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蘭への招待 の商品レビュー

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2013/05/27

母親が子供のときに与えてくれた本 前川文雄著『原色日本のラン』が ランの世界に 足を踏み入れることになり 母と見つけた 『モジズリ』が 秋咲きと夏咲きの品種差があるのではないか と思ったことが、研究レポートになった。 子供のころの刷り込みが 植物学者になる要因でもあった。 ラン...

母親が子供のときに与えてくれた本 前川文雄著『原色日本のラン』が ランの世界に 足を踏み入れることになり 母と見つけた 『モジズリ』が 秋咲きと夏咲きの品種差があるのではないか と思ったことが、研究レポートになった。 子供のころの刷り込みが 植物学者になる要因でもあった。 ランを育てたい人でなく、ランを知りたい人の本としては、 アジアが中心であるが、幅広く押さえられていて 適書ともいえる。 ランの花がさかさま というのは知らなかった。 言われてみれば なるほどである。 塚谷裕一はいう 『生物が進化の結果、今見られるような姿になったというのは、進化「論」ではなく事実である。 したがって、特殊な姿の生物がいるとすればそれは、そういう姿であることに、 何らかの背景があるはずなのである。』 ダーウィンの予言 アングラエカム・セキスペダレ 距が30cmもある。 その蜜を吸う昆虫がいるだろうと予言。 ザントパン・モルガニ・プラエディクタ という蛾を見つけた。 この本を読みながら 紫蘭先生にこのような本を書いてほしいなぁ と思った。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 東洋蘭、洋蘭、野生蘭…ランは人気の植物だが、意外にその正体は知られていない。 それもそのはず、今も新種が発見される蘭には、現在二万を超える膨大な種が数えられる。 妖艶で素朴、高貴で身近、巨大にして極小、上下逆さまに咲くかと思えば、自らの生活のためにキノコや蜂を手なず...

[ 内容 ] 東洋蘭、洋蘭、野生蘭…ランは人気の植物だが、意外にその正体は知られていない。 それもそのはず、今も新種が発見される蘭には、現在二万を超える膨大な種が数えられる。 妖艶で素朴、高貴で身近、巨大にして極小、上下逆さまに咲くかと思えば、自らの生活のためにキノコや蜂を手なずける。 その蘭に対して、人は花を愛でるだけでなく、香料に、果ては媚薬にまで利用してきた。 その一方で、野生蘭は世界中で絶滅の危機にされされている。 蘭、その知られざる世界を紹介する。 [ 目次 ] 蘭学事始め 蘭の生物学(蘭の形態学;蘭の生活史) 蘭の地理学・生態学―アジア野生の蘭 蘭のエスノボタニー・蘭の経済学 蘭の未来学 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