メドゥサ、鏡をごらん の商品レビュー
先が気になりすぎて一気読み…!! 何、何っ?! どーなるのこれ!!ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 井上夢人作品は過去に『ラバー・ソウル』を読みました。 ビートルズマニアの醜い男が主人公の、切ない話です。 ……ミステリなので、もちろんタダじゃ終わりません。 傑作でした!!...
先が気になりすぎて一気読み…!! 何、何っ?! どーなるのこれ!!ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 井上夢人作品は過去に『ラバー・ソウル』を読みました。 ビートルズマニアの醜い男が主人公の、切ない話です。 ……ミステリなので、もちろんタダじゃ終わりません。 傑作でした!!(〃´-`〃) 『メドゥサ・鏡をごらん』も井上夢人ミステリ。 井上夢人さんといえば、岡嶋二人。 岡嶋二人といえば『クラインの壺』 私の中では、そんなイメージ。 『クラインの壺』は岡嶋二人最後の作品で、井上夢人さんバージョンであると、メドゥサ〜のあとがきに書かれていました。 『クラインの壺』もまた傑作です!! 未読の方が羨ましい♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝マジ 『メドゥサ、鏡をごらん』はそんな『クラインの壺』を彷彿とさせるような読み心地。 読ませるのがうまい、と言うか、やめ時が分からず、結局最後まで一気読みしてしまいました…(^▽^;) 彼女の父親である作家が、コンクリートで自分の身を固めて自殺するという、衝撃の出だし…(;´Д`) 残したメモに「メドゥサを見た」と書き残して…。 父親が残しているノートを調べながら、自殺の真相を探っていくと、ある町へと行きつくことに…。 はい、もうおもしろーい!! ミステリらしく色々仕掛けてありますよ。( ≖ᴗ≖) 最後の方で出てくる疑問に、前半部分を読み返してしまう!! 鳥肌立ちました:( ; ᷄ᾥ ᷅ ;): 1997年の作品なので、パソコン通信やフロッピー、ファックス、留守番電話が主流。 地図も、販売されているものが出てきます。 不便ながらそれらが不気味さをさらに上乗せしてます…。 ホラーじゃない…んだよね。 でも、ホラーミステリのように感じました。 一気読みしちゃうよ、きっと。 面白かったです!!ヽ(´▽`)ノ
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自らをコンクリートに閉じ込め、まるで石像のような自殺を遂げた作家・藤井陽造。傍らの空き瓶からは<メドゥサを見た>との謎のメモ書き。陽造の娘・菜名子の婚約者である私は不可解な自殺の真相を求めるが、その先にはある集落での事故が大きく関わっていた・・・。 久々に何を言ってもネタバレ...
自らをコンクリートに閉じ込め、まるで石像のような自殺を遂げた作家・藤井陽造。傍らの空き瓶からは<メドゥサを見た>との謎のメモ書き。陽造の娘・菜名子の婚約者である私は不可解な自殺の真相を求めるが、その先にはある集落での事故が大きく関わっていた・・・。 久々に何を言ってもネタバレになりそうな危うい作品に出合ったな。 「メドゥサを見た」と残し死んでいった作家先生の原稿を追い求めるうちに主人公の私は過去のとある事件に真相を見出そうとするが、そこに関わっていたものは謎の怪死を遂げていた。やがて主人公の身にも超常現象のような不可思議な出来事が襲い始める。本作の謎は何故藤井陽造氏は自身を石に見立てるような自殺を遂げたのかということだが、その謎が終盤トリッキーな方法で示される。ホラーでありSFでもあり、ミステリーでもある上で特定の枠にとらわれない井上氏らしい作品だったな。
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ホラーなのですが、タイトルから想像する方向性と違う怖さが面白い。 なんだかんだと怖いもの見てきて、感性鈍めの今日この頃。なんか凄いやつ見ちゃったり、追いかけられたりするよりも、自分の身に起きる不可解な現象が続く、経験したくないホラー。 小酒井不木「メデューサの頭」1926年の短編...
ホラーなのですが、タイトルから想像する方向性と違う怖さが面白い。 なんだかんだと怖いもの見てきて、感性鈍めの今日この頃。なんか凄いやつ見ちゃったり、追いかけられたりするよりも、自分の身に起きる不可解な現象が続く、経験したくないホラー。 小酒井不木「メデューサの頭」1926年の短編は、微笑ましいホラーです。腹部の静脈の血管が圧迫され、蛇の様に見える状態を医学用語で「メデューサの頭」というらしいです。それを、メデューサを妊娠したって焦るという。飲みながら、読む方には、真性ホラー。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
父の本棚から拝借。 全く予備知識がなかったので、本格ミステリーなのかホラーなのか何なのか分からないまま読んだ。 謎だらけだけど徐々に解明されていくのかと思いきや、途中から世にも奇妙な物語状態に…! いや、それはさすがに、、と思いつつも引き込まれて止まらない。 結局最後までタモリが出てきそうなくらい世にも奇妙な物語で、色んなことが謎だらけなまま。 とはいえ、楽しく読めたのでまぁ満足。 細かいことは気にせず、エンタメとして消化した。
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少し時代が古いのは分かる。フロッピイとか出てくるし。けど、普通は、フロッピーちゃうかな?どうでも良いけど(^^;; 今なら フロッピー =USBメモリー ディレクトリ=フォルダー ぐらいか。岡嶋二人の時もそうやったけど、コンピューター用語多め。 こんなとこで、悩ませてどうすんねん...
