1,800円以上の注文で送料無料

日本の軍事システム の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/11/01

主に自衛隊装備について検証。十年前の本なので「ひゅうが」型が全通甲板じゃないんじゃないかって話とかもあるんだけど、どういった装備を持つべきかって考える上での原則を教えてくれる好著。 軍備は抑止のため、国家戦略に基づいてあるべき、そして非生産的なものに金をつぎ込むべきではない。RM...

主に自衛隊装備について検証。十年前の本なので「ひゅうが」型が全通甲板じゃないんじゃないかって話とかもあるんだけど、どういった装備を持つべきかって考える上での原則を教えてくれる好著。 軍備は抑止のため、国家戦略に基づいてあるべき、そして非生産的なものに金をつぎ込むべきではない。RMAとか相互運用性とかいろいろあるけども、単によその国のやり方を採用したり今までのやり方を踏襲する必要もない。そうゆう例としてコンテナ船を改造してイージスシステムだけを装備させてみれば安いといった提案もしている。 最後にも繰り返されていたが、自衛隊は、その装備は日本国民が共有する財産である。どういったものを持ちどう使うかといったことを納税者で主権者である我々一人ひとりが考えねばならんわけだな。

Posted byブクログ

2011/07/09

江畑謙介氏の2001年の日本の軍事関係のまとめの書。 すでに発行から10年が経ち、古さは否めないが、陸・海・空とそれを支える情報通信システムの基本が網羅されている。 個々の武器や車両等についての問題点もよくわかっているが、何よりも全体として何をするべきかの目的・戦略論も随所でふ...

江畑謙介氏の2001年の日本の軍事関係のまとめの書。 すでに発行から10年が経ち、古さは否めないが、陸・海・空とそれを支える情報通信システムの基本が網羅されている。 個々の武器や車両等についての問題点もよくわかっているが、何よりも全体として何をするべきかの目的・戦略論も随所でふれれられいる。 他書で、一般的な軍事のものの見方を学んだ後に、本書で10年前の日本の現状を学ぶには良書だと思う。

Posted byブクログ

2011/02/02

江畑謙介さんが亡くなったらしい。軍事評論家としてテレビで拝見したが、これぞオタクと思いみていたものだ。 兵器、特に戦車や飛行機は用途によって色々な機種があり、開発等にも時間も金も掛かる。これらのことは防衛大学校あたりでは、教えているだろうが、他の大学ではどんなんだ?一般教養として...

江畑謙介さんが亡くなったらしい。軍事評論家としてテレビで拝見したが、これぞオタクと思いみていたものだ。 兵器、特に戦車や飛行機は用途によって色々な機種があり、開発等にも時間も金も掛かる。これらのことは防衛大学校あたりでは、教えているだろうが、他の大学ではどんなんだ?一般教養としても、政治や外交を志す人も一端の全体像は把握しないと話にならない気がしてきた。防衛予算の大小ではなく、何に対しての装備がどの程度必要なのかは、各自意見を持ってないといけないだろう。

Posted byブクログ

2010/11/28

さすがに10年以上前の本になると、兵器についての記述は古くて現在では注意が必要な点も多い。 ただ、ヘリ空母に関する記述など、10年前に言われていたことが現実となっている点は、著者の示す方向性や先見性が正しいことを示している証左であると思う。 最新の軍事情報を得るには向かないが...

さすがに10年以上前の本になると、兵器についての記述は古くて現在では注意が必要な点も多い。 ただ、ヘリ空母に関する記述など、10年前に言われていたことが現実となっている点は、著者の示す方向性や先見性が正しいことを示している証左であると思う。 最新の軍事情報を得るには向かないが、軍事や装備に関する考え方は今でも古あせてはいない。

Posted byブクログ

2010/11/23

[ 内容 ] 年に九五〇〇億円もの装備は有事に無力? 陸・海・空の最新計画を徹底的に検証。 [ 目次 ] 第1章 抑止力のために 第2章 日米相互運用型装備 第3章 専守防衛戦略の装備 第4章 「戦争以外の作戦」に備えて 第5章 日本の防衛産業を考える [ POP ] [...

[ 内容 ] 年に九五〇〇億円もの装備は有事に無力? 陸・海・空の最新計画を徹底的に検証。 [ 目次 ] 第1章 抑止力のために 第2章 日米相互運用型装備 第3章 専守防衛戦略の装備 第4章 「戦争以外の作戦」に備えて 第5章 日本の防衛産業を考える [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/01/10

 自衛隊が現有する装備や今後の防衛計画で予定される装備(当時)について、<納税者としての国民の共有財産に有益か>という視点を入れながら紹介している。  日本は日米安保条約で米国と同盟関係にあり、軍事面でも一体化が図られようとしている。しかし、日本特有の地理的条件や政治的条件から、...

 自衛隊が現有する装備や今後の防衛計画で予定される装備(当時)について、<納税者としての国民の共有財産に有益か>という視点を入れながら紹介している。  日本は日米安保条約で米国と同盟関係にあり、軍事面でも一体化が図られようとしている。しかし、日本特有の地理的条件や政治的条件から、日本が米軍と同じ装備を持つ必要がない。  著者は本著で<日本の国土条件を考慮した装備>が必要と主張する。また、<装備が何も軍事・防衛のみの使用でなく、災害派遣などの多目的に使用できるように整備すべき>とも説く。軍事を一面的にとらえるのではなく、活用法が国税に見合うものかを十分に検討し、より広い視野で軍隊や兵器の活用法を考えることができた。  また、本著に出てくる装備の図が沢山乗っていて、分かりやすい。

Posted byブクログ

2009/10/04

自衛隊について装備・システム面に注目して、それらが抱えている問題点について記した本。 装備の話がメインで組織そのものの批評はない。イデオロギー的なものが先行しがちな自衛隊の装備面での概観を知るにはちょうどいい本。ただ、説明ナシに武器名が羅列してあり細かく読もうとすると難しかった...

自衛隊について装備・システム面に注目して、それらが抱えている問題点について記した本。 装備の話がメインで組織そのものの批評はない。イデオロギー的なものが先行しがちな自衛隊の装備面での概観を知るにはちょうどいい本。ただ、説明ナシに武器名が羅列してあり細かく読もうとすると難しかったり、出版年が01年であるので今でも有効なのかちょっと心配な点がある。

Posted byブクログ