性的虐待を受けた人のポジティブ・セックス・ガイド の商品レビュー

ステイシーヘインズ(著者),伊藤友里(訳者)

2012/01/30

性の問題は非常に難しい。特に日本においては、性的なことは「恥ずかしい」、「いやらしい」事という倫理観が強い。
少女にとって、大人の男性の行動は極めて侵入的に感じられることがある。性的虐待を受けていなくても、そういった経験と倫理観から、好きな相手であっても誰でもときには「嫌悪感」を持ことがある。
海外の本なので、直接的な表現が多く、様々な性的思考に幅広く触れられており抵抗があるかもしれないが、私にとっては女性の「性」というものを理解する上で非常によかった。
本書で書かれているような「癒しのためのセックス」という考えは日本でも十分に理解されるべきことではないかと思う。