少し時代が古いのは分かる。フロッピイとか出てくるし。けど、普通は、フロッピーちゃうかな?どうでも良いけど(^^;; 今なら フロッピー =USBメモリー ディレクトリ=フォルダー ぐらいか。岡嶋二人の時もそうやったけど、コンピューター用語多め。 こんなとこで、悩ませてどうすんねん! まっ!作品の内容でも悩まされるんやから、やめて〜! 何か、最初は、ミステリーしてて、どんなトリックやねん?とかワクワクしてたら、ホラーなんかな? 主人公が、1日なくしたり、過去行ったりみたいなんがどうなるんやろ?って思ってたけど、ホラーの一言で完了!って感じに思えたんやけど… それとも怖くて見逃してた??? どんどん摩訶不思議な事が起こって、混乱の極みって感じ。謎は深まるばかりで…主人公さんも、そんな感じになって、混乱のままラストへ… これで収束させたのかな〜 何か、まだまだ、変な事起こりそうで…
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ホラーなので全部の伏線を回収したり理に適った内容じゃなくてもいいけど謎のまま終わるところが多い 最後は自分が藤井になり同じことを繰り返さないようにヒントを消して自殺を図るの分かる でも一日ズレていたり元の自分はどうなったのか不明な部分も多い パラレル的な世界で自分の存在が変わった...
ホラーなので全部の伏線を回収したり理に適った内容じゃなくてもいいけど謎のまま終わるところが多い 最後は自分が藤井になり同じことを繰り返さないようにヒントを消して自殺を図るの分かる でも一日ズレていたり元の自分はどうなったのか不明な部分も多い パラレル的な世界で自分の存在が変わったりする 途中までは謎解き、謎追いストーリーで読みやすくもあった
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12、3歳の時に読んだ本。 読み終えてから、夢に出るんじゃないかと気味が悪くて捨ててしまったので(子どもでしたので許してください)、再度購入して再読。 ミステリーからホラーに推移するのも面白く感じたけれど、オチが少々物悲しかった。 そしてやはり気味が悪い…(捨てません)。
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作家・藤井陽造は、異様な死に方をした。彼は全裸になり、その全身をセメントで塗り固め、木枠の中へ横たわっていたのである。その脇にはガラスの小瓶があり、中には奇妙な文が一行〈メドゥサを見た〉と書かれたメモが入っていた。彼の娘・菜名子の婚約者である主人公は、あまりに奇異な自殺に疑問を持...
作家・藤井陽造は、異様な死に方をした。彼は全裸になり、その全身をセメントで塗り固め、木枠の中へ横たわっていたのである。その脇にはガラスの小瓶があり、中には奇妙な文が一行〈メドゥサを見た〉と書かれたメモが入っていた。彼の娘・菜名子の婚約者である主人公は、あまりに奇異な自殺に疑問を持ち、調べ始めるが……。 読めば読むほど謎が深まり、不安な気持ちにさせられる。メビウスの輪のような話。 「知らんでいいものは、知らんほうがいい」
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"1日"が消える...あるクラスの生徒が次々に死ぬ...などなど、これをどう論理的に解決するのだろう!とワクワクして読んでいましだが、なんと何も解決しない!!! あまりにも拍子抜け。 ある意味このラストは予想できませんね
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作家である藤井陽造が、全裸でコンクリート漬けになって自宅で死んでいるのが発見された。異様なこの死に方に対して、警察は自殺と判断した。死体の脇に埋まっていた小瓶の中には紙切れが入っており、そこにはこう書かれていた。 「メドゥサを見た」 藤井の娘とその婚約者は、その異様な死とメッセー...
作家である藤井陽造が、全裸でコンクリート漬けになって自宅で死んでいるのが発見された。異様なこの死に方に対して、警察は自殺と判断した。死体の脇に埋まっていた小瓶の中には紙切れが入っており、そこにはこう書かれていた。 「メドゥサを見た」 藤井の娘とその婚約者は、その異様な死とメッセージの謎を解くため調べることにした。 残された陽造のノートから、彼が甲府の工場で起きた液体酸素による事故に興味を持っていたことが分かる。その事故自体は大したものではなかったが、怪我をした従業員は自殺していた。調べていくうちに、昔あったある事件にたどり着くが、それに関して周りの人たちは口を閉ざし何も語ろうとしない。 知らないほうがいいこと。 自分が既にそれに関わっていて、それがひどく謎めいている。どうしても真実が聞きたい。 でもそれを聞いたらとんでもないことになってしまうから、絶対にやめたほうがいいといわれる。 ということが自分の身に降りかかったら、あなたなら一体どうする? 聞いただけでどうにかなってしまうなんて、到底信じられない。それになんとしてもその秘密を知りたいのだ。 だけど聞いたらとても恐ろしいことが起こる。それが起こったらもう、後悔しても遅いし、時間を巻き戻すことは出来ない。 (ここからはまるでネタバレみたいになります) この物語の結末をどう理解すればいいのだろう。主人公がメドゥサが誰なのかが分かった時点で、つまりあの小説を読み終わったときに違う次元の世界に連れて行かれたのだというのがわたしの意見。自分が元々存在しなかった世界に彼は連れて行かれた。そしてその世界では、彼は陽造なのだ。 っていうことなのかなぁ。。。 どなたか読み終わった方がいたら、是非意見を聞いてみたいと思う。
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