双頭の鷲(下) の商品レビュー
おもしろいです。歴史…
おもしろいです。歴史物苦手な方にも自身をもってすすめられる数少ない作品ではないでしょうか。英雄がその実力を発揮できるためには周りのサポートが大切で、この物語にでててくる脇役は全て魅力的でした。自分はそのタイプかなと考えたりしました。
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この小説の中には多彩…
この小説の中には多彩な登場人物が出てくるが、彼らにありとあらゆる感情が書き込まれている。この描写の深さが圧巻であった。
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軍神ベルトラン・デュ…
軍神ベルトラン・デュ・ゲクラン。彼は出世し大元帥になります。が、彼の生い立ちはあまりにも不幸で切なくなります。やはり英雄には悲劇が似合うのでしょうか?
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ベルトランは最終的に…
ベルトランは最終的には大元帥になります。豚もおだてりゃ木に登る的に得意の絶頂です。単純な性格なので・・・。その中で、やっと結婚できた女性だったのに、顧みなくなり他の若い女性に心を移します。かわいそうなのはこの最初に結婚した女性でベルトランが訪れなくなっても、彼を慕ったまま死んでし...
ベルトランは最終的には大元帥になります。豚もおだてりゃ木に登る的に得意の絶頂です。単純な性格なので・・・。その中で、やっと結婚できた女性だったのに、顧みなくなり他の若い女性に心を移します。かわいそうなのはこの最初に結婚した女性でベルトランが訪れなくなっても、彼を慕ったまま死んでしまいます。ベルトランも黄昏時を迎え、彼女のことを思い出すのです。
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※上下巻通しての感想です 幼児性のある軍事の天才、ベルトラン・デュ・ゲクランがあまりにも魅力的。全体としては「悲劇」なのだろうが、読後に悲壮な感覚は残らなかった。 解説にもあるとおり、アレクサンドル・デュマのダルタニャン物語を彷彿とさせる傑作。
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歴史ものの小説を読むと、どこまで本当の出来事なのかと気になるが、意外な点まで史実に沿った内容だった。それだけゲクランが稀有な存在だったということもあるが、歴史好きでも聞いたことない人物。百年戦争の前半で活躍した人物みたいだが、一番有名なジャンヌ・ダルクはナポレオンが大衆操作で担ぎ...
歴史ものの小説を読むと、どこまで本当の出来事なのかと気になるが、意外な点まで史実に沿った内容だった。それだけゲクランが稀有な存在だったということもあるが、歴史好きでも聞いたことない人物。百年戦争の前半で活躍した人物みたいだが、一番有名なジャンヌ・ダルクはナポレオンが大衆操作で担ぎ出した悲劇のヒロインというのが経緯なのだそう。エドワード黒太子も世界史で出てきてクレシーの戦いなど有名だが、ボルドーを拠点にアキテーヌ公として君臨していたとは知らなかった。
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そうか、ジャンヌダルクの少し前の時代に当たるわけか、ってのを、作者あとがきを読んで知った。でも本小説を読了した今、作者評の通り、デュ・ゲクランの方が、成し遂げた仕事は大きいと思える。何といっても、全く知らないフランス史に興味が沸いただけでも、自分にとって本作の価値は大きい。
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100年戦争の英雄と言えばジャンヌダルクぐらいしか思い浮かばないけど、フランス史にこんな痛快な英雄がいたことを全く知らなかった。 ベルトランの無邪気な振る舞いは正に子供のようで、エマニエルやシャルルをはじめそれに振り回されつつも盛り立てる人々が親のようであり、その互いに思い遣る関...
100年戦争の英雄と言えばジャンヌダルクぐらいしか思い浮かばないけど、フランス史にこんな痛快な英雄がいたことを全く知らなかった。 ベルトランの無邪気な振る舞いは正に子供のようで、エマニエルやシャルルをはじめそれに振り回されつつも盛り立てる人々が親のようであり、その互いに思い遣る関係に温かい気持ちになる。 現代社会でも無邪気な子供を優しく見守ることのできない未熟な大人がいるように、中にはベルトランの出世に嫉妬する貴族や実弟もいる。そんな人たちには相応の末路が用意されているあたりも痛快だった。 ただベルトランの過去、実の母親に愛されることがなかった過去はあまりに辛く哀しい。 連戦連勝でフランス王家の信頼を得て大元帥の地位まで昇った英雄。嫉妬も愛情のひとつとカウントすればフランス史上最も多くの人々に愛されたと人物だと言える。でも母親の笑顔はベルトランに向けられることはなかった。こんな哀しいことなんてあるだろうか?同じ男の子として生まれたものとしてベルトランの哀しみは痛いほど解る。 男の子は誰よりも母親に喜んで欲しくて、認めて欲しくて頑張るし無茶もする。大元帥の地位まで昇るほどにガムシャラに頑張ったのに母親の笑顔を得ることなく終わったベルトランの不幸はあまりにも残酷だと思う。それほど男の子にとって、いや全ての子供にとって母親の存在は大きいものだと思う。 親の愛情を受けられないってことは最も大きな不幸だと思う。それはベルトランほどの成功を手にしたと思われる大人物であっても。
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この本が読者を掴んでしまうのは、やはりゲクランの個性なのかもしれない。後書に佐藤氏のコメントがあるが、様々な古書からもあながち脚色ではないということで味わいも一層深まるというところである。いつまでもガキ大将で礼儀知らずそのくせ滅法な戦上手で戦をやらせたら連戦連勝、しかし女嫌いな醜...
この本が読者を掴んでしまうのは、やはりゲクランの個性なのかもしれない。後書に佐藤氏のコメントがあるが、様々な古書からもあながち脚色ではないということで味わいも一層深まるというところである。いつまでもガキ大将で礼儀知らずそのくせ滅法な戦上手で戦をやらせたら連戦連勝、しかし女嫌いな醜男、一体これ以上のキャラクターが存在するのだろうかと思うほどである。脇を固めるのがやや神経質ともとれる従兄弟で托鉢修道士でもあるエマニエル、ゲクランが母との確執の中で疎遠になり、その後復縁したギョームとオリヴィエ、そして軍神ゲクランをフランス王家の復活と失地回復に最大限活用したシャルル5世。これだけ見ても
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上巻に比べると、デュ・ゲグラン自体の生き生きとした会話が減り、 どちらかと言うと周りの状況で話が進んでいく感じです。 それでもおもしろくは読めましたが、少し物足りなさは感じました。 晩年だからでしょうか・・・!? 実際登りつめていく若い時と違い、 登りつめてしまってからでは勢い...
上巻に比べると、デュ・ゲグラン自体の生き生きとした会話が減り、 どちらかと言うと周りの状況で話が進んでいく感じです。 それでもおもしろくは読めましたが、少し物足りなさは感じました。 晩年だからでしょうか・・・!? 実際登りつめていく若い時と違い、 登りつめてしまってからでは勢いは違うものですよね。 自分は変わっていなくとも、 自分を取り巻く人や環境が変わっていくのは若い頃だって同じなのだけど、 歳を取ってからの変化は何か寂しいものが付き纏います。 これだけみんなに愛されて、また好きに生きたであろうに、 それでもこの人の人生はとても悲しく感じます。 最後にモーニとエマヌエルに語らせなければ、 悲しい気分のまま終わったかも・・・。 爽やかな読後感に仕上げてくれたところに感謝です。 それにしてもこれだけの人がどうしてここまで無名だったのでしょうね? ナポレオンの隠蔽工作って話も出てましたが、それでも不思議・・・。
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