グレイヴディッガー の商品レビュー
少年時代から数々の悪事に手を染めてきた八神。 しかし 少女を狙った詐欺に加担したことを悔いて、改心した八神は骨髄バンクにドナー登録する。 骨髄移植を明日に控えた八神。 入院費を工面するため お金を貸してくれそうな島中という男の部屋を訪れると 島中は沸騰したお風呂に顔を突っ込み絶...
少年時代から数々の悪事に手を染めてきた八神。 しかし 少女を狙った詐欺に加担したことを悔いて、改心した八神は骨髄バンクにドナー登録する。 骨髄移植を明日に控えた八神。 入院費を工面するため お金を貸してくれそうな島中という男の部屋を訪れると 島中は沸騰したお風呂に顔を突っ込み絶命していた。両手足はクロスして縛られ 体には十字の切り傷。 そこから始まる八神の逃亡劇!! 警察には 島中殺しの犯人として追われ 島中の部屋にいた八神を 謎の集団が追い 更には、都内で発生している無差別大量殺人の犯人『グレイヴディッガー』にまで命を狙われ!!! 八神は無事に生きたまま病院へと辿り着くことが出来るのか─。 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 中世暗黒時代、魔女狩りをした異端審問官が報復として、生き返った『グレイヴディッガー(墓掘人)』に皆殺しにされた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 現代の東京に甦ったグレイヴディッガー。 骨髄ドナーを次々と拷問の末 殺しているようで…。 何故 ドナーばかりを狙うのか、 医科大学から 司法解剖を待つ変死体が盗まれるという謎の事件との関係性は? 足に重りをつけられビルから突き落とされる。 ボウガンについた見えない炎が体に突き刺さり生きたまま焼かれる…。 この拷問、、、、 読んだことある!笑 でも全然覚えてなかったー! 最後の最後まで 八神の骨髄の行方にハラハラ。 「自分が救う命は 子どもであってほしいな」と願い、必死に病院を目指す八神。とんだ悪党だけど憎めない、し、強い笑 強いといえば、グレイヴディッガー様 黒いマントに鉄仮面。 強い、強すぎる!笑 私もSATの指揮官と全く同じこと思ったよ 「何故 死なない……!!」と。 そして、貴方は誰ですか《(;´Д`)》ブルブル こんな終わり方だったんだね笑 いやー!本当 誰ーーーー! でも私が1番怖いのは 元公安の刑事、ベビーフェイスの小坂よ。全然出番ないのに 最後の最後に変な登場の仕方して…。きみ、一体 何者??
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めちゃくちゃスリリングな展開でした!公安はいろんな作家さんが、犯罪をも辞さない組織として描いていますが、実際はどうなんでしょうか…。とてもフィクションには思えませんでした。八神はやってることはムチャクチャでしたが憎めないし、古寺と剣崎のコンビも良かったです。無事に手術が成功すると...
めちゃくちゃスリリングな展開でした!公安はいろんな作家さんが、犯罪をも辞さない組織として描いていますが、実際はどうなんでしょうか…。とてもフィクションには思えませんでした。八神はやってることはムチャクチャでしたが憎めないし、古寺と剣崎のコンビも良かったです。無事に手術が成功するといいなぁ。そして、「墓掘人」とは結局誰だったのか。
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『グレイヴディッガー』中世暗黒の時代、魔女狩りの名目で、無実の人々が拷問死させられた。それを取り仕切っていた異端審問官が相次いで暗殺される事件が勃発。それは殺された魔女(男性も異端とみなされれば魔女扱い)の復讐であった。魔女が、あの世から蘇り復讐する。その魔女はグレイヴディッガー...
