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時間・愛・記憶の遺伝子を求めて の商品レビュー

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2012/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元の英語でなら美文なのだろうけど、聖書や小説の引用が頻繁に飛び出す文体は読みにくい。 ベンサーに的をしぼったというわけでもなく、ベンサーという人がゲテモノ喰いで寒がり以外のどんな人物なのかいまいちつかめなかった。 行動の遺伝子を探すという発想。行動というのは物理的な側面に抑制されるからやはり遺伝子に支配されるものなのだろう。人間の場合はそれが脳の中に丸め込まれて見えにくくなっているだけだろう。 ハエの突然変異体を探すというのはわくわくさせられるし、その原因遺伝子を見つけ出すのも宝探しみたいだ。古典的遺伝学は自分の好きな分野かもしれない。 ベンサーのように分野を乗り換えて成功していくあり方は、今の科学界でも有効なのだろうか?物理学というポテンシャルの高いところ出身の人だからできることなのか?

Posted byブクログ