似せ者 の商品レビュー
表題作含め四作。 ずっとシリーズを中心に読んできたので、いつものスケールは感じられないのだけど、狛犬に涙。
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表題作を含めて4話入っています。 私は最後の「心残して」が一番好きです。 江戸末期、舞台の袖の客席からは見えないところで、芝居に合わせて三味線を弾く主人公。あくまでも舞台の役者を盛りたてるため黒子に徹する芸人です。 芸の道に生きる者たちの心意気、当時の庶民のしたたかさ、人...
表題作を含めて4話入っています。 私は最後の「心残して」が一番好きです。 江戸末期、舞台の袖の客席からは見えないところで、芝居に合わせて三味線を弾く主人公。あくまでも舞台の役者を盛りたてるため黒子に徹する芸人です。 芸の道に生きる者たちの心意気、当時の庶民のしたたかさ、人情や粋。幕府瓦解寸前でもなお残る武士の矜持。かっこいいやね~。 4話とも芝居が絡むお話。 歌舞伎とか見に行ってみたいな、ってちょっと思ったりする本でした。 前に読んだこの作者の「吉原手引草」はすごく面白かったけど、こちらの本も期待を裏切らない短編集でした。
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短編集。連作ではないです。 上方歌舞伎を舞台にしてるかと思ったけど、そうでもないようで。 私は長編の方が好きですが、初めての方にはいいかもしれません。
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