栄光一途 の商品レビュー
面白かった 柔道+ドーピング+ミステリー=エンターテイメントストーリ 途中、おいおいっていうシーンもありますが楽しめました。 ストーリとしては、 主人公はオリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子。 選手選考に際して、ドーピングしている選手を突き止めるように上...
面白かった 柔道+ドーピング+ミステリー=エンターテイメントストーリ 途中、おいおいっていうシーンもありますが楽しめました。 ストーリとしては、 主人公はオリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子。 選手選考に際して、ドーピングしている選手を突き止めるように上から指示を受けます。 その選手は、怪我から復帰するも、以前ドーピング検査を拒否した吉住か?頭角を現してきた杉薗か? どっちもそれなりに怪しい(笑) 一方で、篠子の教え子もオリンピック代表になれるかどうかの瀬戸際です。 さらに、篠子の調査をサポートする女剣士深紅 篠子と深紅の掛け合いも面白いです。 さらに、夜には柔道の投げ技を使った通り魔も発生。 ドーピングした選手によるものなのか? 誰がドーピングしているのか? 教え子はオリンピック代表になれるのか? 代表選考合宿での試合の描写はさっぱりイメージできませんでしたが(笑)、それはそれなりに楽しめました。 そして、篠子は徐々に、薬の提供元、ドーピングの真相に迫っていきます。(ちょっと展開に無理がありますが) しかし、この篠子の行動力ってちょっと変(笑) 怪しいスポーツジムに忍び込んじゃうんですよ。 それ、犯罪ですから(笑) んで、ここからはハードボイルド張りの格闘シーン そして、深紅の活躍 明らかになる真相 さらに、深紅の活躍 深紅って何者?五右衛門の子孫?(笑) とはいうものの、やはりドーピングというテーマは重い そんな重いテーマながらもエンターテイメントとして楽しめました。
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今更ながら雫井脩介の初期作品を。 シンジという人物が衝動的に,通り魔的に柔道技で人を傷付けたり殺したりしているシーンを挟むも,メインが柔道の代表選手のドーピング問題ってことでパンチに欠ける。 代表選考合宿まではそんな印象がずっと続いていて,それ以降は二転三転あれよあれよという間に...
今更ながら雫井脩介の初期作品を。 シンジという人物が衝動的に,通り魔的に柔道技で人を傷付けたり殺したりしているシーンを挟むも,メインが柔道の代表選手のドーピング問題ってことでパンチに欠ける。 代表選考合宿まではそんな印象がずっと続いていて,それ以降は二転三転あれよあれよという間に事件が起きては解決…と見せかけてまた事件という急展開ぶり。 この心踊る展開までの時間がちょっと長かった。そして篠子先生ちょいと不憫過ぎやしませんか…。
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柔道選手のドーピング疑惑を解明するために特命を受けた女子柔道コーチの話。初期の作品とあって、いろいろ粗が目立つ。扱った話題が、あまりないということだけが斬新だった。雫井作品は、定番を読むべし!
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この作家さんの小説は初めて。 スポーツ痛快物語かなと思いきや、少し意外な展開に体から前のめりになるストーリーだ。 主人公はかつての柔道オリンピック金メダリスト、とは言ってもまだ若いコーチで、メンタルケアも担当している。時はオリンピック候補選定の真っ最中、柔道会のじゅうちからドーピ...
この作家さんの小説は初めて。 スポーツ痛快物語かなと思いきや、少し意外な展開に体から前のめりになるストーリーだ。 主人公はかつての柔道オリンピック金メダリスト、とは言ってもまだ若いコーチで、メンタルケアも担当している。時はオリンピック候補選定の真っ最中、柔道会のじゅうちからドーピング疑惑のある選手を探れとの特命を受けた。 その過程で選手の葛藤や自分自身の忘れ物と向き合うハメに。最後は思いもよらない展開に。 文面自体は読み進めやすく、柔道描写も躍動感がありよい。ほかの小説も手にしてみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
柔道界のオリンピックに向けての強化、しかしその裏でドーピング疑惑…。柔道界を守る?誰がドーピングをしている?そもそも何がドーピングがダメで何がいいの?オリンピックを目指すたたかいの裏で繰り広げられる思惑、クスリを仲間たちと探る一作。柔道のことやドーピングのことがわからなくても読めるけど、ややつまらない?
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探偵物語。ボディービルとスポーツ界の薬物依存、精神障害、柔道が絡む。 たった10年前の話だけれども古さを感じる。 作者の物語にしては深みがない。デビュー作だから仕方ないか
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恥ずかしながら雫井さんのデビュー作を未チェックだったため、今さらながら読了。後半の怒涛の展開に、興奮、感動、そして衝撃と感情が追い付かないほどのめり込みました。
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主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドー...
主人公は柔道の世界選手権の金メダリストで、多摩学院大学でスポーツ心理学を研究する傍ら、全柔連の臨時コーチとしてメンタルトレーニングの指導をする望月篠子。ある日、柔道界の重鎮らから呼び出され、告発文書から、男子81キロ級のオリンピック代表候補である杉園信司、吉住新二のどちらかがドーピングをしてるとの疑いがあり、それを調べるよう指示される。同じ大学の友人である佐々木深紅らと調べ始める。同時に4年生の角田詩織のコーチとして、オリンピックを目指す。 聞き取り調査や資料を調べるうちにあるトレーニングジムへの疑惑が持ち上がり、調査を進めていく。次第にドーピングの疑惑が明らかになり、ジムへ篠子は忍び込むが…。 代表選考会で成績を残しオリンピック代表として角田詩織が選ばれ喜ぶ篠子。祝勝会を開くがそこで待ち受けるのは…。 最後は、物語が急展開し、息もつけなく読み切ってしまった。 面白い!
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雫井さんデビュー作。 やっぱり読みやすい文章。 柔道とドーピングとか、 正直全く興味ないテーマだった。 でも面白い。 ただし読後感はいまいち。
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