灰夜 の商品レビュー
新宿を離れた外伝的な…
新宿を離れた外伝的な一冊。鮫島の人生を変えた手紙を託した男の法事で訪れた南の果てで事件に巻き込まれます。暴力団と癒着する刑事、相変わらずの公安警察などおなじみの警察の闇とともに、北朝鮮と九州の関係についても触れられ、盛りだくさんの内容。鮫島たちの「矜持」が気持ちのいい作品に仕上が...
新宿を離れた外伝的な一冊。鮫島の人生を変えた手紙を託した男の法事で訪れた南の果てで事件に巻き込まれます。暴力団と癒着する刑事、相変わらずの公安警察などおなじみの警察の闇とともに、北朝鮮と九州の関係についても触れられ、盛りだくさんの内容。鮫島たちの「矜持」が気持ちのいい作品に仕上がっています。
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大沢在昌の本を読んだ…
大沢在昌の本を読んだのは初めて。しかもシリーズものをいきなり7弾から読んでしまいましたが、非常に読みやすい作品でした。舞台が新宿じゃないのでシリーズ物の登場人物が出てこなかったおかげかな。シリーズを最初から読んでみたくなる作品でした。
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物語の舞台が新宿では…
物語の舞台が新宿では無い所が新鮮です。恋人の晶や桃井課長が出てこないのは淋しいような気もします。
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なんだか否定的な感想もチラホラあるが、私は楽しく読みました。「新宿が舞台じゃない!」って、まあ、狭い了見ですな。
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馴れ合いを嫌って単独で動き、気づかれないうちに犯人に迫り逮捕してしまうという警察官が新宿署にいる。その名と捜査法から、人は彼を「新宿鮫」と呼ぶ。 キャリア警察官でありながら、上層部と対立したことが原因でずっと新宿署の警部に留め置かれている孤高の刑事・鮫島の活躍を描く警察サスペ...
馴れ合いを嫌って単独で動き、気づかれないうちに犯人に迫り逮捕してしまうという警察官が新宿署にいる。その名と捜査法から、人は彼を「新宿鮫」と呼ぶ。 キャリア警察官でありながら、上層部と対立したことが原因でずっと新宿署の警部に留め置かれている孤高の刑事・鮫島の活躍を描く警察サスペンス。シリーズ7作目。再読。 * * * * * 友人だった宮本の7回忌に出席した鮫島が拉致監禁された! 衝撃的なシーンで始まる本作は、シリーズ中でも番外編的な設定です。意表を突かれた思いでした。 九州のさる田舎町のため休暇中の鮫島には捜査権がないばかりか、警察手帳まで奪われてしまっていて、まさに徒手空拳の状態です。 おまけに鮫島の前に立ちはだかるのは、2つの暴力団組織、それらと結びつく悪徳刑事、さらに北朝鮮の破壊工作員と、千客万来の様相でハラハラしどおしの展開です。 派手なクライマックスシーンも痺れます。 サスペンスここに極まれりの一冊! 読後の 満足感は格別です。
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個人的な感想で恐縮だが、公安の絡む『新宿鮫』は私は余り好きではない。従って世評高い『氷舞』も私はそんなに高く評価しなかった。政治的なしがらみが鮫島に制約をかけ、ブレーキがかかるからだ。 本書もその1つで、プロット自体は非常によく練られており、高い水準にあるのだが、公安が絡むおかげ...
個人的な感想で恐縮だが、公安の絡む『新宿鮫』は私は余り好きではない。従って世評高い『氷舞』も私はそんなに高く評価しなかった。政治的なしがらみが鮫島に制約をかけ、ブレーキがかかるからだ。 本書もその1つで、プロット自体は非常によく練られており、高い水準にあるのだが、公安が絡むおかげで、ストーリーが流れようとするとノッキングを起こすきらいがあるのだ。 そういった意味ではやはり前作の方が地味ながらも鮫島らしさが横溢していて良かったように思う。 ただ今回もタイトルが素晴らしい。これしかないと云わざるを得ない。
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今までの(前、6冊)新宿鮫とはちょっと傾向がちがう。 でも毎回、半分読むと、後半半分は、一気によめてしまう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2012年読了53冊目 昔読んでいた大沢在昌氏の小説。 図書館で見て、ふと懐かしくなったので読んでないシリーズを読んでみた。 舞台はなぜか新宿じゃない、福岡県のとある町。 新宿では「喰いついたら離れない」、”新宿鮫”とあだ名される警部 鮫島。 めずらしく、鮫島が友情に熱くなり、犯人を追いつめるストーリー展開。 どんな状況でも戦う、そんな物語です。
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たまたま同席した七回忌の場で数分出会った、故人に対する友情が最後の最後まで貫かれている作品。新宿鮫の作品で最初から檻に入って危機的状況は初めてのシチュエーションでびっくりしたが、物語が進むにつれて、どんどん少ない人数の中で、しかも限られた時間の中で調査が進んでいく。 いつも感じ...
たまたま同席した七回忌の場で数分出会った、故人に対する友情が最後の最後まで貫かれている作品。新宿鮫の作品で最初から檻に入って危機的状況は初めてのシチュエーションでびっくりしたが、物語が進むにつれて、どんどん少ない人数の中で、しかも限られた時間の中で調査が進んでいく。 いつも感じるのはこの小説は気が抜けない。少しでも抜いていると話が見えなくなるところが緊張感にあふれた小説なのだ。鮫島警部そのものが異端とは言え、ここまで現在の警察に不信感を与える小説はないんじゃないだろうか。一匹狼の鮫島だけができる本来の警察の姿を感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館にて。 順番に読みたいが貸し出されていて途中を飛ばしたら物語が少し飛んでて残念。 早急に途中も読まなくては。 それにしても、ことごとくいろんなことに巻き込まれる人だと思った。今回の事件もどっちかっていうととばっちりよね。 事件が起き、それを解決しての小説なんだけれども。
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