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模倣犯(上) の商品レビュー

4.2

362件のお客様レビュー

  1. 5つ

    153

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

最初は入り込むまでかなり時間かかっちゃうけど、そっからは一気に読めた!ほんとにおもしろい♪さすが宮部みゆきだね。

Posted byブクログ

2009/10/04

ありとあらゆるジャンルの小説を書く宮部氏だが、僕は彼女の現代ミステリが好きだ。その中でも丁寧に描きこまれたこの作品は出色。最後の最後でちょっと拍子抜けするけど、それまでのテンションは素晴らしいと思う。他に「理由」も好きな作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

ただの“推理”小説ではなく、事件に関わるあらゆる人間の視点から物語が書かれているところがいいと思う。その反面あの人はどうなってしまったのかとか、あのストーリーの続きはどうなったのかとか、とても分厚い本なのに中途半端になってしまっている点も否めないけれど。(連載だったせいもあるのか...

ただの“推理”小説ではなく、事件に関わるあらゆる人間の視点から物語が書かれているところがいいと思う。その反面あの人はどうなってしまったのかとか、あのストーリーの続きはどうなったのかとか、とても分厚い本なのに中途半端になってしまっている点も否めないけれど。(連載だったせいもあるのかなぁ?)犯人が発覚するまでの展開があまり現実的ではなく都合が良すぎるのも気になった。宮部さんの心理描写は相変わらず巧みだと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

ご存知中居正広主演映画の原作です。悪いですけど、こっちの方が全然面白いです。はまるよ。映画見てからのほうが面白いかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

登場人物の心や情景の描写が事細かに表現されているので、読んでいて引き込まれます。 辞書みたいに長いから、全然読み終わらない&重たいので電車で座れたときしか読めない。。。 読むのに、20時間もかかりました(汗)

Posted byブクログ

2009/10/04

同じようなことが何回も、いろいろな人の視点から語られているので、読むのが途中でめんどんどくさくなった。下は途中までしか読んでない。でも、わくわくしながら読んでたなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

【あらすじ】 公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。比類なき知能犯の狂気に立ち向かう第一発見者の少年と孫娘を殺された老人、二人を待ち受ける運命とは? 【感想】 とてもおもしろいのですが、宮部みゆきさんの小説は読んだ...

【あらすじ】 公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。比類なき知能犯の狂気に立ち向かう第一発見者の少年と孫娘を殺された老人、二人を待ち受ける運命とは? 【感想】 とてもおもしろいのですが、宮部みゆきさんの小説は読んだあといつも心にずっしりきます。読後感がとても悪くて。救われない人が多過ぎて、フィクションとはいえ「なんだかなぁ……」って感じてしまうのです。それでもフィクションだと割り切って読むにはいい作品ではないでしょうか。

Posted byブクログ

2009/10/07

なぜ【模倣犯】なのか?最後の最後でやっと答えが判った。 それが、それこそが、その言葉こそが 真犯人の鎧の裂け目だった。 なんと象徴的なタイトルだろう。 とてもフィクションとは思えない 細部まで練り上げられた人物像。 けれど それとは裏腹に フィクションだと思えばこそ向き...

なぜ【模倣犯】なのか?最後の最後でやっと答えが判った。 それが、それこそが、その言葉こそが 真犯人の鎧の裂け目だった。 なんと象徴的なタイトルだろう。 とてもフィクションとは思えない 細部まで練り上げられた人物像。 けれど それとは裏腹に フィクションだと思えばこそ向き合える数々の場面。 どの登場人物もが それぞれに重要な役割を成し、なくてはならない人物として描かれている。 その時文章に登場していなくても どこかで確実に生きて(死んでいる場合もあるが)いることを疑わせないのだ。 著者の 人は どんな人もその人であるというそれだけで重要なのだ という思いを見る気がする。 そして 被害者の一人 古川鞠子の祖父 有馬義男。この物語の中で 彼の果たす役割はとても大きい。 彼がいなければ 真犯人の書くシナリオは 少なからず違ったものになっただろう。 著者が 最後に彼に真犯人に向けてこう語らせたのも その存在の大きさ故ではなかっただろうか。 私の胸に じんじんと沁み入ってきたように 真犯人の胸にも沁みただろうか。沁みて欲しい。 ――「〜〜〜。本当のことっていうのはな、XX。 ―― あんたがどんなに遠くまで捨てにいっても、 ―― 必ずちゃんと帰り道を見つけて、 ―― あんたのところに帰ってくるものなんだよ」

Posted byブクログ

2009/10/04

益々、磨きがかかってきたように思う。でも、ちょっと長過ぎのような。途中から犯人はわかり、第3部からは世間に堂々とでてくるんだけど、クライマックスはちょっと爽快だった。被害者の遺族のケアなど学ぶことも多かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

宮部みゆきは確実に売れる本が書ける作家だ。ストーリーテラーとして当代一級の力を持つ。この作品も展開がなかなか読めないところが面白い。最後、トリックが暴れるところがじゃっかん「なんだそういうことかよ」という気もするが、そこまで上下一気に読ませるのは話がうまいからこそ。

Posted byブクログ