キャッシュフローで会社を強くする の商品レビュー
本書の良い点は、著者に確かな業績があり、投資家として優れている点だ。辛口、というよりは口が悪く、文章がまとまっていないため、わかりにくい印象を受けるのが難点。逆に、ねばりのある文体ともいえ、考えを深めたい人には最適。よって初心者や、スピード重視の人には向かないと思われる。
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ファンドマネジャーとして日本企業を分析してきた著者による、80年代〜90年代前半の土地の含み益に頼る企業が多い中にあってキャッシュフロー重視の経営を行っていた数少ない企業のケーススタディ。売掛債権・買掛債務、在庫、減価償却と設備投資、不動産在庫の4点に絞って対象企業がキャッシュフ...
ファンドマネジャーとして日本企業を分析してきた著者による、80年代〜90年代前半の土地の含み益に頼る企業が多い中にあってキャッシュフロー重視の経営を行っていた数少ない企業のケーススタディ。売掛債権・買掛債務、在庫、減価償却と設備投資、不動産在庫の4点に絞って対象企業がキャッシュフローを改善する為にどのような努力をしているかを解説している。初版は94年、増補版の本書は01年と古いが、内容は今でも十分通用する。戦後の日本型経営でもアングロサクソン型でもない、新しい日本型経営を育てていこうという著者の言葉に共感。
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