1,800円以上の注文で送料無料

猫探偵・正太郎の冒険(1) の商品レビュー

3.1

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

猫探偵正太郎シリーズ…

猫探偵正太郎シリーズ。短編集ですが、十分正太郎の魅力が楽しめます。

文庫OFF

2015/05/14

1とあったので読んでみたら前作があるらしい。 それから読んだほうが良かったのかも。 推理小説家の同居人のおとぼけぶりと正太郎くんの活躍が義太郎と三毛猫に重なるんだけど、こちらは正太郎視線で描かれる。 けっこう理屈っぽくて人間味あふれる正太郎くん。イヌのサスケやご近所の猫のコミュ...

1とあったので読んでみたら前作があるらしい。 それから読んだほうが良かったのかも。 推理小説家の同居人のおとぼけぶりと正太郎くんの活躍が義太郎と三毛猫に重なるんだけど、こちらは正太郎視線で描かれる。 けっこう理屈っぽくて人間味あふれる正太郎くん。イヌのサスケやご近所の猫のコミュニティーが楽しい。 そして正太郎サイドだけでなく、全くの第三者から正太郎たちをみる視点でのお話が挟まれている。 それがまた切ないやら物悲しいやら。 不倫女性になにか恨みが? 決して賛成はしないけどあまりにも悲しい展開に暗い気持ちになる。 女性への視線が手厳しい。 私もクリスマス大好きだけど独りでクリスマスキャロル観るのもしみじみして良いもんだよ。 心に逃げ道を用意しておくのって大事だね。 とにかく正太郎くんの同居人のおとぼけに救われたー。 それにしても、あとがきに解説、長くない?

Posted byブクログ

2012/06/12

実はこの本の背表紙タイトルが前々から気になってました。「猫探偵ってなに?」と。 某小説みたく探偵っぽい猫がいるのか。名字が猫っていう探偵がいるのか。って、ぶっちゃけ猫ひろしが探偵?とか(笑) 答えは「猫が、探偵」。この正太郎シリーズは猫が主人公の、れっきとした猫探偵。お腹と前足が...

実はこの本の背表紙タイトルが前々から気になってました。「猫探偵ってなに?」と。 某小説みたく探偵っぽい猫がいるのか。名字が猫っていう探偵がいるのか。って、ぶっちゃけ猫ひろしが探偵?とか(笑) 答えは「猫が、探偵」。この正太郎シリーズは猫が主人公の、れっきとした猫探偵。お腹と前足がちょっと白い以外は真っ黒の毛並みの雄猫で、同居人(飼い主)でミステリ作家の桜川ひとみと共に、琵琶湖近辺のマンションに在住。文字は読めないけれど、人間語はすべて理解して、時に人間よりも鋭い推理をしている猫探偵。でも描写されるしぐさや習性なんかは猫そのままなので、ぼろぼろのセーターに潜りこんだりゴロゴロしてたり…考え方はなーんかハードボイルドなのにね…v 今回読んで、しっかり癒されまくり正太郎のFANになりました私です。 長篇も何冊か出てるみたいですが、この本は短編集なので試しに読むにはちょうど良い感じです。 構成としては、正太郎視点・一人称で進む3話(ひとみちゃんの京都庶民グルメ紀行での『正太郎とグルメな午後の事件』、撲殺された猫のダイイングメッセージ『正太郎と花柄死紋の冒険』、田舎で起こった蔵博物館密室事件『正太郎と田舎の事件』)と、人間視点で進む3話(じりじりと忍び寄るストーカー『愛するsへの鎮魂歌』、不倫に傷ついた悲しい女『光る爪』、毎年クリスマスの相手を探し続ける女『ジングルベル』)が交互に掲載されていて、タッチの違う作風で決して読者を飽きさせない仕上がり。この著者の作品は初めて読みますが、うまいな…と唸らせてくれます。 これなら絶対、長篇も面白いに違いない!と確信。 長篇は「ゆきの山荘の惨劇」と「消える密室の殺人」かな?この本が刊行された時点での記載なので、その後まだまだ発表されていそうです。この「冒険」シリーズも②③と出てるようだし。 とりあえず、猫好きでミステリ好きな方!読んで損はないですよ!

