティンメントであった。 でてくる話は、情報理論、熱力学、量子力学、脳生理学、哲学、複雑系、ガイア理論、マルクスなどなど。著者は、研究者ではなくて、科学ジャーナリストということなので、これらの話が複雑に絡み合いながらも、実に分かりやすく書いている。 中心になるコンセプトは、脳生理学ではなくて、情報理論からきている。情報の処理で重要なことは、情報を生み出すことではなく、情報を消去する事。この情報の消去にエネルギーが必要なのだそうだ。 ということを前提に、意識の秘密に迫る。つまり、脳は、毎秒1000万ビット以上の情報を処理しているのだが、意識は、毎秒数十ビットしか処理できない!膨大な情報を数十ビットに圧縮するのに0.5秒の処理時間が必要ということ。そして、意識はリアルタイムで処理しているように補正をかける。 ということは、私たちの意識が決定を行うまえに、脳は決定を行っていて、「意識」があと追いで、自分で決めたと思っているだけ。つまり、「自由意志」は存在しない、ということか? などなど、興味深い話題がつづく。 この本で、私が一番良いと思ったのは、副題やオビの宣伝文句のトーンに反して、この本が、「意識は幻想である」という唯物論的なニヒリズムに陥っていないことである。 「意識」=「私」の限界をしっかり受け入れつつ、「潜在意識」=「自分」との調和を見出そうとしている、ポジティブな姿勢が、とても好ましい。 そして、潜在意識は、「私」という閉じた世界ではなく、外部の世界に対して開かれている。「私」と「自己」の距離は、「自己」と「外部世界」よりも遠いのだ。そして、「情報」とは、結局は、外部性、他者性のことである。 最近、「複雑系」や「空」の思想、後期ウィトゲンシュタインから、自分がいろいろと考えていたことと同じことを、別のルートから説明してくれた感じ。

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2017/03/22

http://public-errata.appspot.com/errata/book/9784314009249/

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2014/05/17

基本的には、私が「私」だと思っている「意識」という ものは、一度に一つのことにしかフォーカスできないし 情報処理能力も極端に低い。すべての感覚器官が受け 取る情報は、意識に辿り着く前に意識がハンドリング できるように刈り込まれ、シミュレーションされた結果 であり、意識というのはP...

基本的には、私が「私」だと思っている「意識」という ものは、一度に一つのことにしかフォーカスできないし 情報処理能力も極端に低い。すべての感覚器官が受け 取る情報は、意識に辿り着く前に意識がハンドリング できるように刈り込まれ、シミュレーションされた結果 であり、意識というのはPCのデスクトップのような ユーザーイリュージョンである、ということを書いた本 だが、それを核にしてマックスウェルの魔物からエント ロピー、複雑系やガイア理論にまで話が及び、実に壮大 である。 この本を読んで世界観がガラリと変わってしまう人も いるだろうと思われる大著であるが、それと同じくらい 第1章の途中で挫折する人もいるのではないかな。 私が「私」だと思っている「もの」は、実は「自分」の ごく一部分にしか過ぎない。

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2013/11/13

すごく面白い。でも、李賀の二十歳にして既に朽ちたりをどうするか?中国とかのが自我の目覚めが早いのか?ちと難しい感じがする。

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2012/12/30

これは多岐にわたる情報盛りだくさんの凄い本だった。 著者はデンマークの科学ジャーナリスト、トール・ノーレットランダーシュ。主題はサブタイトルの、”意識という幻想”、だろうか。だが、記載されている内容は、主テーマである”意識が幻想であること”に加え、エントロピー、ゲーデルの不完全性...