『グレイヴディッガー』中世暗黒の時代、魔女狩りの名目で、無実の人々が拷問死させられた。それを取り仕切っていた異端審問官が相次いで暗殺される事件が勃発。それは殺された魔女(男性も異端とみなされれば魔女扱い)の復讐であった。魔女が、あの世から蘇り復讐する。その魔女はグレイヴディッガー(墓掘人)と呼ばれた。 こういうとんでもない伝説……大好きぃ!!もっと下さい!! 『13階段』で司法の闇を描いた高野さんの2作目。こちらの方がより好みそうだと思っていたら、予想以上に大好物でした。 早速にこの伝説について調べてみた所、なんと高野さんの創作との事。映像畑の方はエンタメを作る能力に長けていらっしゃるなあ。 あまりにも好きな設定だったので冒頭に書きましたが実際は13階段に負けず劣らずの、今度は政界と国家権力の闇の渦。 物語は殺害された麻薬中毒患者の死体が消えた事件から始まります。 それを皮切りに儀式めいた遺体がごろごろと量産されて行き、犯罪歴のある八神が一連の連続殺人犯と疑われ警察から追われる羽目に。 ところが八神は白血病患者にドナー提供が決まっていた為に指定の時間までにどうしても病院へ行かなくてはならない。 ここから物凄い逃走劇がスタート。凄すぎて笑ってしまいます。『絶対×絶命』という脱獄した骨髄移植者になる知能犯を追いかける洋画がありますがこれの真逆ですね。 東京都足立区から大田区までの区間を警察と謎の組織、更にはラスボス感満載のグレイヴディッガーから追いかけられる八神。あまりの前向きさとバイタリティに八神応援団となってエールを送ってしまいます。 東京都にお住まいの方は更に楽しめるんでしょうね。 待ちに待ったグレイヴディッガーの登場には世の中の少年心を忘れない方々には堪らないんじゃないでしょうか。 かっこよすぎるだろ!!! 終盤の階段下から登場するシーンなんて映像が脳内再生されて、とりあえず彼になら弓で射抜かれても良いかなって思ってしまう!最近、問題発言が多い気もしますが今年のハロウィンはグレイヴディッガーの仮装をしたい(誰にも分かって貰えない事請け合いです。) ダークヒーローものと言っても良いようなホラーサスペンスですが、かなり重たいテーマを扱っているのにも関わらず爽やかなエンタメに仕上がっているんですよね。前作の13階段でも思ったのですが、登場人物同士のやり取りが本当に気持ち良く、魅力的なキャラが多いのでそう思わせてくれるのでしょうか。 政界の闇が、八割は高野さんの創作である事を願うばかりです…。絵に書いたような悪い人が出てくるのでそう信じたいのですが…。 加速する逃走劇の裏ではどんどんと謎が謎を呼び警察、公安入り乱れの大騒ぎとなった末に全てが見事に収束していくのですが、こちらも真相を読者に委ねる所があります。ですがそれがむしろ爽快感を増してくれていて私はあれ以上ない終わりだと思います。 警察こんなに無能でした…?とかSAT弱すぎませんか…?とか、突っ込みたくなる所もあるには有りますが、だって仕方ないんです! 八神のポジティブパワーが強すぎだし、グレイヴディッガー様がかっこよすぎるんです!!(最早、教祖扱い) このように、こまけぇ事は良いんだよ、と思わせてくれる程にエンタメとして疾走感たっぷりに読ませてくれるので、読む映画として楽しみたい方にはお勧めです。 本当は内容の性質上からある程度は一気読みしたかったのですが、忙しくなってしまい本を持ちながら寝落ち、また夜読んで寝落ちを繰り返してしまい毎日墓掘人の事が頭から離れませんでしたので、もし今からグレイヴディッガー教に入信されるご予定の方は、お時間のある時にどうぞ。
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主人公が逃げる逃げる!! 複数の組織に追いかけられ、誰も信じずに孤独に戦う八神はすごいなぁ。おじさんなのに、かっこいい。 それにしてもこの話が本当なら、警察も政治家も信じられないな…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の逃走劇は臨場感あって面白かったですが、最後の事の成り行きを読み手に想像させるのが少し不満でした。これを粋だなと思う人、はっきりして欲しいなと思う人の二分されると思いますが個人的には明らかにしてくれた方が良かったです。
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13階段とジェノサイドが面白すぎたために、それと比較してしまって評価が下がるかも。科学的なアプローチからの解明の中にオカルト要素が混じるためモヤっとした。
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警察と公安と犯人と秘密組織と主人公と、 一見バラバラに思えるそれぞれの思惑が だんだんと関連づけられて進んでいく展開で ページを捲る手が止まらなくなりました。 高野さんの小説は設定も 緻密に構成されていて本当にすごいです。
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同じ作者の『ジェノサイド』が今までで最高に面白かったので読んでみた。 本作もおもしろい。しかし『ジェノサイド』ほどの壮大なスケール感はなく、やや長すぎる。また、公安警察と事件の関係もはっきりとは理解できなかった。 やはり傑作と比較するのは酷か。
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面白かったです。ハラハラドキドキ、ページを捲る手が止まりませんでした。残虐なシーンもありますが、悪人が行う一つの善行、骨髄移植が全うできるのか否か、何度もピンチになりながら何とか病院まで行こうとする八神を応援せずにはいられません。
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エンターテイメント作品としてもとても面白くて読みやすいし、どんどん引き込まれた。 ただ、高野和明さんはそれだけじゃないから私は読む。世間の上っ面だけ見てのほほんと暮らしている自分に、社会構造の真実を教えてくれるから。 今回は、公安警察の闇へ切り込んでおり、弱者となった犯罪者だけが...
エンターテイメント作品としてもとても面白くて読みやすいし、どんどん引き込まれた。 ただ、高野和明さんはそれだけじゃないから私は読む。世間の上っ面だけ見てのほほんと暮らしている自分に、社会構造の真実を教えてくれるから。 今回は、公安警察の闇へ切り込んでおり、弱者となった犯罪者だけが葬られる世の中を必死に伝えてくれている。
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