蕎麦屋のしきたり の商品レビュー
ちょっと専門用語にフォローが付いていなかったりと 問題のある本となっています。 なので、落語とか知らない人にはつらいかも。 本編も用語が結構頻発するので 読み進めるのには手こずります。 ですが、なるほど、と思える項目も 多いことは確かです。 蕎麦屋って大変なものですね。
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「煮え前は恥、蕎麦の煮すぎは恥じゃあない」 蕎麦屋の歴史、店の構造、酒、つまみ、上客のふるまいから、蕎麦の製粉からゆで、つけ汁に至るまで、まさしく伝統を伝承している著者(有楽町更科四代目)が簡潔明瞭に講釈してくれる。 そして伝統を守る大切さ。 「幸いに『更科』の汁を合わせる秘...
「煮え前は恥、蕎麦の煮すぎは恥じゃあない」 蕎麦屋の歴史、店の構造、酒、つまみ、上客のふるまいから、蕎麦の製粉からゆで、つけ汁に至るまで、まさしく伝統を伝承している著者(有楽町更科四代目)が簡潔明瞭に講釈してくれる。 そして伝統を守る大切さ。 「幸いに『更科』の汁を合わせる秘伝は一人に伝えられました。そして、『後で、お前さんより20歳若い、しっかりした者に伝えておいておくれ』と頼みました。技術というものは、20年に1度復習しておけば伝わります。だから、伊勢神宮でも20年ごとにお建て替えをするのでしょう。」 蕎麦屋にますます関心が深まった。
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蕎麦屋の旦那が語る、そばの話、あれこれ。「うんちく」と言ってしまえばそれまでだけれど、つゆの作り方や天ぷらの衣の種類とその衣にする合理的な理由、業界の専門用語から「天もり」の由来など、身近な食材のさまざまなことが分かって面白い。残業するたびにお世話になる「駅そば」も良し悪しを分か...
蕎麦屋の旦那が語る、そばの話、あれこれ。「うんちく」と言ってしまえばそれまでだけれど、つゆの作り方や天ぷらの衣の種類とその衣にする合理的な理由、業界の専門用語から「天もり」の由来など、身近な食材のさまざまなことが分かって面白い。残業するたびにお世話になる「駅そば」も良し悪しを分かって食べると一味違う( かも?!)。
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[ 内容 ] 蕎麦屋で酒を呑み、そして食う。 それも蕎麦通の流儀で。 男なら誰もが憧れる蕎麦屋での粋な作法を、元「有楽町・更科」の四代目店主が、豊富な蘊蓄とともに伝授。 老舗ごとにちがう蕎麦の食べ方、酒とつまみの間合いの取り方など、暖簾の向こう側から教える、「上客」の作法。 [...
[ 内容 ] 蕎麦屋で酒を呑み、そして食う。 それも蕎麦通の流儀で。 男なら誰もが憧れる蕎麦屋での粋な作法を、元「有楽町・更科」の四代目店主が、豊富な蘊蓄とともに伝授。 老舗ごとにちがう蕎麦の食べ方、酒とつまみの間合いの取り方など、暖簾の向こう側から教える、「上客」の作法。 [ 目次 ] なぜ駅前に蕎麦屋があるか 蕎麦屋にも浮世の風が身にしみる 出前とおやどで暖簾の棲み分け 旦那の一日 おかみさんのお小遣い 通し言葉 時代で変わる店造り 調理場の配置 繁盛の歳時と催事 客のトイチ、ハイチ〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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12月9日読了。元「有楽町・更科」の四代目店主という著者が自身の知識に加え先代や上客の老人などに聞いて回った、蕎麦と蕎麦屋と店主とその客に関する様々な薀蓄集。「てやんでえ、これが通の食べ方ってもんでえ」と知ったかぶりをして威張るための知識ではなく、「何故蕎麦屋では酒を出すのか?」...
12月9日読了。元「有楽町・更科」の四代目店主という著者が自身の知識に加え先代や上客の老人などに聞いて回った、蕎麦と蕎麦屋と店主とその客に関する様々な薀蓄集。「てやんでえ、これが通の食べ方ってもんでえ」と知ったかぶりをして威張るための知識ではなく、「何故蕎麦屋では酒を出すのか?」「蕎麦屋の屋号にはどんな種類があり、どんな歴史があるのか?」というシンプルだけど意外と知らない、素朴な疑問に多く答えてくれる本と感じる。「お客様がメシャガる」といった江戸弁風の言葉遣いのリズムも読んでいて心地よい。蕎麦は客が好きなように食べるものであり、客の好みに合わせてベストな蕎麦を出すのが蕎麦屋のテクニック、ということなのだな。蕎麦アレルギーじゃなくて良かった!
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