食べてこそわかるイタリア の商品レビュー
内田洋子さんと亡夫シルヴェリオさん共著の、短編小説風エッセイ。高等遊民ぽい伊男性を主人公に、前半12章ではひと月ずつ地方の風土と美味を堪能し、後半12賞の一年で塩、水といったイタリアの食の根幹を成す要素に踏み込む。 なんでこんな大傑作が絶版なんですか! 1997年ごろユーロ加盟...
内田洋子さんと亡夫シルヴェリオさん共著の、短編小説風エッセイ。高等遊民ぽい伊男性を主人公に、前半12章ではひと月ずつ地方の風土と美味を堪能し、後半12賞の一年で塩、水といったイタリアの食の根幹を成す要素に踏み込む。 なんでこんな大傑作が絶版なんですか! 1997年ごろユーロ加盟前に書かれているから、濃ゆくて熱くてとびきり美味しい、おそらく今では失われたイタリアの食の多様さが存分に描かれ、もうこれをおかずに白飯が食えるくらいの名著だわ。
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前半はイタリア各地の郷土料理 後半は食材そのものや食卓にまつわる小話 どちらも12ヶ月、一月で一つの章となっている 楽しくて美味しそうなイタリアの食卓が目に浮かぶエッセイ
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読書録「食べてこそわかるイタリア」4 著者 内田洋子、シルヴェリオ・ピズ 出版 講談社 P10より引用 “一年のうちで最も過ごしにくいこの時期を、余裕のある人が貧 しい人と分かち合って切り抜ける、というのがその主旨だったか らだ。” 目次から抜粋引用 “よいクリスマスを ...
読書録「食べてこそわかるイタリア」4 著者 内田洋子、シルヴェリオ・ピズ 出版 講談社 P10より引用 “一年のうちで最も過ごしにくいこの時期を、余裕のある人が貧 しい人と分かち合って切り抜ける、というのがその主旨だったか らだ。” 目次から抜粋引用 “よいクリスマスを 夏だけの住人 知る人ぞ知る贈り物 由緒あること 終わりのない旅” イタリアの情報を発信するジャーナリストとその夫による、イ タリアの食に関する話題を記したエッセイ集。 クリスマス料理からお酒についてまで、季節ごとの食風景が味 わいあるイラストと共に記されています。 上記の引用は、クリスマスについての一文。 伝統のある行事というものは、やはり何か理由があって長く続け られているものなのですね。今では余裕のある人が自分の余裕を 見せつけるかのような行事になっていますが、初心の人に対する おもいやりもたまには思い出したいものです。 日本で売られているパスタはほとんど輸入品のようですが、遠 路はるばる運ばれて来たとは思えないくらい安価で手に入ります。 それでも産地の農業はやっていけているのだから、食料生産の点 で本当に豊かなのかもしれないなと思いました。 ーーーーー
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イタリアのさまざまな地域の特徴ある食材や料理が、ショートストーリーで語られる。地域色も楽しめたし、とにかく美味しそう! イタリアの地図が手元にあるとなお楽しめるかな。
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イタリアの地図が頭にないので地名と料理と気候などがすぐにはピンとこなかったのが難点。 食べてイタリアを知りたーーーーいと思った。
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