Posted byブクログ

2012/05/29

再読。猫探偵正太郎シリーズ第3弾。短編集。 猫視線のユーモアミステリより、正太郎と飼い主が中心ではないサスペンスのほうが面白い。

Posted byブクログ

2011/07/22

猫探偵正太郎シリーズ第3弾。全2作と違って、短編集です。正太郎の目線のストーリーと、人間目線のストーリーが交互にあって目線の違いを比べながら読めるのが面白いです。

Posted byブクログ

2011/07/03

サスペンスとミステリーが交互に入っている短編集。 サスペンスの方は、動物の一人称の語りは無しです。 このシリーズ的にどうかとは思いますが、個人的にはサスペンス的な短編の方が面白かったですね。 女性作家ならではの視点というか、女性の考え方というかが、男性ではまず書けなさそう。 (特...

サスペンスとミステリーが交互に入っている短編集。 サスペンスの方は、動物の一人称の語りは無しです。 このシリーズ的にどうかとは思いますが、個人的にはサスペンス的な短編の方が面白かったですね。 女性作家ならではの視点というか、女性の考え方というかが、男性ではまず書けなさそう。 (特に「ジングルベル」なんかは、男性は書けないだろうなぁ。)

Posted byブクログ

2010/09/23

2010/09/22 ねこ的においしそうなものがたくさん出てくる。麦代餅・あぶり餅・豆餅・銀閣寺アイスに一銭洋食って、そんなに「ありきたりでない」でもないと思う。

Posted byブクログ

2010/03/07

“「だからいろいろ話を聞けば、アイデアの足しになるんじゃないかって。ああ、でもどうしよう。旅行なんてしてるより一日でもネタを考えた方がいいのかしら。ねえどう思う、クロちゃん?」 同居人はすこぶる物覚えが悪いのかそれとも単に無責任なのか知らないが、俺の名前をなかなかまともに呼んでく...

“「だからいろいろ話を聞けば、アイデアの足しになるんじゃないかって。ああ、でもどうしよう。旅行なんてしてるより一日でもネタを考えた方がいいのかしら。ねえどう思う、クロちゃん?」 同居人はすこぶる物覚えが悪いのかそれとも単に無責任なのか知らないが、俺の名前をなかなかまともに呼んでくれない。いろいろ好き勝手にその時の気分で名前を呼ぶのだが、中でも回数が多いのが「クロちゃん」。言っておくが、俺は黒猫ではない。真上から見たら確かに黒猫と間違われても仕方ない毛色をしているのだが、こう見えてもれっきとした白黒ぶちなのだ。ちゃんと、腹と左前足の先は白いのである。 「でもさ、ここで一日考えてたっていいネタは思いつきそうにないしねぇ、そうね、クロちゃんの言う通りね」 何も言ってはいない。” なんというか、新感覚。 探偵が猫の正太郎で間違いはないのだが、話の視点というか、展開の仕方が毎回違う。 すごい、面白い。 飼い主のことを同居人と呼ぶところとか、猫臭さが良いな。 “俺は考える。もしこの、ドジで稼ぎの少ない、おっちょこちょいの同居人さえいなかったら、俺はあのままN村に残っていただろう。だがこの同居人がいない生活など、今の俺にはもう、想像出来ない。 やっぱり俺は、要するに、なんだかんだ言っても、この人が好きなのだろう。たぶん。”

Posted byブクログ

2009/10/07

猫の正太郎の視点で進んでいきます。 猫好きの方にはお薦め! と書いていましたが 確かに猫の登場が多いです。 推理作家の飼い主・桜川の横で、小さな事件から大きな事件まで 幅広く解決していくのですが、何せ主人公が猫。 思考を擬人化してるので、周囲の動物も当然喋る。 そのやり取りが、...

猫の正太郎の視点で進んでいきます。 猫好きの方にはお薦め! と書いていましたが 確かに猫の登場が多いです。 推理作家の飼い主・桜川の横で、小さな事件から大きな事件まで 幅広く解決していくのですが、何せ主人公が猫。 思考を擬人化してるので、周囲の動物も当然喋る。 そのやり取りが、人と枠からはみ出ているので 奇妙だったりそうなんだと納得したりで面白いですw たまに主人公が別の人だったりしますが、かならずどこかに ちらっと飼い主と猫が出てくるのがお約束でしょうか?w

Posted byブクログ

2009/10/04

猫族犬族が人語を解するという設定で話がすすむ。 もちろん正太郎はただの猫なので喋ることはできません。 けれど、思考回路は人間そのもの。 猫の視点からあれやこれやと推理します。 っかーわいーいなー。

Posted byブクログ