「思い」と「言葉」と「身体」は密接につながっている の商品レビュー

マシューバド(著者),ラリーロスシュタイン(著者),高橋裕子(訳者),パッチアダムス

2009/10/04

精神と身体は別々のものとして扱われている。現在の人々は当然のようにそう考えるようになってしまった。しかし、それは切り離して考えられるものではない。
例えば、気持ちがリラックスしている人は筋肉が柔らかい。反対に気持ちが緊張している人は硬くなっている。また、腰痛持ちの人は怒りの感情を表すことが多い。このように、それらのつながりを示す研究がどんどん行われてきている。

日頃から自分が使う言葉に自分自身は集約されている。言葉が思いであり、思いは身体である。そして、身体は言葉である。

日頃から口に出す言葉に気付き、自分自身を変えていける１冊。この本は、エクササイズという形式でそれを可能にしてくれる。読むというよりは、行う本である。

日本の医学界の遅れを取り戻すべく、どんどん新しいものを取り入れて欲しい。