パーク・ライフ の商品レビュー
何気ない日常の風景の中に、非日常的なドラマを観たという感じだろうか。特にflowersは、主人公と同じような息苦しさを感じながら読んだ。シーンの一つ一つが、まるで、3D画像のように、しっかりと、鮮明に焼き付けられた。吉田氏の作品は初めてであったが、他のも読んでみたくなった。
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実は、これも妙に離れた距離感のままストーリーが終わってしまいました。内容的にはいまいちかなーなんて思うんですが、自分のなかの【楽しいこと】とこの中の部分が一致していることに気がついてしまいました。人間観察。得られる見解は人それぞれでも根幹が一緒なところが、同じ人もいるねといううれ...
実は、これも妙に離れた距離感のままストーリーが終わってしまいました。内容的にはいまいちかなーなんて思うんですが、自分のなかの【楽しいこと】とこの中の部分が一致していることに気がついてしまいました。人間観察。得られる見解は人それぞれでも根幹が一緒なところが、同じ人もいるねといううれしさを呼びました。
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・・・で、結局???っていう・・・ あんまり現実的でなさすぎるものを読むのも好きっていうわけでもないけどあまりに何もなさすぎてビックリ!! 嫌いじゃあないんだけど読み足りない感じ 同時に収録されてるflowersは苦手な部類だった・・・。
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話の起伏のなさ・おしゃれで軽いかんじがこの作品の魅力です。書けそうでなかなか書けない種類の小説じゃないかと思う。起伏がなくても、細かなエピソードはとてもすてきだよ。装丁もばっちり。日比谷公園で帝国ホテルをバックに噴水見ました。
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初めて読んだ吉田修一作品。だけどだけど・・・いまぃちwちょっと私の好みじゃなかったみたぃ。なんか、こぅ発想はいぃかもしれないけど、同時収録の話は、微妙すぎでした・・・w
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物語にするにはややドラマ性に欠ける物事を、しっかり読み応えのある小説に仕上げてしまうこの奇跡、というか妙!なんでもないことで世界は構成されているんだと、なんか実感。
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吉田修一らしいアッサリした恋愛小説。テーマがそんなにアッサリしてるわけでもないのに主人公にあんまり温度がないというかすごく透明な感じがする。 吉田修一の作品は読み終わった後もう少し先が読みたくなるそんな感じで終わるんだけど、そこがすごく好きです。
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初めて吉田さんの作品を読みました。この本には2作品入っていましたが、2つとも、文章が上手い主人公が自分の日常を書いているように思いました。 わたし的には、両作品ともあんまり面白くなかったです。ごめんなさい。
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電車の中でうっかり声をかけてしまった「スタバ女」と「僕」の日比谷公園を通したつながり。思わずスターバックスに行きたくなる第127回芥川賞受賞作。
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東京、という街は、まだ私には未知のものだけど、その街にある日比谷公園に行きたくなった。それで実際、気球を上げているおじさんがいたら、相当おもしろい(笑)私は、この小説の頭の描写が好きだ。日比谷交差点辺り一帯を誕生日ケーキにたとえ、上空から鋭いナイフで真っ二つに切ったとすると、スポ...
東京、という街は、まだ私には未知のものだけど、その街にある日比谷公園に行きたくなった。それで実際、気球を上げているおじさんがいたら、相当おもしろい(笑)私は、この小説の頭の描写が好きだ。日比谷交差点辺り一帯を誕生日ケーキにたとえ、上空から鋭いナイフで真っ二つに切ったとすると、スポンジ部分には地下鉄の駅や通路が蟻の巣のように張り巡らされている、といった。その街じゃないと描けない、という物語は、やはりたくさんあると思う。この物語は結局、何も始まってないし、何も終わってない。登場人物たちも何を考えていたのかは、結局のところよく分からない。だけど少なからず、何かを考えて日々動いている。そういう最もシンプルな所にこの話は行き着くのかもしれない。(20040904)
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