終わりの蜜月 の商品レビュー
作家大庭みな子の夫君、大庭利雄さんによる介護日誌。 介護の日々(なんと介護している人は、近くのスーパーに買い物に出ただけで、他はずっと家にいても一日一万歩は歩いているらしい!!利雄さん自身が勤め人で外回りをしている時も、せいぜい六千歩だったという)を蜜月だといってしまえる利雄さん...
作家大庭みな子の夫君、大庭利雄さんによる介護日誌。 介護の日々(なんと介護している人は、近くのスーパーに買い物に出ただけで、他はずっと家にいても一日一万歩は歩いているらしい!!利雄さん自身が勤め人で外回りをしている時も、せいぜい六千歩だったという)を蜜月だといってしまえる利雄さんが凄い。 日誌の中には、声を荒げてしまった、と何回も出てくるけれど、その分正直な日誌だと感じる。 怒鳴っても、その感情が収まると、最早相手に怒っていたのか、自分に怒っていたのか判らなくなってしまうんだろうな。 そして、ボケても、文学に関しては鋭い視線と記憶力をみせるみな子さんに驚いた。 ちなみに私の大庭みな子初体験は、児童書の「枕草子」でした。
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