感じない子どもこころを扱えない大人 の商品レビュー
非常にわかりやすい新書。カウンセリングの現場や、学校、親子間といった、 大人と子どもを主な対象として書かれてはいるけれど、内省するにもいい本だと思う。 姜尚中氏の『悩む力』とセットで読んでもいいんじゃないかしら? カウンセリングの基本の傾聴では、相手の気持ちを受け入れましょうと...
非常にわかりやすい新書。カウンセリングの現場や、学校、親子間といった、 大人と子どもを主な対象として書かれてはいるけれど、内省するにもいい本だと思う。 姜尚中氏の『悩む力』とセットで読んでもいいんじゃないかしら? カウンセリングの基本の傾聴では、相手の気持ちを受け入れましょうとあるけれど、 実際にネガティブな心境や感情に向き合った時、一筋縄でいかないと思うことも多く、 とまどうこともあった。 もちろん、本書で紹介されていることが100%OKではないとも思うけれど、 物事の考え方として、私はとても共感できたし、ふだんの人間関係においても ベターでないやりとりもしているなぁと気づかされた。 最後の章で、子どもにこんな質問をされたら、どう答えますか?というのがあった。 1)「どうせ私なんて、、」 2)「どうして学校に行かなきゃいけないの?」 3)「どうして、援助交際はいけないの?」 4)「エッチって、気持ちいいの?」 5)「なんだか、毎日つまらない」 質問を見た時は、思春期の子どもをもつ親や、教師は大変だな、と他人事に思ってしまった。 でも、難しい質問・答えにくい質問って、普段の場面でもないわけじゃない。 むしろ、そういうことの方が多い気もするし。非常に、考え方のヒントになる。 とはいえ、適切に感情を表現し、行動していく、というのは、難しいともあらためて実感した。 「悩む力」でも感じたけれど、筆者の人としての温かさが感じられる点が私が好きな点かも。
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子どもも大人も感情を上手に扱えない人が増えている。 そんな人たちのための心の扱い方読本。 著者の視点がとても面白いなぁと感じた。 読んでいてハッとさせられることがたくさん書いてあって、 いい刺激をたくさん受けることができた。 ちょっとモヤモヤが募ったときなんかにオススメしたい一...
子どもも大人も感情を上手に扱えない人が増えている。 そんな人たちのための心の扱い方読本。 著者の視点がとても面白いなぁと感じた。 読んでいてハッとさせられることがたくさん書いてあって、 いい刺激をたくさん受けることができた。 ちょっとモヤモヤが募ったときなんかにオススメしたい一冊です。
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実際的な会話のやりとりが例示されているので、説得力を持つ。うまく会話が成立しないのは、応答の仕方がちぐはぐで、相手の気持ちに沿えないから、というのはわかっていたつもりだが、そのまた背後には、普段からネガティブな感情を抑圧して、意識化や言語化を避けているというのは、これまた説得力が...
実際的な会話のやりとりが例示されているので、説得力を持つ。うまく会話が成立しないのは、応答の仕方がちぐはぐで、相手の気持ちに沿えないから、というのはわかっていたつもりだが、そのまた背後には、普段からネガティブな感情を抑圧して、意識化や言語化を避けているというのは、これまた説得力がある。 新書で、平易な文体で書かれているので、手に取りやすい。
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研究会に参加した際に、話が出た本です。 興味があったので、読んでみたらこれは目から鱗。 自分にも当てはまる節があったので、とてもためになりました。
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分かりやすくていい感じです。受け答えをイメトレするだけでも、ちょっと成長した気になれます。もの凄い余談ですが「大阪は東京に比べてマナーが悪いというのは本当か」というテーマをテレビ番組が扱った時に、「東京の人はそうするとスムーズに事が運ぶと知っているのだ。ルールに従っているにすぎな...
分かりやすくていい感じです。受け答えをイメトレするだけでも、ちょっと成長した気になれます。もの凄い余談ですが「大阪は東京に比べてマナーが悪いというのは本当か」というテーマをテレビ番組が扱った時に、「東京の人はそうするとスムーズに事が運ぶと知っているのだ。ルールに従っているにすぎない」という意見がありました。その真偽はさておき、中々面白いテーマですね。
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割と読みやすく、なかなかに勉強になりました。 これを読んだら、なんだか今のこどもって、かわいそうだなぁと思ってしまう。
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勉強にもなったし、心も楽になる一冊だった。 内容はよく分かったが、実践するには心のゆとりが必要だ。 再読したい本 集英社新書は、結構読みやすい。
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