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怒涛のごとく(上) の商品レビュー

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長編

1996年10月~1998年9月毎日新聞日曜くらぶ連載(巻末解説より) 帯に「日中混血の子、鄭成功の生涯」とあり、物語は鄭成功の生まれるところから始まるが、上巻はほぼ父親の鄭芝龍の話。 けれど、帯は間違っていない。

長束

2019/01/24

史実に存在した日本との混血の明の武将列伝。 こちらは日本でのエピソードを物語にしている。読み応えもキャラクターの魅力もある。

Posted byブクログ

2017/11/16

純粋・一途と見るか、妄執・狂信と見るか? この本の中で、主人公の鄭成功は後者の人と捉えられている。物語の後半は主人公が孤立し、回りの人間から”何そこまでやらなければならないのか”と反抗されてばかりいる。 どちらの見方でもこの物語は書けたはず。ならば、前者と捉えた方が(月並みか...

純粋・一途と見るか、妄執・狂信と見るか? この本の中で、主人公の鄭成功は後者の人と捉えられている。物語の後半は主人公が孤立し、回りの人間から”何そこまでやらなければならないのか”と反抗されてばかりいる。 どちらの見方でもこの物語は書けたはず。ならば、前者と捉えた方が(月並みかもしれないが)読者が感情移入しやすく、その分、話が進め易かったと思われる。そこをあえて後者で書いたのは史実に忠実にあろうとしたのか? 吉川英治記念文学賞受賞作

Posted byブクログ