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まなざしのレッスン(1) の商品レビュー

4.5

17件のお客様レビュー

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2023/09/24

一読だけではインプットしきれなかったが、興味深く読み進めることができた。画家が絵の中に残した意味を知るきっかけになるし、知らずに絵を見るのはもったいないと思わせてくれる。掲載された絵画のほとんどが白黒なのが残念

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2023/03/27

美術館をもっと楽しみたいと思い読んだ本。大学の講義がテーマごとにまとめられておりわかりやすい。 全くの初心者だったので、ギリシャ神話のアトリビュートなどとても面白かった。挿絵も多く、教養を深めるのに役立つ一冊。

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2022/09/16

12回の授業をまとめた本で、西洋美術史の基礎概念を学べる本。美術館は楽しくない、面白くない、と思う人はぜひ読んでほしい。西洋美術史の見方、考え方、着眼点を身につけることができる。

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2020/11/22

図像解釈学(イコノロジー)に興味が出てきて手に取った。宗教画におけるアトリビュートは前から知っていて、覚えるのが大変だなあと改めて思ったが、タイポロジー(予型論、予表論)は絵画鑑賞に役立つ視点だとはじめて学んだ。タイポロジーは旧約と新約の両世界に対応関係を見出す発想で、キリストを...

図像解釈学(イコノロジー)に興味が出てきて手に取った。宗教画におけるアトリビュートは前から知っていて、覚えるのが大変だなあと改めて思ったが、タイポロジー(予型論、予表論)は絵画鑑賞に役立つ視点だとはじめて学んだ。タイポロジーは旧約と新約の両世界に対応関係を見出す発想で、キリストを第二のアダムと捉えるような場合が典型例。ダヴィデとゴリアテの戦いはキリストとサタンの戦いの予型、アブラハムによるイサクの犠牲は神によるキリストの犠牲の予型と見なされる...という話で、この新旧の対応関係を見出す視点というのが面白い。 また、そうした宗教画・歴史画から、風景画や肖像画や風俗画や静物画が生まれたというジャンルの広がりの話も面白かった。

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2020/04/26

ん〜個人的に目新しい内容に乏しく期待外れ。 また、絵画とその説明文がそれぞれ違うページに配置される構成になっていて読みにくい。 参考文献を沢山拾える所はイイね。

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2014/03/26

必読。 ふんだんに写真を使って14~19世紀の西洋絵画のいろはを講義を聴いているように教えてくれる。何もしらない大学1年生でも美術館によく行くシルバーサークルのおばちゃんも納得させる。 すごい、上手、きれい、有名・・・美術館に飾られた傑作に当たり前の形容詞をたたきつけるの...

必読。 ふんだんに写真を使って14~19世紀の西洋絵画のいろはを講義を聴いているように教えてくれる。何もしらない大学1年生でも美術館によく行くシルバーサークルのおばちゃんも納得させる。 すごい、上手、きれい、有名・・・美術館に飾られた傑作に当たり前の形容詞をたたきつけるのはやめよう、現物を見たら動けなくなってしまう対面をしよう。 この本を読んだら『受胎告知』の前を15分で通過することはないはず(→フィレンツェに行こう) 唯一この本の悪いところと言えば、読んだら西欧に行きたくてしょうがなくなってしまうこと。

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2011/12/13

授業の教科書でした。 初級編として最高に面白いと思う。と初級者が偉そうに言ってみる。 いや、ほんとにわかりやすくて面白かったんだって。実際絵画展とか行って「おお~」って思えるんだもの。今までよりも浮き浮きできるんだもの。

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2011/11/20

学生のときの美術史の教科書。 読むと読まないでは、美術館での楽しみが倍は変わるとおもう。 初心者にもわかりやすく、誰でも手に取りやすいのもポイント。本の装丁も好き。 客観的で、わかりやすい解説書である。

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2011/09/04

お借りした長の年月が過ぎてしまいました… 図版が多く載せてあって、ほとんど載せた絵に関する言及になってるから読みやすい。一々他の辞典やら画集やら引っ張る気力のない人間にもとりあえず読み通せる。(もちろん、白黒のものすごい縮小コピーでしかないので、できるだけ現物、そうでなくてもせ...

お借りした長の年月が過ぎてしまいました… 図版が多く載せてあって、ほとんど載せた絵に関する言及になってるから読みやすい。一々他の辞典やら画集やら引っ張る気力のない人間にもとりあえず読み通せる。(もちろん、白黒のものすごい縮小コピーでしかないので、できるだけ現物、そうでなくてもせめて大判の画集くらい引っ張ってこいというところでしょうけども…) 上野とか新国立とかでふらっと入ってきた初心者向けにもわかるように噛み砕かれた企画展の解説板を集めたみたいな感じ。 すごく親切。

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2010/12/31

非常に直球まっとうな西洋美術史の「教科書」。 美術史に関して言えば、面白おかしく書こうとすればいくらでも面白くできるジャンルだけど、どうも局所的というか、流行の画家だけを取り上げてる便乗商法的な本も多い気がする。 しかし冒頭にも書いた通り、この本は「教科書」として、西洋美術史...

非常に直球まっとうな西洋美術史の「教科書」。 美術史に関して言えば、面白おかしく書こうとすればいくらでも面白くできるジャンルだけど、どうも局所的というか、流行の画家だけを取り上げてる便乗商法的な本も多い気がする。 しかし冒頭にも書いた通り、この本は「教科書」として、西洋美術史で覚えておくべき概念、「見かた」を教えてくれる。 私個人はといえば、学生時代に3つ西洋美術史の講義(しかも、日本の大学での一般教養と、史学科のものに加え、海外大学の教養学部でも受講したという訳の分からない幅広さっぷり/笑)を取ったけれど、いずれの授業も、ここまで基礎的な体系としての西洋美術史を教えてはくれなかった。その点で、この本を読めて非常に有意義だった。 ただし、この本はよくも悪くも都度都度のテーマに沿って概略を話すという内容なので、クロノロジカルな西洋美術の進化は見えないし、特に神話は作品の背景となるエピソードを十分に紹介できているとは言い難いし、この本を読むことで、読者がどこかの作家/時代に強い思い入れを抱くこともあまりないと思われる。 だから、この本はあくまでも西洋美術史を学ぶ上でのスタート地点ともなるべき一冊であり、深く学びたい人にはちょっと物足りないかも?でも、そういう人のために文献リストが充実しているのも、この本のいいところ。 あと、作品のほとんどはモノクロで粗い印刷だから、本当はどんな色彩なのか、自分でググらないといけないという難点も。 個人的には、西洋美術史の本は結構たくさん読んでいて、ここに書いてあることは概ね知っていた(または読むだけですぐ理解できた)のだけど、逆に東洋美術史は全くの門外漢なので、東洋美術史でこういう本があったらすぐにでも読みたい。

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