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半七捕物帳 新装版(二) の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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捕物帳の元祖「半七捕…

捕物帳の元祖「半七捕物帳」の第二巻。頭脳的にトリックを暴いていくが、最後は力ずくで自白させるのはその時代を反映しているのかも知れない。

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江戸風俗・江戸語の勉…

江戸風俗・江戸語の勉強にも良いかもしれません。読みきりが多数収録されていて、好きな人は楽しめるでしょう。

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短編が多数収録されて…

短編が多数収録されています。謎解きよりも江戸の勉強に役立つのが良いかも。

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2022/11/11

古書ではなく、新刊文庫として本書が入手できる驚きと喜び。半七が活躍した幕末の江戸に、季節や風景の描写と、江戸言葉がいざなってくれる。本書では、半七が直接に関わった捕り物以外の伝聞を語る話も入っているが、読者は違和感なく物語世界へ入っていける。1917年(大正6年)から連載が始まっ...

古書ではなく、新刊文庫として本書が入手できる驚きと喜び。半七が活躍した幕末の江戸に、季節や風景の描写と、江戸言葉がいざなってくれる。本書では、半七が直接に関わった捕り物以外の伝聞を語る話も入っているが、読者は違和感なく物語世界へ入っていける。1917年(大正6年)から連載が始まった本シリーズは、解説の森村誠一氏が指摘するとおり、捕物帖のプロトタイプであり、時代考証の参考となることを、つくづく実感できる。

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2021/06/13

2019年9月8日、読み始め。 144頁まで読んで、返却。 ・「鷹のゆくえ」 御鷹所(おたかじょ)という単語が出てきたので、調査しておいた。千駄木と雑司ヶ谷にあったようだ。 御鷹部屋は二箇所あった。戸田家が管理する千駄木御鷹部屋と、内山家が管理する雑司ヶ谷御鷹部屋。 ・「三...

2019年9月8日、読み始め。 144頁まで読んで、返却。 ・「鷹のゆくえ」 御鷹所(おたかじょ)という単語が出てきたので、調査しておいた。千駄木と雑司ヶ谷にあったようだ。 御鷹部屋は二箇所あった。戸田家が管理する千駄木御鷹部屋と、内山家が管理する雑司ヶ谷御鷹部屋。 ・「三河万歳」 三河万歳は、みかわまんざい、と読む。 この三河万歳は何か、それを知らないで読むと、よくわからない話になってしまう。 ---以下、引用--- 万歳(まんざい)とは、烏帽子に素袍を着た太夫が、才蔵の打つ鼓に合わせて、 かけあいで、めでたい文句をとなえ歌い舞えば、歌のとおりになる、と信じる予祝の芸(祝福芸の一つ)をいいます。古くは800年前、大和国(現在の奈良県)の祈祷師が、京の宮中へ出かける千秋万歳が知られています。

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2018/03/09

半七シリーズでは江戸末期から幕末、現代までに渡っての時間軸が据えられており、私は知らなかったけれど、私の祖父母くらいならば普通に使っていたかもしれないと思える言葉がよく出てくる。 「因果者師」 「とんだ保名の物狂い」 「売僧」 そんな言葉が出てくるたびにスマホで検索になる。

Posted byブクログ

2014/09/19

「鷹のゆくえ」から「化け銀杏」まで13編収録。鰻食べたい。何気に顔のない死体トリックが使われていてほほうってなった。辻斬りといえば刀だと思い込んでい た。刀で斬りかかられるだけでも怖いけど、夜道歩いてたらいきなり槍が突き刺さってくる場合もあるのか。自由すぎるだろ。侍道かよ。

Posted byブクログ

2014/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

半七捕物帳の二巻目。一巻目に比べ、幽霊話や動物が関わる事件などが多く、中には落語の滑稽話のようなオチが用意されている作品も入っています。こうした「人外のものによると思われる事件」については、読む側の推理の余地が極端に狭くなってしまう(と個人的には思う)のが少し残念で、その分だけ☆を引いてますが、それでも半七の推理の冴えを楽しめることについては一巻目と遜色ありません。 相変わらず日本語は流麗で繊細、かつ彩り豊かです。今の人が憧れるほど江戸の暮らしは好くはなかった、という史実もたくさん出てますが、それでも半七捕物帳に描かれているような、四季の風景や一日の中の天気の移り変わりの鮮やかさには憧れます。恐らく、その色彩を今の日本で感じるのはかなり難しくなっているでしょうから。

Posted byブクログ

2014/02/07

半七老人の昔がたり捕物帳。淡々とつづられる物語の中で、半七の推理やひらめきが冴えるのが見せ場なのだが、江戸の常識に通じていないとなるほど、とは思いづらかったりすることもある。納得いかないというよりは、へぇ、そうだったのか、という感じではあるが。

Posted byブクログ

2013/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

100年以上前に誕生した推理作家であり、江戸時代末期の雰囲気を知る上で面白かったですが、現代と異なり、刑事訴訟法がなく、こんないい加減な捜査、刑罰でいいのかな?と思ったり。また当時の世相として幽霊、河童、その他妖怪の類を恐れることからの犯罪が多く、今では考えられないなあ、と思いました。しかし、きっと江戸~明治の頃はそのような存在が未だ信じられていた時代なのだと思います。流石に本物ではなく、あくまでもそのような迷信を逆用した犯罪だということですが。その外では意外に現在と違わないのかな、という気がします。

Posted byブクログ