神は日本を憎んでる の商品レビュー

ダグラス・クープランド(著者),江口研一(訳者),マイクホワットソン

2011/11/23

90年代の日本が外国人の視点から（主人公は日本人て設定だけど）軽快な語り口で書かれている。しめっぽくなくっていいですね。装丁がクール

2009/10/04

なるほど、この小説はしっくりきます。

クープランドの本はおもしろいのですが、世代をテーマに書く作家なのでその世代に

合っていないと理解しにくいものも多いのですが（クープランドは１９６１年生まれ）、

この作品は、より僕の世代に近い、しかも日本の若者についての話なので、おもしろく

サクサク読めました。自分のクローン人間に語りかけるという、現代的で揶揄や皮肉を

含んだ文脈はとても興味深かったです。一読する価値ありですな。

2009/10/04

70年代生まれの埼玉に住む青年「ヒロ」が
将来、自分の細胞から不運にも新しいヒロとして
生まれ変わったクローンへ
取り扱い説明書を書くという形で書かれた自伝的小説。

著者はアメリカ人で
文体はアメリカ人が書く小説そのまんまなのだが
この当時の日本人青年の特徴をよく捉えている。
（私は同世代なので通じるものがある）
身近で観察したのだろうか、
それとも訳者が脚色してるのだろうか。

小説自体はありきたりで大して面白くないが
やや多すぎる挿絵が秀逸。
まるでイラスト集のよう。

2009/10/04

一時期、嵌っていましたダグラスクープランドの本。ファイトクラブ→チャックパラニューク→この本という流れで嵌った。文体が好きで夢中になって読んだなあ。

2009/10/04

９０年代後半、日本のサブカル界隈ではクープランドの「ジェネレーションX」を引用することが多かったが、そのクープランドが９０年代後半に書いた、日本についての本。最悪な本だが、デザインが良いしクープランドの悪意についてはサブカルの知的テロリズムの被害にあった人は知っておいたほうがいいかもしれない。