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三国演義(第4巻) の商品レビュー

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この巻は、おおむね演…

この巻は、おおむね演義の筋通りに話が進んでいきますが、やはり要所要所では、安能務の解釈が光ります。一番注目すべきは、曹操と荀彧の関係ではないでしょうか。一般的な解釈は、荀彧は漢室の遵守を考えており、曹操の魏公就任に反対し、死を賜ったというものですが、安能務の荀彧はそもそも献帝を単...

この巻は、おおむね演義の筋通りに話が進んでいきますが、やはり要所要所では、安能務の解釈が光ります。一番注目すべきは、曹操と荀彧の関係ではないでしょうか。一般的な解釈は、荀彧は漢室の遵守を考えており、曹操の魏公就任に反対し、死を賜ったというものですが、安能務の荀彧はそもそも献帝を単なる踏み台としか考えていないのです。ただし、荀彧の念頭にあったのは易姓革命であり、王位の簒奪ではない。後者につながる魏公就任に反対したのは当然なのです。一方、蜀では諸葛孔明がついに本領発揮!政治家として辣腕をふるいます。劉備との「

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