これは多岐にわたる情報盛りだくさんの凄い本だった。 著者はデンマークの科学ジャーナリスト、トール・ノーレットランダーシュ。主題はサブタイトルの、”意識という幻想”、だろうか。だが、記載されている内容は、主テーマである”意識が幻想であること”に加え、エントロピー、ゲーデルの不完全性定理、フラクタル等の内容も盛り込み多岐に渡っている。一般にこうしたはやりのキーワードを盛り込んだ本は受け狙いの内容が薄い本が多いのだが、この本は深みを感じさせる。恐らく、一般の本はよく勉強もしないでキーワードだけ引っ張ってきている本が多いのだろうが、この著者は深く勉強している点が違うのだろう。 特に印象的なポイント ■意識の帯域幅は40bit/秒 我々の感覚器官から流れ込んでくる情報のうち、意識に上るのは100万分の1であるとのこと。つまり、意識は我々が本当に持っている情報のほんのサマリしか知らない、ということである。 ■自己とその世界にまつわる話を作り上げるのは、意識の重要な機能である。 分離脳患者の例などを上げ、以下に意識がストーリーをでっち上げるか、を説明している。このストーリー作りが意識の機能であり、我々が意識して考えていることが以下にあてにならないか、を説明。人は通常自分が考えていることは正しい、と思っているが、それが以下にあてにならないことかが分離脳患者の実験などからよくわかる。ガンガジなど様々なスピリチュアルティーチャーが口を揃えて、”ストーリーを捨てよ”といっていることが思い浮かぶ。自分では自分のストーリーは正しいと思っているかもしれないが、それはまったくの作りごとである可能性がある。そしてそれは自分では決してわからないというのがポイントだろう。 ■プリンストン大学のジュリアン・ジェインズは衝撃的な仮説を発表した。「二分心の崩壊にたどる意識の起源」の中で、3000年前の人類は意識を持っていなかった、と主張した。 これは衝撃的な説ですね。ただ、動物も意識をもっているかどうか怪しく、人間もどこか進化の過程で意識を手に入れたのであれば昔の人類は意識を持っていないということになるのだが、それが3000年前というのはなかなか衝撃的な説だ。エジプトや中国の古代文明は意識なく生まれたということになる。ただ昔の人々の意識というのが現代の人の意識よりも割合が小さいのは確かだろう。現代でも、例えば一日中単純作業をしている人などはほとんど無意識で動いており、意識の割合は小さいだろう。意識は生活に余裕の生まれた現代に肥大化しているのかもしれない。鏡の使用が広く広まった中世に自意識が肥大化した、という説もあるらしい。 そして著者は最終ページでは下記のように述べている。 「 したがって、意識はそれ自身にとって危険な存在になってしまった。自身がただの意識であり、ほんとうの世界のありようではないと意識していないからだ。...意識はそれほど多くの情報を含んでいない。...人は意識の中にある情報も必要としている。それは、ある土地を歩くのに地図が必要なのと同じだ。だが、ほんとうに大事なのは、地図を知ることではなく、その土地を知ることだ。世界は地図で見るよりはるかに豊かだ。」 エックハルト・トールやジョーン・トリフソンといったスピリチャル・ティーチャー達がいっていることと非常に似てますね。いつも思いますが、アドヴァイタ系のグル達と、脳科学・心理学の人たちが言っていることは非常に似ていると思います。恐らくこれが真実なのでしょう。

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2012/12/04

意識がいかに嘘をつくか、脳の情報処理以外に身体感覚から登ってくる無意識の情報による反応、〈私〉が〈自分〉から登ってくる膨大な情報を合理的に処理する根拠を星占いに頼る理由など。 約10年前の本だが、今読んでも示唆に富む内容。 余談だが、引用されているルイス・キャロルの「シルヴ...

意識がいかに嘘をつくか、脳の情報処理以外に身体感覚から登ってくる無意識の情報による反応、〈私〉が〈自分〉から登ってくる膨大な情報を合理的に処理する根拠を星占いに頼る理由など。 約10年前の本だが、今読んでも示唆に富む内容。 余談だが、引用されているルイス・キャロルの「シルヴィーとブルーノ」、読みたくなった。

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2012/06/17

素晴らしい。マービンミンスキーの心の社会以来、意識、脳の本はチャーマース、ラマチャンドラン、池上さん、などなどいろいろと読んでいるんだけど、この本の網羅性はすごい。まとめかたはとても好感が持てる。ブクログちょっと見てもまとめをやってる人が多いけど、まとめたくなるんだよね。キリスト...

素晴らしい。マービンミンスキーの心の社会以来、意識、脳の本はチャーマース、ラマチャンドラン、池上さん、などなどいろいろと読んでいるんだけど、この本の網羅性はすごい。まとめかたはとても好感が持てる。ブクログちょっと見てもまとめをやってる人が多いけど、まとめたくなるんだよね。キリスト教とかの文化からだとうんざりするような結論を、希望の持てる結びにするのもすごくいい。デンマークで10万部売れていて、それは人口比で言うと日本では250万部位らしく、こんな国にはインテリ度で一生かなわないと思った。

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